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[弁護士が解説 サブリース契約におけるサブリース業者からの中途解約について](https://orangeline-law.jp/lease/termination_sublease/): 【必見!賃料減額請求でお困りの方】多発しているサブリースの賃料減額請求。複雑で難解な「賃料増減額請求権」について詳しく解説します。 - [弁護士が解説 賃料増減額請求権とは?](https://orangeline-law.jp/lease/rent_increaseordecrease_claim/): 【必見!賃料減額請求でお困りの方】多発しているサブリースの賃料減額請求。複雑で難解な「賃料増減額請求権」について詳しく解説します。 - [弁護士が解説!サブリース契約トラブル「賃料減額請求」は拒否できる?](https://orangeline-law.jp/lease/sablease-rent-reduction/): 【必見!減額請求でお困りの方】多発しているサブリース契約における「賃料減額請求」トラブルは個人での解決は非常に困難です。弁護士にご相談ください。弁護士竹村淳は30%以上の減額請求に対して、約5%の減額の実績があります。 - [下請法における代金支払期日の規制](https://orangeline-law.jp/corporate/%e4%b8%8b%e8%ab%8b%e6%b3%95%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8b%e4%bb%a3%e9%87%91%e6%94%af%e6%89%95%e6%9c%9f%e6%97%a5%e3%81%ae%e8%a6%8f%e5%88%b6/): 下請法における代金支払期日の規制   下... - [救急車のサイレンは必ず鳴らさないといけないのか。音の大きさは決まっているのか。](https://orangeline-law.jp/column/%e6%95%91%e6%80%a5%e8%bb%8a%e3%81%ae%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%ac%e3%83%b3%e3%81%af%e5%bf%85%e3%81%9a%e9%b3%b4%e3%82%89%e3%81%95%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%a8%e3%81%84%e3%81%91%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%ae/): 救急車はサイレンを必ず鳴らさなければなら... - 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[約款について―民法改正―](https://orangeline-law.jp/contract/%e7%b4%84%e6%ac%be%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e2%80%95%e6%b0%91%e6%b3%95%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%80%95/): 約款について―民法改正―     1.日... - [取締役は株主総会決議なしに退職金を請求できるか](https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8f%96%e7%b7%a0%e5%bd%b9%e3%81%af%e6%a0%aa%e4%b8%bb%e7%b7%8f%e4%bc%9a%e6%b1%ba%e8%ad%b0%e3%81%aa%e3%81%97%e3%81%ab%e9%80%80%e8%81%b7%e9%87%91%e3%82%92%e8%ab%8b%e6%b1%82%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%82%8b/): 取締役は株主総会決議なしに退職金を請求で... - [建物買取請求権 借地契約が終了したときの借地上の建物の取扱い](https://orangeline-law.jp/lease/right-to-purchase-building/): 借地契約が終了したときの借地上の建物の取... - [郵便物はなぜ月曜日から土曜日に配達され、日曜日、祝日、休日に配達されないのか](https://orangeline-law.jp/column/%e9%83%b5%e4%be%bf%e7%89%a9%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%9c%e6%9c%88%e6%9b%9c%e6%97%a5%e3%81%8b%e3%82%89%e5%9c%9f%e6%9b%9c%e6%97%a5%e3%81%ab%e9%85%8d%e9%81%94%e3%81%95%e3%82%8c%e3%80%81%e6%97%a5%e6%9b%9c/): 郵便物はなぜ月曜日から土曜日に配達され、... - [更新のない借地契約とは](https://orangeline-law.jp/lease/%e6%9b%b4%e6%96%b0%e3%81%ae%e3%81%aa%e3%81%84%e5%80%9f%e5%9c%b0%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af/): 更新のない借地契約とは   借地借家法に... - 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[改正民法の施行日は平成32年4月1日](https://orangeline-law.jp/column/%e6%94%b9%e6%ad%a3%e6%b0%91%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%96%bd%e8%a1%8c%e6%97%a5%e3%81%af%e5%b9%b3%e6%88%9032%e5%b9%b44%e6%9c%881%e6%97%a5/): 改正民法の施行日は平成32年4月1日。 ... - [給与の銀行振込と労基法(労基法24条1項)](https://orangeline-law.jp/corporate/%e7%b5%a6%e4%b8%8e%e3%81%ae%e9%8a%80%e8%a1%8c%e6%8c%af%e8%be%bc%e3%81%a8%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%95%ef%bc%88%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%9524%e6%9d%a11%e9%a0%85%ef%bc%89/): 給与の銀行振込と労基法(労基法24条1項... - [通貨払いの原則とは(労基法24条1項)](https://orangeline-law.jp/corporate/%e9%80%9a%e8%b2%a8%e6%89%95%e3%81%84%e3%81%ae%e5%8e%9f%e5%89%87%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%88%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%9524%e6%9d%a11%e9%a0%85%ef%bc%89/): 通貨払いの原則とは(労基法24条1項) ... - [司法試験に合格しただけでは弁護士になれない(二回試験)](https://orangeline-law.jp/column/%e5%8f%b8%e6%b3%95%e8%a9%a6%e9%a8%93%e3%81%ab%e5%90%88%e6%a0%bc%e3%81%97%e3%81%9f%e3%81%a0%e3%81%91%e3%81%a7%e3%81%af%e5%bc%81%e8%ad%b7%e5%a3%ab%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%88/): 司法試験に合格しただけでは弁護士になれな... - [最高裁裁判官になるための要件](https://orangeline-law.jp/column/%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81%e8%a3%81%e5%88%a4%e5%ae%98%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6/): 最高裁判所の裁判官は、長官は内閣の指名に... - 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[地方自治体の長の不信任決議による解職(地方自治法)](https://orangeline-law.jp/column/%e5%9c%b0%e6%96%b9%e8%87%aa%e6%b2%bb%e4%bd%93%e3%81%ae%e9%95%b7%e3%81%ae%e4%b8%8d%e4%bf%a1%e4%bb%bb%e6%b1%ba%e8%ad%b0%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e8%a7%a3%e8%81%b7%ef%bc%88%e5%9c%b0%e6%96%b9%e8%87%aa/): 地方自治体の長の不信任決議による解職(地... - [銀行はなぜ平日は営業しているのか(銀行法)](https://orangeline-law.jp/column/%e9%8a%80%e8%a1%8c%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%9c%e5%b9%b3%e6%97%a5%e3%81%af%e5%96%b6%e6%a5%ad%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e3%81%ae%e3%81%8b%ef%bc%88%e9%8a%80%e8%a1%8c%e6%b3%95%ef%bc%89/): 銀行はなぜ平日は営業しているのか(銀行法... - [速報:強制わいせつ罪の成立に性的意図は不要(最高裁平成29年11月29日判決)](https://orangeline-law.jp/column/%e9%80%9f%e5%a0%b1%ef%bc%9a%e5%bc%b7%e5%88%b6%e3%82%8f%e3%81%84%e3%81%9b%e3%81%a4%e7%bd%aa%e3%81%ae%e6%88%90%e7%ab%8b%e3%81%ab%e6%80%a7%e7%9a%84%e6%84%8f%e5%9b%b3%e3%81%af%e4%b8%8d%e8%a6%81%ef%bc%88/): 強制わいせつ罪の成立に性的意図は不要(最... - [長期間の経過と民法597条2項但書の適用(最高裁平成11年2月25日判決)](https://orangeline-law.jp/column/%e9%95%b7%e6%9c%9f%e9%96%93%e3%81%ae%e7%b5%8c%e9%81%8e%e3%81%a8%e6%b0%91%e6%b3%95597%e6%9d%a12%e9%a0%85%e4%bd%86%e6%9b%b8%e3%81%ae%e9%81%a9%e7%94%a8%ef%bc%88%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81%e5%b9%b3/): 長期間の経過と民法597条2項但書の適用... - 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[民法(相続法)改正中間試案](https://orangeline-law.jp/inheritance/%e6%b0%91%e6%b3%95%ef%bc%88%e7%9b%b8%e7%b6%9a%e6%b3%95%ef%bc%89%e6%94%b9%e6%ad%a3%e4%b8%ad%e9%96%93%e8%a9%a6%e6%a1%88/): 民法の相続法部分の改正を検討していた法務... - [労働審判手続について②](https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%af%a9%e5%88%a4%e6%89%8b%e7%b6%9a%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e2%91%a1/): 過去記事はこちら。 