立川の弁護士「竹村淳」が専門的観点から執筆 法律コラム

強姦罪等の改正の動き(法制審議会(性犯罪関係部会))

コラム2016-06-27

性犯罪に関する刑法の改正について検討を行っていた法制審議会の刑事法(性犯罪関係部会)は、平成28年6月16日、概ね以下の内容を部会の意見として、法制審議会の総会に報告することを決定しました。

1.
現行の強姦罪(刑法177条)と準強姦罪(178条2項)は、客体を「女子」に、行為を「姦淫」に限定しているが、これらについて、客体の限定をなくし(男子も客体に含まれる)、行為を「性交、肛門性交又は口腔性交」に拡大する。

2.
強姦罪の法定刑の下限を3年から5年に引き上げ、強姦等致死傷の法定刑の下限を5年から6年に引き上げること。

3.
強姦罪等を非親告罪化すること(告訴がなくても公訴を提起できるようにすること)。

4.
「監護者であることに影響力があることに乗じたわいせつな行為又は性交等に係る罪」の新設

5.
集団強姦罪の廃止。

今後の立法化に向けての動きに注目です。

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