労働審判手続きは、迅... - [労働審判手続について①](https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%af%a9%e5%88%a4%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/): 労働審判手続きとは、企業と労働者個人との... - [強姦罪等の改正の動き(法制審議会(性犯罪関係部会))](https://orangeline-law.jp/column/251/): 性犯罪に関する刑法の改正について検討を行... - [セミナー開催報告「民泊ビジネスに参入するために知っておくべきこと」](https://orangeline-law.jp/infomation/%e3%82%bb%e3%83%9f%e3%83%8a%e3%83%bc%e9%96%8b%e5%82%ac%e5%a0%b1%e5%91%8a%e3%80%8c%e6%b0%91%e6%b3%8a%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%8d%e3%82%b9%e3%81%ab%e5%8f%82%e5%85%a5%e3%81%99%e3%82%8b%e3%81%9f%e3%82%81/): 6月22日(水)に『民泊ビジネスに参入す... - [支払督促について](https://orangeline-law.jp/column/%e6%94%af%e6%89%95%e7%9d%a3%e4%bf%83%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/): 支払督促とは、金銭その他の代替物又は有価... - 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[花押の民法968条1項の押印要件該当性(最高裁・平成28年6月3日判決)](https://orangeline-law.jp/column/%e8%8a%b1%e6%8a%bc%e3%81%ae%e6%b0%91%e6%b3%95968%e6%9d%a11%e9%a0%85%e3%81%ae%e3%80%8c%e6%8a%bc%e5%8d%b0%e3%80%8d%e8%a6%81%e4%bb%b6%e8%a9%b2%e5%bd%93%e6%80%a7%ef%bc%88%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81/): 民法968条1項は「自筆証書によって遺言... - [女性の再婚禁止期間は6か月から100日に](https://orangeline-law.jp/column/%e5%a5%b3%e6%80%a7%e3%81%ae%e5%86%8d%e5%a9%9a%e7%a6%81%e6%ad%a2%e6%9c%9f%e9%96%93%e3%81%af6%e3%81%8b%e6%9c%88%e3%81%8b%e3%82%89100%e6%97%a5%e3%81%ab/): 1. 平成27年12月16日、最高裁は、... - [遺言書の文面全体に故意に斜線を引く行為が民法1024条の「故意に遺言書を破棄したとき」に該当するとされた事例(最高裁・平成27年11月20日判決)](https://orangeline-law.jp/inheritance/%e9%81%ba%e8%a8%80%e6%9b%b8%e3%81%ae%e6%96%87%e9%9d%a2%e5%85%a8%e4%bd%93%e3%81%ab%e6%95%85%e6%84%8f%e3%81%ab%e6%96%9c%e7%b7%9a%e3%82%92%e5%bc%95%e3%81%8f%e8%a1%8c%e7%82%ba%e3%81%8c%e6%b0%91%e6%b3%9510/): 1 事案の概要 被相続人は、罫線が印刷さ... - [「社労士のための最新労働裁判例勉強会」開催報告](https://orangeline-law.jp/corporate/%e3%80%8c%e7%a4%be%e5%8a%b4%e5%a3%ab%e3%81%ae%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ae%e6%9c%80%e6%96%b0%e5%8a%b4%e5%83%8d%e8%a3%81%e5%88%a4%e4%be%8b%e5%8b%89%e5%bc%b7%e4%bc%9a%e3%80%8d%e9%96%8b%e5%82%ac%e5%a0%b1/): 5月16日に「社労士のための労働裁判例勉... - [割増賃金の計算方法②(割増賃金の割増率)](https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%89%b2%e5%a2%97%e8%b3%83%e9%87%91%e3%81%ae%e8%a8%88%e7%ae%97%e6%96%b9%e6%b3%95%e2%91%a1/): 割増賃金の割増率は以下のとおりです。 1... - [割増賃金の計算方法①](https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%89%b2%e5%a2%97%e8%b3%83%e9%87%91%e3%81%ae%e8%a8%88%e7%ae%97%e6%96%b9%e6%b3%95/): 1. 割増賃金の金額は、1時間あたりの賃... - [法定労働時間、法定休日労働、法内時間外労働、法定外休日労働の区別](https://orangeline-law.jp/corporate/%e6%b3%95%e5%ae%9a%e5%8a%b4%e5%83%8d%e6%99%82%e9%96%93%e3%80%81%e6%b3%95%e5%ae%9a%e4%bc%91%e6%97%a5%e5%8a%b4%e5%83%8d%e3%80%81%e6%b3%95%e5%86%85%e6%99%82%e9%96%93%e5%a4%96%e5%8a%b4%e5%83%8d%e3%80%81/): 1. 法定時間外労働とは、労基法32条に... - [労働時間について(休憩時間)](https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e6%99%82%e9%96%93%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%ef%bc%88%e4%bc%91%e6%86%a9%e6%99%82%e9%96%93%ef%bc%89/): 使用者は、労働時間が6時間を超える場合は... - [労働時間の原則(法定労働時間)](https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e6%99%82%e9%96%93%e3%81%ae%e5%8e%9f%e5%89%87%ef%bc%88%e6%b3%95%e5%ae%9a%e5%8a%b4%e5%83%8d%e6%99%82%e9%96%93%ef%bc%89/): 使用者は、1週間については40時間を超え... - [非上場会社の場合の「募集株式を引き受ける者に特に有利な金額」該当性の判断方法(最高裁・平成27年2月19日判決)](https://orangeline-law.jp/corporate/202/): 1. 株式会社が新株発行または自己株式の... - [定期借家契約とは?⑤(再契約)](https://orangeline-law.jp/lease/%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%80%9f%e5%ae%b6%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f%e2%91%a4%ef%bc%88%e5%86%8d%e5%a5%91%e7%b4%84%ef%bc%89/): 定期借家契約は、契約の更新がない旨を定め... - [定期借家契約とは?④(定期借家契約への切り替え)](https://orangeline-law.jp/lease/%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%80%9f%e5%ae%b6%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f%e2%91%a3%ef%bc%88%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%80%9f%e5%ae%b6%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%b8%e3%81%ae%e5%88%87%e3%82%8a%e6%9b%bf/): 普通借家契約を定期借家契約に切り替えるこ... - [定期借家契約とは?③(賃借人による中途解約)](https://orangeline-law.jp/lease/%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%80%9f%e5%ae%b6%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f%e2%91%a2%ef%bc%88%e8%b3%83%e5%80%9f%e4%ba%ba%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e4%b8%ad%e9%80%94%e8%a7%a3%e7%b4%84%ef%bc%89/): 定期借家契約の場合、賃借人は、中途解約を... - [定期借家契約とは?②(成立要件)](https://orangeline-law.jp/lease/%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%80%9f%e5%ae%b6%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f%e2%91%a1%ef%bc%88%e6%88%90%e7%ab%8b%e8%a6%81%e4%bb%b6%ef%bc%89/): 定期借家契約は明確に期限を区切って物件を... - [契約書と消費者契約法](https://orangeline-law.jp/contract/%e5%a5%91%e7%b4%84%e6%9b%b8%e3%81%a8%e6%b6%88%e8%b2%bb%e8%80%85%e5%a5%91%e7%b4%84%e6%b3%95/): 契約書で取り決めをした場合、基本的にその... - [弁護士バッジ](https://orangeline-law.jp/column/%e5%bc%81%e8%ad%b7%e5%a3%ab%e3%83%90%e3%83%83%e3%82%b8/): 写真は弁護士紀章、いわゆる弁護士バッジで... - [メンタルヘルスと使用者の安全配慮義務](https://orangeline-law.jp/corporate/%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%ab%e3%83%98%e3%83%ab%e3%82%b9%e3%81%a8%e4%bd%bf%e7%94%a8%e8%80%85%e3%81%ae%e5%ae%89%e5%85%a8%e9%85%8d%e6%85%ae%e7%be%a9%e5%8b%99/): 判例によれば「使用者は、その雇用する労働... - [生命保険金と遺産分割②(特別受益)](https://orangeline-law.jp/inheritance/%e7%94%9f%e5%91%bd%e4%bf%9d%e9%99%ba%e9%87%91%e3%81%a8%e9%81%ba%e7%94%a3%e5%88%86%e5%89%b2%e2%91%a1%ef%bc%88%e7%89%b9%e5%88%a5%e5%8f%97%e7%9b%8a%ef%bc%89/): 民法上、共同相続人の中に生前に贈与を受け... - [社労士のための最新労働裁判例勉強会](https://orangeline-law.jp/infomation/%e7%a4%be%e5%8a%b4%e5%a3%ab%e3%81%ae%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ae%e6%9c%80%e6%96%b0%e5%8a%b4%e5%83%8d%e8%a3%81%e5%88%a4%e4%be%8b%e5%8b%89%e5%bc%b7%e4%bc%9a/): 社労士さん向けの最新労働判例の勉強会です... - [生命保険金と遺産分割①(遺産該当性)](https://orangeline-law.jp/inheritance/%e7%94%9f%e5%91%bd%e4%bf%9d%e9%99%ba%e9%87%91%e3%81%a8%e9%81%ba%e7%94%a3%e5%88%86%e5%89%b2%e2%91%a0%ef%bc%88%e9%81%ba%e7%94%a3%e8%a9%b2%e5%bd%93%e6%80%a7%ef%bc%89/): 被相続人Xには、相続人として妻Aと子Bが... - [内容証明郵便の意義](https://orangeline-law.jp/column/%e5%86%85%e5%ae%b9%e8%a8%bc%e6%98%8e%e9%83%b5%e4%be%bf%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/): 「内容証明」ということばを聞いたことはあ... - [賃借人の自殺による損害賠償責任](https://orangeline-law.jp/lease/%e8%b3%83%e5%80%9f%e4%ba%ba%e3%81%ae%e8%87%aa%e6%ae%ba%e3%81%a8%e9%80%a3%e5%b8%af%e4%bf%9d%e8%a8%bc%e4%ba%ba%e3%81%ae%e8%b2%ac%e4%bb%bb/): 賃借人は、目的物を善良な管理者の注意をも... - [個人情報保護法の改正⑦(利用目的の変更)](https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%91%a6%ef%bc%88%e5%88%a9%e7%94%a8%e7%9b%ae%e7%9a%84%e3%81%ae%e5%a4%89%e6%9b%b4%ef%bc%89/): 改正前の個人情報保護法では「利用目的を変... - [個人情報保護法の改正⑥(トレーサビリティの確保)](https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%91%a5%ef%bc%88%e3%83%88%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%b5%e3%83%93%e3%83%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e3%81%ae%e7%a2%ba/): 改正前の個人情報保護法では、「個人情報取... - [個人情報保護法の改正⑤(オプトアウト手続きの厳格化)](https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%91%a4%ef%bc%88%e3%82%aa%e3%83%97%e3%83%88%e3%82%a2%e3%82%a6%e3%83%88%e6%89%8b%e7%b6%9a%e3%81%8d%e3%81%ae/): 個人データを第三者に提供する場合、原則と... - [個人情報保護法の改正④(個人情報取扱事業者)](https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%91%a3%ef%bc%88%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e5%8f%96%e6%89%b1%e4%ba%8b%e6%a5%ad%e8%80%85%ef%bc%89/): 改正前の個人情報保護法は「個人情報取扱事... - [個人情報保護法の改正③(匿名加工情報)](https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%91%a2%ef%bc%88%e5%8c%bf%e5%90%8d%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e6%83%85%e5%a0%b1%ef%bc%89/): 改正後の個人情報保護法は「匿名加工情報」... - [個人情報保護法の改正②(要配慮個人情報)](https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%91%a1%ef%bc%88%e8%a6%81%e9%85%8d%e6%85%ae%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%ef%bc%89/): 改正前の個人情報保護法はいわゆる機微情報... - [個人情報保護法の改正①(個人情報の定義)](https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%91%a0%ef%bc%88%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9%ef%bc%89/): 平成27年9月、個人情報保護法の改正案が... - [注目労働裁判例(労契法20条の「不合理と認められるもの」の意義及び同条違反の効果・大津地裁彦根支部・平成27年9月16日判決)](https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e9%87%8d%e8%a6%81%e8%a3%81%e5%88%a4%e4%be%8b%e3%83%bb%e5%8a%b4%e5%a5%91%e6%b3%95%ef%bc%92%ef%bc%90%e6%9d%a1%e3%81%ae%e3%80%8c%e4%b8%8d%e5%90%88%e7%90%86%e3%81%a8%e8%aa%8d%e3%82%81/): この記事は更新版が存在します。リンク先を... - [刑の一部執行猶予制度](https://orangeline-law.jp/column/%e5%88%91%e3%81%ae%e4%b8%80%e9%83%a8%e5%9f%b7%e8%a1%8c%e7%8c%b6%e4%ba%88%e5%88%b6%e5%ba%a6/): 刑法等の改正により、平成28年6月までに... - [定期借家契約とは?①(普通賃貸借契約との違い)](https://orangeline-law.jp/lease/%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%80%9f%e5%ae%b6%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f%e2%91%a0/): 「分譲マンションを所有しているが、2年間... - [自筆証書遺言について④(押印の要件)](https://orangeline-law.jp/inheritance/%e8%87%aa%e7%ad%86%e8%a8%bc%e6%9b%b8%e9%81%ba%e8%a8%80%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e2%91%a3%ef%bc%88%e6%8a%bc%e5%8d%b0%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6%ef%bc%89/): 民法968条によれば、自筆証書遺言には「... - [自筆証書遺言について③(日付の要件)](https://orangeline-law.jp/inheritance/%e8%87%aa%e7%ad%86%e8%a8%bc%e6%9b%b8%e9%81%ba%e8%a8%80%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e2%91%a2%ef%bc%88%e6%97%a5%e4%bb%98%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6%ef%bc%89/): 民法968条によれば、自筆証書遺言は「遺... - [自筆証書遺言について②(自書の要件)](https://orangeline-law.jp/inheritance/%e8%87%aa%e7%ad%86%e8%a8%bc%e6%9b%b8%e9%81%ba%e8%a8%80%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e2%91%a1%ef%bc%88%e8%87%aa%e7%bd%b2%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6%ef%bc%89/): 民法968条によれば、自筆証書遺言は「遺... - [自筆証書遺言について①(総論)](https://orangeline-law.jp/inheritance/%e8%87%aa%e7%ad%86%e8%a8%bc%e6%9b%b8%e9%81%ba%e8%a8%80%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e2%91%a0%ef%bc%88%e7%b7%8f%e8%ab%96%ef%bc%89/): 民法は、普通の方式の遺言として、自筆証書... - [性同一性障害による性別変更×民法・その2](https://orangeline-law.jp/column/107/): 性同一性障害を理由に男性に性別変更をした... - [性同一性障害による性別変更×民法・その1](https://orangeline-law.jp/column/%e6%80%a7%e5%90%8c%e4%b8%80%e6%80%a7%e9%9a%9c%e5%ae%b3%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e6%80%a7%e5%88%a5%e5%a4%89%e6%9b%b4x%e6%b0%91%e6%b3%95%e3%83%bb%e3%81%9d%e3%81%ae%ef%bc%91/): 性同一性障害を理由に男性に性別変更をした... - [マイナンバー×税理士・社労士 顧問契約書は大丈夫ですか??](https://orangeline-law.jp/contract/%e3%83%9e%e3%82%a4%e3%83%8a%e3%83%b3%e3%83%90%e3%83%bcx%e7%a8%8e%e7%90%86%e5%a3%ab%e3%83%bb%e7%a4%be%e5%8a%b4%e5%a3%ab%e3%80%80%e5%a5%91%e7%b4%84%e6%9b%b8%e3%81%af%e5%a4%a7%e4%b8%88%e5%a4%ab/): マイナンバーを扱う業務の一部を税理士さん... - [マイナンバー管理における顧問契約書の注意点](https://orangeline-law.jp/contract/komon-keiyakusyo/): マイナンバーの管理を税理士・社労士に委託している方は注意が必要です。マイナンバーカードの取扱いについての顧問契約書の注意点を解説 - [メンタル不全者に対する懲戒処分(日本ヒューレット・パッカード事件・最高裁平成24年4月27日判決・集民240号237頁)](https://orangeline-law.jp/corporate/%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%ab%e4%b8%8d%e5%85%a8%e8%80%85%e3%81%ab%e5%af%be%e3%81%99%e3%82%8b%e6%87%b2%e6%88%92%e5%87%a6%e5%88%86%ef%bc%88%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%83%92%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%83%ac/): 事案の概要  原告(被処分者)は、被害妄... - [セミナー情報「朝ラボ勉強会」](https://orangeline-law.jp/infomation/%e3%80%90%e6%9c%9d%e3%83%a9%e3%83%9c%e5%8b%89%e5%bc%b7%e4%bc%9a%e3%80%91/): アントレ・ラボコーポレーションさん主催の... - [どちらの負担??(その2・請負契約とは?)](https://orangeline-law.jp/contract/%e3%81%a9%e3%81%a1%e3%82%89%e3%81%ae%e8%b2%a0%e6%8b%85%ef%bc%9f%ef%bc%88%e3%81%9d%e3%81%ae%ef%bc%92%e3%83%bb%e8%ab%8b%e8%b2%a0%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f%ef%bc%89/): 前回の設例の解答は「設例の事実関係だけで... - [契約書にまつわるトラブルを弁護士が解説](https://orangeline-law.jp/contract/ukeoi-keiyaku/): X工務店は、Y氏から依頼を受け、Y氏の自... - [どちらの負担??(その1・設例)](https://orangeline-law.jp/contract/%e3%81%a9%e3%81%a1%e3%82%89%e3%81%ae%e8%b2%a0%e6%8b%85%ef%bc%9f/): X工務店は、Y氏から依頼を受け、Y氏の自... - [弁護士竹村淳ウェブサイト公開!](https://orangeline-law.jp/infomation/web%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%88%e5%85%ac%e9%96%8b%e3%81%ae%e3%81%94%e6%8c%a8%e6%8b%b6/): このたびは、「弁護士竹村淳」のホームペー... --- # # Detailed Content ## 固定ページ ### AI Sitemap (LLMs.txt) - Published: 2025-04-08 - Modified: 2025-04-08 - URL: https://orangeline-law.jp/ai-sitemap/ What is LLMs. txt? LLMs. txt is a simple text-based sitemap for Large Language Models like ChatGPT, Perplexity, Claude, and others. It helps AI systems understand and index your public content more effectively. This is the beginning of a new kind of vi... --- ### 相続・遺言サービス > オレンジライン法律事務所は、相続と遺言に関連するあらゆるニーズに対応し、クライアントの個別の状況に合わせた解決策を提供します。 - Published: 2023-12-28 - Modified: 2025-01-22 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/ 相続・遺言関連専門法律サービス 遺産を守り、家族や愛する人々に財産を適切に分け与えるためにオレンジライン法律事務所は相続と遺言に関連するあらゆるニーズに対応します 取扱い業務 Service 立川市の弁護士竹村淳の「相続・遺言関連サービス」 Recommended 「相続、遺言に関する専門法律サービス」のススメ 遺産や相続に関する法的問題は、多くの人にとって非常に重要です。 遺産を守り、家族や愛する人々に財産を適切に分け与えるためには、専門的な法的アドバイスとサポートが欠かせません。 オレンジラ... --- ### 賃貸借契約関係の専門法律サービス > 専門知識と経験:当事務所の弁護士竹村淳は、賃貸借契約についての専門家としての知識が豊富で、長年にわたる実務経験を持っています。クライアント第一主義:クライアントのニーズを最優先に考え、迅速かつ効果的な解決策を提供します。 - Published: 2023-11-21 - Modified: 2025-01-22 - URL: https://orangeline-law.jp/lease-contract/ 賃貸借契約関係専門法律サービス 賃貸借契約は、多くの法律的な要素と複雑な手続きがあるため、プロの法律サポートが必要 取扱い業務 Service 立川市の弁護士竹村淳の「賃貸借契約関係の専門法律サービス」 Recommended 「賃貸借契約関係の専門法律サービス」のススメ 賃貸借契約は、多くの法律的な要素と複雑な手続きがあるため、プロの法律サポートが必要です。 オレンジライン法律事務所は、賃貸借契約に関する幅広い専門知識を提供し、クライアントのニーズに合わせたサービスを提供しています。賃貸人の立... --- ### トップページ > オレンジライン法律事務所の立川弁護士「竹村 淳」は、顧問はもちろん、労働(未払い・解雇)、契約、相続、不動産、交通事故の法律相談に強い立川の弁護士です。東京都立川市柴崎町3-9-7 多摩川実業ビル4階 立川駅南口から徒歩5分。 - Published: 2023-05-11 - Modified: 2025-01-22 - URL: https://orangeline-law.jp/ 竹村 淳の考える 弁護士の役割 紛争解決 + 紛争予防 トラブルが発生する前に ご相談いただくのがベストです! トラブルが発生する前に ご相談いただくのがベストです! もっと弁護士を 身近に感じて 欲しい もっと弁護士を身近に感じて欲しい Attorney at law 立川で弁護士に法律相談なら当法律事務所へ 東京弁護士会(多摩支部) オレンジライン法律事務所 顧問弁護士契約 法律トラブルが発生する前にトラブルの発生そのものを予防し、もしトラブルが発生してしまった場合でも早期対応するすることが... --- ### サイトマップ > 【立川市の法律事務所】オレンジライン法律事務所の立川 弁護士 竹村 淳 オフィシャルWEBサイト。離婚問題、労働、遺産相続、不動産、過払い請求に強い東京都立川市の法律事務所です。多摩・立川市近郊の弁護士をお探しの方、お気軽にご相談・ご依頼下さい。 - Published: 2015-11-14 - Modified: 2018-12-23 - URL: https://orangeline-law.jp/sitemap/ --- ### 個人情報保護方針 > 【立川市の弁護士事務所】オレンジライン法律事務所(立川)の弁護士 竹村 淳。個人情報保護方針について。当法律事務所は解雇・残業問題、遺産相続、不動産に強い東京都立川市の法律事務所です。離婚問題で多摩・立川で弁護士をお探しの方、債務整理、過払い金無料相談もお気軽に。 - Published: 2015-11-14 - Modified: 2023-06-23 - URL: https://orangeline-law.jp/privacy/ 個人情報保護方針 個人情報保護方針 1 個人情報の取得東京都立川市の弁護士竹村淳は、当サイトの利用者の個人情報(個人情報保護法が定義する個人情報を指します。以下、同じ)を利用目的の達成に必要な範囲で、適法かつ適正な手段により取得します。 2 個人情報の利用目的弁護士竹村淳は、以下の目的の達成に必要な範囲で、当サイトの利用者の個人情報を利用します。⑴ 案件(法律相談を含む)の処理及びこれに付随する連絡⑵ 講演・セミナー等の弁護士竹村淳の活動に関する案内、その他弁護士竹村淳が提供する法的サービスに関... --- ### コラム一覧 > 多摩・立川の法律相談ならオレンジライン法律事務所へ!「弁護士 竹村 淳」がお届けする弁護士・法律コラムです。様々な判例から見る法律上のポイントなどを独自の専門観点から解説しています。多摩周辺の弁護士事務所をお探しの際は、立川弁護士 竹村淳へご依頼・ご相談ください。 - Published: 2015-11-14 - Modified: 2025-01-22 - URL: https://orangeline-law.jp/column/ 弁護士法律コラム一覧 Column List 目次 弁護士コラム 契約書関連 不動産・賃貸借関連 相続・遺言関連 労務・労基関連 個人情報保護関連 民泊関連 contact まずは法律相談にお越しください 法律相談は有料ですが、資力のない方は法律相談料の負担がなくなる場合がありますので、お気軽にご相談ください。 初回法律相談 30分 5,000円(税抜き) 緊急性のある相談はお電話でご連絡ください 042-595-8920 受付時間:月曜日~金曜日 9:30-18:30 お問合せはこちら --- ### お問い合わせ > 【法律に関するお問合せ受付中】遺産相続・労働(残業代・解雇)・過払い・その他不動産・離婚問題・顧問契約等を中心に法律に関するお悩みは、立川の弁護士 事務所「オレンジライン法律事務所」の「竹村淳」へお気軽にご相談下さい。 - Published: 2015-11-14 - Modified: 2023-06-23 - URL: https://orangeline-law.jp/contact/ お問い合わせ Contact Me お問い合わせ 法律相談をご希望の場合 契約書を始めとする法律に関するご相談は、事務所(オレンジライン法律事務所 東京都立川市柴崎町3-9-7 多摩川実業ビル4階)にお越し頂いたうえでの面談、または、Zoomを利用したオンライン面談で対応します。メールや電話での法律相談・ご依頼は受け付けておりません。法律相談は有料ですが(30分 5000円(税別))、資力のない方は法律相談料の負担がなくなる場合がありますので、お気軽にご相談ください。相談をご希望の方は、下記のフ... --- ### ご依頼者様からの声 > 【オレンジライン法律事務所 評判 口コミ】立川市弁護士 竹村 淳へご依頼頂いているお客様の声。顧問弁護士契約・労働(残業代未払い・解雇)、遺産相続の法律相談は1時間無料。過払い金は相談無料・着手金無料。離婚相談なども立川弁護士 竹村淳までお気軽にご相談下さい。立川周辺の弁護士口コミ・弁護士評判トップクラス! - Published: 2015-11-14 - Modified: 2025-01-22 - URL: https://orangeline-law.jp/voice/ Voice ご依頼者からの声 Voice of the Request ご依頼者からの声 弁護士顧問契約 UDS株式会社 経営企画部マネージャー Iさん 2015年春に当時在籍していた社員からの紹介で竹村弁護士と顧問契約を締結しました。UDSでは建築・不動産の企画・設計から始まり、その企画・設計をしたホテル・レストラン・シェアハウス等を自ら運営まで行う非常に多岐に渡る会社です。事業が多岐に渡ると特性も異なるため、法律スペシャリストである竹村弁護士との顧問契約は非常に重要な役割となっています。日常... --- ### プロフィール > 【立川の弁護士 無料相談なら!】東京都立川市を中心に多摩エリアにおける法律相談全般を弁護士 竹村 淳が承ります。東京弁護士会多摩支部所属。学歴・所有資格から役職・所属学会など。当法律事務所では、随時法律関連のご相談を承っております。まずは立川市の弁護士「竹村 淳」までお気軽にご依頼下さい。 - Published: 2015-11-14 - Modified: 2025-01-22 - URL: https://orangeline-law.jp/profile/ Profile プロフィール Jun Takemura 竹村 淳のプロフィール name名前 竹村 淳 - たけむらじゅん立川 弁護士 竹村淳 WEBサイト academic career学歴 早稲田大学法学部 卒業 早稲田大学法学研究科修士課程 修了 東京大学法科大学院(ロースクール) 修了 qualifications所有資格 弁護士 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級) 行政書士 宅地建物取引士 管理業務主任者 国内旅行業務取扱管理者 証券外務員一種 多摩・武蔵野検定2級 ... --- ### 企業法務(労働・労基) > 【顧問料は月額1万円~】立川市の弁護士事務所「オレンジライン法律事務所」は、会社経営における法務全般に強い立川の弁護士 竹村 淳が、企業に関する法律相談全般を承っております。企業法務全般で顧問弁護士をお探しの際は、立川弁護士 竹村淳へお気軽にご相談・ご依頼下さい。 - Published: 2015-11-14 - Modified: 2025-03-13 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/ 企業法務 Company 企業向け法務 企業にかかわる様々な法的問題のご相談に対応します! 1.顧問業務 企業を巡る法律関係は複雑化しています。企業活動をしていくうえで「この場合は法律的にはどうなるのだろうか?」と疑問に思われる場面も今後ますます増えていくことが予想されます。インターネットで調べればある程度の知識は得られるかもしれませんが、玉石混交のインターネット上の情報のなかから信用できる情報を的確に入手することは、それはそれで難しいのではないでしょうか。 そんなときこそ「顧問弁護士」の出番で... --- ### 契約書作成・リーガルチェック > 契約書に潜むリスクはリーガルチェックで未然に防ぐ事ができます。契約書のリーガルチェックは弁護士にご依頼ください。オレンジライン法律事務所が契約書のリーガルチェックにおける豊富な経験と実績であなたをお守りします。 - Published: 2015-11-14 - Modified: 2025-01-22 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/ 弁護士竹村淳の 「契約書のリーガルチェック」 About Contract 契約書のリーガルチェックについて 契約書のリーガルチェック を弁護士に依頼するべき理由 結論から先にお伝えすると、 契約書のリーガルチェック、契約書の作成は弁護士に依頼するべき一番の理由は、 契約内容が各種法律に違反していない事が必須である点にあります。 一番の理由以外も含めた、契約書作成時における3つのリーガルチェックのポイントをご紹介し、 契約書がいかに重要且つ、契約書作成とリーガルチェックが簡単ではなく専門知識が必... --- ### 顧問弁護士契約 > 【月額2万円~の弁護士顧問料】東京都立川市の弁護士「竹村 淳」は、企業法務に強い立川の弁護士です。会社経営(労務・新会社設立・新規事業)に関する法律相談全般から、従業員の方を含めた個人相談。顧問弁護士をお探しの方、立川市弁護士「竹村 淳」までお気軽にご相談下さい。 - Published: 2015-11-14 - Modified: 2025-01-22 - URL: https://orangeline-law.jp/adviser/ 立川市の弁護士竹村淳の「顧問弁護士契約」 Recommended 「顧問弁護士」のススメ 立川市の弁護士 竹村淳の顧問弁護士契約についてです。法律トラブルが発生する前にトラブルの発生そのものを予防し、また、もしトラブルが発生した場合であっても有利な方向に進められるように事前準備をすることが重要であることは異論がないところだと思います。しかし、だからといって、そのために「顧問弁護士」を置くことには躊躇される経営者が多い印象があります。その理由は主として「顧問弁護士が何をしてくれるのかわからない」「... --- ### 取扱業務 > 【立川市オレンジライン法律事務所】立川の弁護士「竹村 淳」が対応可能な取扱業務・法務一覧です。労働問題(不当解雇や賃金未払い)・相続(遺産相続)・不動産・借金(過払い金・債務整理)に関する問題や、夫婦間での離婚問題まで、経験豊富な立川弁護士 竹村淳が幅広く対応可能です。 - Published: 2015-11-14 - Modified: 2025-01-22 - URL: https://orangeline-law.jp/service/ Service 取扱業務 Corporate Legal Affairs 弁護士 竹村 淳は中小企業を応援します 顧問弁護士契約 法律トラブルが発生する前にトラブルの発生そのものを予防し、もしトラブルが発生してしまった場合でも早期対応するすることが重要です。また、ビジネスを進めていく中では「法律的な手続きについて知りたい」と思う場面も、しばしばあるのではないでしょうか?そういった相談を弁護士に気軽に依頼したいとお考えであるのならば弁護士 竹村淳の「顧問弁護士契約」はいかがでしょうか。 顧問弁護士... --- ### 事業理念 > 【法律相談をワンストップで解決!】東京弁護士会多摩支部の「立川の弁護士 竹村 淳」は、賃金未払いなどの労働問題から相続、不動産、借金に強い立川市の弁護士です。立川駅周辺の法律事務所をお探しの方、過払い相談 無料も随時承っております。立川周辺の法律相談全般は立川弁護士「竹村淳」へお問合せ下さい。 - Published: 2015-11-14 - Modified: 2025-01-22 - URL: https://orangeline-law.jp/vision/ Vision 事業理念 Philosophy 弁護士 竹村 淳の仕事への考え 気軽さと実力を兼ね備えた弁護士、これが私の目指す弁護士です 単なる風邪でも放置すれば、場合によっては、肺炎になり、最悪、命を落とすことも。最悪の事態を避けるためには早期受診が肝心。いや、そもそも、病気にならないようにするのがベスト。これは法律トラブルでも⼀緒です。トラブルを予防することが第⼀ですし、もし起きても早期に専⾨家に相談しましょう。しかし、未だに弁護⼠への相談は敷居が⾼いという印象が強いようです。こちらをご覧に... --- ## 投稿 ### 所定労働時間とは?法定労働時間・休憩時間・時間外労働との違いについて解説 - Published: 2025-03-19 - Modified: 2025-03-19 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/scheduled-working-hours/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 1.所定労働時間と法定労働時間の違い所定労働時間とは、企業が就業規則や労働契約で定める労働時間のことであり、法定労働時間の範囲内で設定される必要があります。一方、法定労働時間とは、労働基準法により定められた労働時間の上限(1日8時間、週40時間)をいいます。2.時間外労働時間外労働とは、所定労働時間を超えて労働させることをいい、法定時間外労働と法内時間外労働があります。法定時間外労働とは、法定労働時間を超えて行う労働のことであり、法内時間外労働とは、所定労働時間が法定労働時間よりも短く設定されて... --- ### 遺言書(自筆証書遺言)を書く上での注意点 - Published: 2024-08-20 - Modified: 2025-03-19 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/will/ - カテゴリー: 相続・遺言 1.自筆証書遺言について①(自書の要件) 民法968条によれば、自筆証書遺言は「遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し」なければならないとされています。 したがって、ワープロ等で作成されたものは、無効となってしまいます。 では、手が震えるなどするため文字を書くことが困難な者が他人の添え手による補助を受けて遺言を作成した場合、「自書」したといえるのでしょうか。 この点につき、最高裁(昭和62年10月8日判決)は、自筆証書遺言は他の方式の遺言と異なり証人や立会人の立会を要しないなど、最も簡易な方式... --- ### 大学教員任期法に基づく無期転換申込権10年特例について - Published: 2024-08-20 - Modified: 2024-08-20 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e6%95%99%e5%93%a1%e4%bb%bb%e6%9c%9f%e6%b3%95%e3%81%ab%e5%9f%ba%e3%81%a5%e3%81%8f%e7%84%a1%e6%9c%9f%e8%bb%a2%e6%8f%9b%e7%94%b3%e8%be%bc%e6%a8%a910%e5%b9%b4%e7%89%b9%e4%be%8b%e3%81%ab/ - カテゴリー: コラム 大学教員任期法に基づく無期転換申込権10年特例について 労働契約法18条1項によれば、有期労働契約の通算契約期間が5年を超えた場合、無期労働契約に転換することを申し込むことができるようになります。 しかし、大学教員任期法7条1項によれば、「同法5条1項の規定による任期付き労働契約を締結した教員等」については、労働契約法の特例として、この通算契約期間は10年となります。 ここで問題となるのは、「同法5条1項の規定による任期付き労働契約を締結した教員等」とは何かという点です。 同法5条1項は、任期付... --- ### 裁判官の定年 - Published: 2024-08-08 - Modified: 2024-08-08 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e8%a3%81%e5%88%a4%e5%ae%98%e3%81%ae%e5%ae%9a%e5%b9%b4/ - カテゴリー: コラム 裁判官の定年 憲法79条5項は「最高裁判所の裁判官は、法律の定める年齢に達した時に退官する」と規定し、また、憲法80条1項は、下級裁判所の裁判官は「法律の定める年齢に達した時には退官する」と規定します。 この「法律」というのは「裁判所法」であり、同法によると、最高裁判所の裁判官は70歳、高等裁判所、地方裁判所または家庭裁判所の裁判官は65歳、簡易裁判所の裁判官は70歳に達したときに退官するとされています(裁判所法50条)。 そして「年齢に達した時」とは、起算日に応答する日の前日が終了したとき、す... --- ### 憲法改正の手続き - Published: 2024-08-07 - Modified: 2024-08-07 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e6%86%b2%e6%b3%95%e6%94%b9%e6%ad%a3%e3%81%ae%e6%89%8b%e7%b6%9a%e3%81%8d/ - カテゴリー: コラム 憲法改正の手続き 憲法96条1項によれば、 憲法改正をするためには、各議院の総議員の3分の2以上の賛成を得たうえで、さらに国民投票にかけ、過半数の賛成を得る必要があります。 もう少し細かく見ていきましょう。 憲法改正の原案を国会に発議するためには、衆議院においては議員100人以上、参議院議員においては議員50人以上の賛成が必要です(国会法68条の2)。 これとは別に、衆議院と参議院に設けられた憲法審査会が発議するというルートもあります(国会法102条の7)。 原案の発議は、内容において関連する事... --- ### 裁判官の身分保障と身分を失う場合(心身の故障と弾劾)について - Published: 2024-08-01 - Modified: 2024-08-01 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e8%a3%81%e5%88%a4%e5%ae%98%e3%81%ae%e8%ba%ab%e5%88%86%e4%bf%9d%e9%9a%9c%e3%81%a8%e8%ba%ab%e5%88%86%e3%82%92%e5%a4%b1%e3%81%86%e5%a0%b4%e5%90%88%ef%bc%88%e5%bf%83%e8%ba%ab%e3%81%ae%e6%95%85%e9%9a%9c/ - カテゴリー: コラム 裁判官の身分保障と身分を失う場合(心身の故障と弾劾)について 裁判が公正に行われるためには、裁判が独立して職権を行使することができることが必要です。そこで、憲法は、裁判官が罷免される場合を、①裁判により心身の故障のために職務をとることできないと決定された場合か、②公の弾劾による場合の2つに限定しています(憲法78条)。 ①については、裁判官分限法という法律があり、同法は「回復の困難な心身の故障のために職務を執ることができないと裁判された場合」を免官事由としています(1条1項)。 この「裁判」は、... --- ### 風説の流布と課徴金 - Published: 2024-07-27 - Modified: 2024-07-27 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e9%a2%a8%e8%aa%ac%e3%81%ae%e6%b5%81%e5%b8%83%e3%81%a8%e8%aa%b2%e5%be%b4%e9%87%91/ - カテゴリー: コラム 風説の流布と課徴金 有価証券の取引のため、もしくは、相場の変動を図る目的をもって、うわさや合理的な根拠のない風評を不特定または多数の者に伝えることは、「風説の流布」として、金融商品取引法158条により禁止されています。 これに違反して、風説を流布し、その風説の流布によって、有価証券の価格に影響を与えた場合、課徴金の納付を命じられることになります(同法173条)。 課徴金の金額は、 違反行為の開始時から終了時までの間において、当該違反者が対象となる有価証券等について自己の計算で行った有価証券の売付... --- ### 賃貸借契約の「原状回復」について - Published: 2024-07-23 - Modified: 2024-07-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e8%b3%83%e8%b2%b8%e5%80%9f%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%ae%e3%80%8c%e5%8e%9f%e7%8a%b6%e5%9b%9e%e5%be%a9%e3%80%8d%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/ - カテゴリー: コラム, 不動産・賃貸借契約 【賃貸借契約の「原状回復」について】 賃貸借契約が終了した場合、賃借人(借主)が「原状回復義務を負う」ということは、みなさん、ご存知だと思います。 ただ、この意味を正確に理解されていらっしゃるでしょうか。 民法によると、賃借人は、賃借物を受け取った後にこれに附属させた物がある場合、賃貸借契約が終了したときは、その附属させた物を収去する義務を負います(民法599条1項)。 そして、賃借物を受け取った後に生じた損傷を原状に復する義務を負います(民法621条)。 この2つの義務を合わせたものが、一般的... --- ### 生命保険金の相続 遺産分割対象になるのか? - Published: 2024-07-22 - Modified: 2025-03-19 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/inheritance-division/ - カテゴリー: 相続・遺言 1.生命保険金と遺産分割①(遺産該当性) 被相続人Xには、相続人として妻Aと子Bがいるものとします。 Xは、生前、生命保険に加入しており、Aを死亡保険金の受取人としていました。Xが死亡したので、保険会社からAに死亡保険金が振り込まれました。Bはこの生命保険金を遺産分割の対象に含めるべきと主張しました。 Bの主張は認められるのでしょうか。 このような相続人のなかの特定の者を保険金受取人と指定した場合につき、判例(最高裁・昭和40年2月2日判決)は、保険契約の効力発生と同時に指定された相続人の固有財... --- ### 特定秘密保護法の概要 - Published: 2024-07-14 - Modified: 2024-07-14 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e7%89%b9%e5%ae%9a%e7%a7%98%e5%af%86%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%a6%82%e8%a6%81/ - カテゴリー: コラム 特定秘密保護法の概要 特定秘密保護法とは、国の安全保障に関する情報のうち特に秘匿することが必要なものの保護について、必要な事項を定めるものです(1条)。 特定秘密保護法による保護の対象となる「特定秘密」とは、次のもののことをいいます(同法3条1項)。 ①防衛に関する事項、②外交に関する事項、③特定有害活動(スパイ行為)の防止に関する事項、④テロリズムの防止に関する事項であって、 公になっていないもののうち、 その漏えいが我が国の安全保障に著しい支障を与えるおそれがあるため、特に秘匿することが必要... --- ### 宗教団体等による献金勧誘行為の違法性の判断方法(最高裁・令和6年7月11日判決) - Published: 2024-07-14 - Modified: 2024-07-14 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e5%ae%97%e6%95%99%e5%9b%a3%e4%bd%93%e7%ad%89%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e7%8c%ae%e9%87%91%e5%8b%a7%e8%aa%98%e8%a1%8c%e7%82%ba%e3%81%ae%e9%81%95%e6%b3%95%e6%80%a7%e3%81%ae%e5%88%a4%e6%96%ad%e6%96%b9/ - カテゴリー: コラム 宗教団体等による献金勧誘行為の違法性の判断方法 最高裁は、宗教団体等による献金勧誘行為の違法性の判断方法につき、次のとおり、判断しました(最高裁・令和6年7月11日判決)。 宗教団体またはその信者が当該宗教団体に献金をするように他者を勧誘することは、宗教活動の一環として許容され、直ちに違法と評価されない。 しかし、勧誘の態様や献金の金額等の事情によっては、寄附者の自由に意思決定が阻害された状態でされる可能性があるとともに、寄附者に不当な不利益を与える可能性がある。 そうすると、宗教教団体等は、献... --- ### 不起訴の合意の有効性の判断方法(最高裁・令和6年7月11日判決) - Published: 2024-07-14 - Modified: 2024-07-14 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e4%b8%8d%e8%b5%b7%e8%a8%b4%e3%81%ae%e5%90%88%e6%84%8f%e3%81%ae%e6%9c%89%e5%8a%b9%e6%80%a7%e3%81%ae%e5%88%a4%e6%96%ad%e6%96%b9%e6%b3%95%ef%bc%88%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81%e3%83%bb%e4%bb%a4%e5%92%8c6/ - カテゴリー: コラム 不起訴の合意の有効性の判断方法(最高裁・令和6年7月11日判決) 不起訴の合意とは、特定の権利または法律関係について裁判所に訴えを提起しないことを約する私人間の合意のことをいいます。 この不起訴の合意について、最高裁は、以下のような判断をしました(最高裁・令和6年7月11日判決)。 ① 不起訴の合意はその効力を一律に否定すべきものではない。 ② しかし、不起訴の合意は憲法32条の裁判を受ける権利を制約するものであることから、その有効性については慎重に判断すべきであり、公序良俗に反する場合には無効... --- ### 除斥期間につき、信義則違反・権利濫用を主張することはできる(最高裁・令和6年7月3日判決) - Published: 2024-07-13 - Modified: 2024-07-13 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e9%99%a4%e6%96%a5%e6%9c%9f%e9%96%93%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%8d%e3%80%81%e4%bf%a1%e7%be%a9%e5%89%87%e9%81%95%e5%8f%8d%e3%83%bb%e6%a8%a9%e5%88%a9%e6%bf%ab%e7%94%a8%e3%82%92%e4%b8%bb%e5%bc%b5%e3%81%99/ - カテゴリー: コラム 除斥期間につき、信義則違反・権利濫用を主張することはできる(最高裁・令和6年7月3日判決) 改正前の民法724条は、以下のような条文でした。 (不法行為による損害賠償請求権の期間の制限) 不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から3年間行使しないときは、時効によって消滅する。不法行為の時から20年を経過したときも、同様とする。 この後段部分「不法行為の時から20年を経過したときも、同様とする」の意味につき、最高裁は、かつて、以下のとおり、判断しました... --- ### 公社住宅の使用関係については借地借家法32条1項の適用はある(最高裁・令和6年6月24日判決) - Published: 2024-06-26 - Modified: 2024-06-26 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/2847/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 地方住宅供給公社法(以下「公社法」といいます)24条は、「地方公社は、住宅の建設、賃貸その他の管理及び譲渡、宅地の造成、賃貸その他の管理及び譲渡並びに第二十一条第三項第三号及び第五号の施設の建設、賃貸その他の管理及び譲渡を行なうときは、他の法令により特に定められた基準がある場合においてその基準に従うほか、国土交通省令で定める基準に従つて行なわなければならない。」と規定します。 そして、同条の委任を受けた同法施行規則16条2項は、「地方公社は、賃貸住宅の家賃を変更しようとする場合においては、近傍同... --- ### 風俗営業法における宣伝広告規制 - Published: 2024-06-24 - Modified: 2024-06-24 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e9%a2%a8%e4%bf%97%e5%96%b6%e6%a5%ad%e6%b3%95%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8b%e5%ae%a3%e4%bc%9d%e5%ba%83%e5%91%8a%e8%a6%8f%e5%88%b6/ - カテゴリー: コラム 風俗営業法における宣伝広告規制 風俗営業については、風営法によって広告宣伝に規制がかけられており、風営法16条は「風俗営業者は、その営業につき、営業所周辺における清浄な風俗環境を害するおそれのある方法で広告又は宣伝をしてはならない。」規定します。 風営法については、警察庁より、解釈基準が示されています(警察庁丙保発第13号、丙人少発第6号 全文はhttps://www. npa. go. jp/laws/notification/seian. html#hoanから検索できます)。 これによると、規制の... --- ### 弁護士が詳しく解説 そもそも契約書はなぜ必要なのか? > 【契約書作成に困った方必見!】そもそも契約書はなぜ必要なのか?契約書の役割と重要性を深く理解することは予期しないトラブルの回避に不可欠です。契約書がなぜ必要なのか、そして弁護士によるリーガルチェックの価値について解説します。 - Published: 2024-03-22 - Modified: 2025-03-19 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/why-is-a-contract-needed/ - カテゴリー: 契約書 - タグ: 契約書 1.契約書の基本的な役割 契約書は、二者またはそれ以上の当事者間の合意を形式化し、文書に記録するものです。この文書化により、契約内容に関する誤解を防ぎ、将来的な紛争の解決に役立つ明確な基準を提供します。契約書は、取引の条件、責任範囲、履行期限などを定めることで、双方の期待を明確にし、信頼関係を築きます。 2.契約書の法的強制力 契約書は単なる形式的な文書以上のものです。法的に拘束力があり、契約の条項に違反した場合、違反した当事者に対して法的措置を取ることが可能です。これは、契約書が予期せぬトラブ... --- ### 期間の定めのない賃貸借契約の解約申入れ(借地借家法27条)(マニアック借地借家法第4弾)。 - Published: 2024-01-29 - Modified: 2024-01-29 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e6%9c%9f%e9%96%93%e3%81%ae%e5%ae%9a%e3%82%81%e3%81%ae%e3%81%aa%e3%81%84%e8%b3%83%e8%b2%b8%e5%80%9f%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%ae%e8%a7%a3%e7%b4%84%e7%94%b3%e5%85%a5%e3%82%8c%ef%bc%88%e5%80%9f%e5%9c%b0/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 借地借家法を深掘りして解説していく「マニアック借地借家法」第4弾。 今回のテーマは「期間の定めのない賃貸借契約の解約申入れ(借地借家法27条)」です。 民法617条によると、期間の定めのない賃貸借契約は、賃貸人も賃借人も、いつでも解約の申入れができ、建物の賃貸借契約については、解約の申入れの日から3か月を経過することによって終了します。 借地借家法27条は、民法617条の特則であり、期間の定めのない建物賃貸借契約につき、賃貸人からの解約申入れは、解約の申入れの日から6か月を経過することが必要とし... --- ### 借地借家法26条(法定更新の要件と効力)(マニアック借地借家法第3弾) - Published: 2024-01-21 - Modified: 2024-01-25 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%80%9f%e5%9c%b0%e5%80%9f%e5%ae%b6%e6%b3%9526%e6%9d%a1%ef%bc%88%e6%b3%95%e5%ae%9a%e6%9b%b4%e6%96%b0%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6%e3%81%a8%e5%8a%b9%e5%8a%9b%ef%bc%89%ef%bc%88%e3%83%9e%e3%83%8b%e3%82%a2/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 借地借家法を深掘りして解説していく「マニアック借地借家法」第3弾。 今回のテーマは「借地借家法26条(法定更新の要件と効力)」です。 借地借家法26条1項は、普通賃貸借契約については、当事者が期間の満了の1年前から6か月前までの間に相手方に対して更新をしない旨の通知または条件を更新しなければ更新をしない旨の通知をしなかったときは、従前の契約と同一の条件で契約を更新したものとみなすと規定します。 したがって、例えば、6か月前までに通知をせず、3か月前に通知をしたというような場合、契約は更新したもの... --- ### 建物の賃貸借契約の更新(民法と借地借家法26条の関係)(「マニアック借地借家法」第2弾) - Published: 2024-01-09 - Modified: 2024-01-09 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%bb%ba%e7%89%a9%e3%81%ae%e8%b3%83%e8%b2%b8%e5%80%9f%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%ae%e6%9b%b4%e6%96%b0%ef%bc%88%e6%b0%91%e6%b3%95%e3%81%a8%e5%80%9f%e5%9c%b0%e5%80%9f%e5%ae%b6%e6%b3%9526%e6%9d%a1%e3%81%ae/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 借地借家法を深掘りして解説していく「マニアック借地借家法」第2弾。   今回のテーマは「建物の賃貸借契約の更新(民法と借地借家法26条の関係)」です。   建物の賃貸借契約には「期間の定めのある」ものと「期間の定めのない」ものがあります。   そして、「期間の定めのあるもの」には、普通建物賃貸借契約と定期建物賃貸借契約があります。   これらの建物賃貸借契約のうち、借地借家法26条は「期間の定めのある」「普通建物賃貸借契約」の更新について定めるものです。 ... --- ### 借地借家法の適用を受ける賃貸借契約とは? - Published: 2024-01-09 - Modified: 2024-01-09 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%80%9f%e5%9c%b0%e5%80%9f%e5%ae%b6%e6%b3%95%e3%81%ae%e9%81%a9%e7%94%a8%e3%82%92%e5%8f%97%e3%81%91%e3%82%8b%e8%b3%83%e8%b2%b8%e5%80%9f%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 借地借家法のマニアックな論点を解説していく「マニアック借地借家法」第1弾。   今回のテーマは「借地借家法の適用を受ける建物賃貸借契約とは?」です。   借地借家法1条によれば、借地借家法は「建物の賃貸借の契約の更新、効力等に関し特別の定めをする」ものです。   「特別の定めをする」というのは、一般法である民法に対する特別法であるという意味です。 どういった点が特別であるかということの詳細については、別の機会に委ねたいと思います。   そうすると、「建物の... --- ### 「指定薬物」ってどういうもの? - Published: 2023-11-23 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e3%80%8c%e6%8c%87%e5%ae%9a%e8%96%ac%e7%89%a9%e3%80%8d%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%a9%e3%81%86%e3%81%84%e3%81%86%e3%82%82%e3%81%ae%ef%bc%9f/ - カテゴリー: コラム 今回は「指定薬物」について解説します。 東京や大阪で、グミを食べた後に体調不良を訴える人が続出しているそうです。 問題となっているグミには、合成化合物「HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)」が含まれており、この合成化合物は、大麻成分と似ているものだそうです。 しかし、この合成化合物は、2023年11月21日現在、「指定薬物」ではなく、厚生労働省は「指定薬物」に指定するよう検討するとのことです。 さて、この「指定薬物」とは、用語自体は聞いたことがある方は多いと思いますが、実際は、どういうもの... --- ### 【業務委託契約書】この契約書、要注意! - Published: 2023-11-08 - Modified: 2024-03-07 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/%e3%81%93%e3%81%ae%e5%a5%91%e7%b4%84%e6%9b%b8%e3%80%81%e8%a6%81%e6%b3%a8%e6%84%8f%ef%bc%81/ - カテゴリー: コラム, 契約書 【この契約書、要注意!】 最近、業務委託系の契約書で、よく目にするようになった条項があります。 具体的には、以下のようなものです。 第●条(損害賠償) 1 乙(受託者)は、本契約に違反することにより甲(委託者)に損害を与えた場合、その損害を賠償する責任を負う。 2 前項につき、乙が負担する損害賠償の額は、受領済みの業務委託料を超えないものとする。 これ、どうでしょうか。 どうでしょうか、といっても、記事のタイトルで「要注意」と書いてあるとおり、要注意なのですが。で、要注意なのは2項です。 「損害... --- ### 遺言の検認当日の流れ(東京家庭裁判所の場合) - Published: 2023-08-28 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e9%81%ba%e8%a8%80%e3%81%ae%e6%a4%9c%e8%aa%8d%e5%bd%93%e6%97%a5%e3%81%ae%e6%b5%81%e3%82%8c%ef%bc%88%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e5%ae%b6%e5%ba%ad%e8%a3%81%e5%88%a4%e6%89%80%e3%81%ae%e5%a0%b4%e5%90%88%ef%bc%89/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 遺言書 遺言の検認当日の流れ(東京家庭裁判所の場合) 自筆で書いた遺言の場合、原則として、裁判所での検認手続きが必要となります(民法1004条)。この検認手続きが必要ということは、いろいろな方がインターネット上で書いていますが、検認手続きの当日の流れについては、ほとんど情報がないように思うので、書いてみます。 ただし、ここで私が書く内容は、令和5年(2023年)8月時点の東京家庭裁判所での取り扱いであり、時期が違ったり、あるいは、別の裁判所によっては、取り扱いが異なる場合があります。また、東京家庭裁判所... --- ### 令和5年7月20日最高裁判決(名古屋自動車学校事件)について - Published: 2023-08-14 - Modified: 2025-03-13 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e4%bb%a4%e5%92%8c5%e5%b9%b47%e6%9c%8820%e6%97%a5%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81%e5%88%a4%e6%b1%ba%ef%bc%88%e5%90%8d%e5%8f%a4%e5%b1%8b%e8%87%aa%e5%8b%95%e8%bb%8a%e5%ad%a6%e6%a0%a1%e4%ba%8b%e4%bb%b6/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働契約法, 定年退職, 給与, 賞与 【令和5年7月20日最高裁判決(名古屋自動車学校事件)について】   1.事案の概要 本件の原告2名は、自動車教習所において、正社員として勤務し、教育指導員の業務に従事していました。 この自動車教習所においては、定年退職する正社員のうち希望する者については、期間を1年間とする有期労働契約を締結し(この有期労働契約を締結した者を、以下「嘱託社員」といいます)、これを更新することで、65歳まで再雇用することとしており、本件の原告2名も、この制度に基づいて定年退職後に再雇用され、従前と同じ、... --- ### 借用書も簡単ではない - Published: 2023-04-06 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/iou/%e5%80%9f%e7%94%a8%e6%9b%b8%e3%82%82%e7%b0%a1%e5%8d%98%e3%81%a7%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%84/ - カテゴリー: 借用書 【借用書も簡単ではない】 立て続けに借用書を作りたいという相談を受けているので、借用書を作るうえでの、おそらく、もっとも重要なポイントをお伝えします。 返済については分割払いとすることが多いと思います。 例えば、100万円を毎月10万円ずつ返済するという場合を考えてみましょう。 借主は、100万円を借り受け、これを毎月末日までに、毎月10万円ずつ返済するものとします。というような内容の借用書を取り交わしたとします。 さて、借主は、初回(初月)からいきなり返済せず、その次の月も返済しませんでした。... --- ### 弁護士が詳しく解説 契約書作成時におさえておくべきたった2つの注意点 > 【契約書作成に困った方必見!】契約書作成時のたった2つのポイントを、弁護士が実際の例や条文を用いて詳しく解説しています。 - Published: 2023-01-30 - Modified: 2025-03-19 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/contract-checkpoint/ - カテゴリー: 契約書 - タグ: 契約書 1.契約書はなぜ交わす? 契約書はを交わす理由をご存じですか? そんな基本的な事は分かっていそうですが、意外と分かっていない事が多いです。 ここを理解しているかいないかで、契約書の見方が変わってきますのでお付き合いください。 さて、日本の民法は、原則として、当事者の合意があれば、契約が成立するという建前をとっています。 つまり、民法的には、契約書を作らなくとも、契約は成立します。 そうであるにもかかわらず、契約書を交わすのはなぜなのでしょうか? 例を出してみます。 -例- あなたはAさんに100... --- ### 弁護士が解説 サブリース契約におけるサブリース業者からの中途解約について > 【必見!賃料減額請求でお困りの方】多発しているサブリースの賃料減額請求。複雑で難解な「賃料増減額請求権」について詳しく解説します。 - Published: 2022-10-11 - Modified: 2025-04-08 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/termination_sublease/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: サブリース契約, 借地借家法, 減額請求, 賃貸借契約 1.サブリース契約と賃貸借契約との違い サブリース契約における中途解約について詳しく説明をする前に、 混同して使われがちな「賃貸借契約」と「サブリース契約」について、混乱を避けるために違いをご説明します。 【賃貸借契約】 一般的な不動産の賃貸契約で、物件の所有者(オーナー)が入居者と賃貸借契約を結び、入居者から家賃を受け取るシステム。 【サブリース契約】 サブリース業者や不動産会社が物件をオーナーから借り上げ、入居者に転貸するシステム。 サブリース業者や不動産会社は入居者から家賃を受け取り、その... --- ### 弁護士が解説 賃料増減額請求権とは? > 【必見!賃料減額請求でお困りの方】多発しているサブリースの賃料減額請求。複雑で難解な「賃料増減額請求権」について詳しく解説します。 - Published: 2022-09-02 - Modified: 2025-03-19 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/rent_increaseordecrease_claim/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: サブリース契約, 借地借家法, 減額請求, 賃貸借契約 1.賃料増減額請求権の成立要件と効力発生時期 では、どのような場合に、賃料増減額請求は認められるのでしょうか。 建物賃料についての賃料増減額請求権を定める借地借家法32条を見てみましょう。 同条1項は「建物の借賃が、土地若しくは建物に対する租税その他の負担の増減により、土地若しくは建物の価格の上昇若しくは低下その他の経済事情の変動により、又は近傍同種の建物の借賃に比較して不相当となったときは、契約の条件にかかわらず、当事者は、将来に向かって建物の借賃の額の増減を請求することができる。 ただし、一... --- ### 弁護士が解説!サブリース契約トラブル「賃料減額請求」は拒否できる? > 【必見!減額請求でお困りの方】多発しているサブリース契約における「賃料減額請求」トラブルは個人での解決は非常に困難です。弁護士にご相談ください。弁護士竹村淳は30%以上の減額請求に対して、約5%の減額の実績があります。 - Published: 2022-08-08 - Modified: 2025-04-08 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/sablease-rent-reduction/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: サブリース契約, 借地借家法, 減額請求, 賃貸借契約 1.サブリース(一括借り上げ)とは サブリースとは、不動産会社が建物オーナーの所有する建物1棟を丸ごと借り上げて(一括借り上げ)、それを第三者に転貸借する取引形態をいいます。 サブリースは、一般的には、転借人の入居状況にかかわらず、建物オーナーに一定の賃料が支払われる契約内容となっており、いわゆる空室リスクを抱えなくてよいということが、建物オーナーにとってのメリットであると考えられています。 2.サブリース(一括借り上げ)ビジネスの契約トラブル(問題点) 不動産(土地)の有効活用に悩む不動産オー... --- ### 下請法における代金支払期日の規制 - Published: 2022-06-13 - Modified: 2025-03-13 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e4%b8%8b%e8%ab%8b%e6%b3%95%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8b%e4%bb%a3%e9%87%91%e6%94%af%e6%89%95%e6%9c%9f%e6%97%a5%e3%81%ae%e8%a6%8f%e5%88%b6/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 下請法 下請法における代金支払期日の規制   下請法2条の2によれば、親事業者は、物品等を受領した日または下請事業者が役務の提供をした日から起算して60日以内に、代金の支払期日を定める義務があります。 これはどういった効果をもたらすのでしょうか。具体例を挙げます。 契約上、「代金の支払い期限は納品日の翌月末」という規定があるとします。 その前提で、3月15日に納品がされ、納品日の翌月末である4月30日に支払いがされたときは、60日以内の支払いですから、問題がないことになります。 では、3月1日... --- ### 救急車のサイレンは必ず鳴らさないといけないのか。音の大きさは決まっているのか。 - Published: 2022-02-12 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e6%95%91%e6%80%a5%e8%bb%8a%e3%81%ae%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%ac%e3%83%b3%e3%81%af%e5%bf%85%e3%81%9a%e9%b3%b4%e3%82%89%e3%81%95%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%a8%e3%81%84%e3%81%91%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%ae/ - カテゴリー: コラム - タグ: 車両運送法, 道路交通法 救急車はサイレンを必ず鳴らさなければならないのでしょうか。 これについては道路交通法施行令に規定があり、消防用自動車は、緊急の用務のため運転するときは、サイレンを鳴らし、かつ、赤色の蛍光灯をつけなければならないとされています(14条1項、13条1項1号) したがって、救急車は必ずサイレンを鳴らさなければならないのです。   では、音の大きさは決まっているのでしょうか。 これについても、法律で決まっており、車両運送法第3章の規定に基づく道路運送車両の保安基準49条1項及び告示によれば、緊急自動車に... --- ### 債務を承認しても時効の援用はできるのか - Published: 2021-02-23 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/debt-receivables/%e5%82%b5%e5%8b%99%e3%82%92%e6%89%bf%e8%aa%8d%e3%81%97%e3%81%a6%e3%82%82%e6%99%82%e5%8a%b9%e3%81%ae%e6%8f%b4%e7%94%a8%e3%81%af%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%82%8b%e3%81%ae%e3%81%8b/ - カテゴリー: 債務・債権 - タグ: 時効, 民法 民法によると、時効期間が満了するだけでは時効の効力は発生せず、当事者が援用することによってはじめて効力が発生します(民法145条)。 一方、民法によると、時効によって利益を受けるものが相手の権利を認めた場合(例えば、金銭債務の債務者がその債務の支払い義務を認めた場合)、時効期間がリセットされ、そこからまた時効期間がスタートするとされています(民法152条1項)。これを権利の承認による時効の更新といいます。 では、時効期間が満了したあとに、権利の承認があった場合、債務者は時効を援用することができる... --- ### 従業員との間で秘密保持契約書を締結する意味とは - Published: 2021-02-20 - Modified: 2025-03-13 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%be%93%e6%a5%ad%e5%93%a1%e3%81%a8%e3%81%ae%e9%96%93%e3%81%a7%e7%a7%98%e5%af%86%e4%bf%9d%e6%8c%81%e5%a5%91%e7%b4%84%e6%9b%b8%e3%82%92%e7%b7%a0%e7%b5%90%e3%81%99%e3%82%8b%e6%84%8f%e5%91%b3%e3%81%a8/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働契約, 秘密保持契約書 従業員との間で秘密保持契約書を取り交わす企業は多いと思います。 この点、裁判例及び学説においては、従業員(労働者)は、労働契約における附随義務として、信義則上、企業(使用者)の秘密を保持する義務を負っていると考えられています(東京高裁昭和55年2月18日判決など)。 そうすると、企業は、従業員が勤務している間は、あえて別途、秘密保持契約書を取り交わす必要がないようにも思えます。 しかし、何が「秘密」に該当するかは必ずしも明らかではなく、ここに秘密保持契約書を取り交わす1つのメリットがあります。 ... --- ### 令和3年4月1日から消費税の表示はすべて税込に - Published: 2021-02-19 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/tax/%e4%bb%a4%e5%92%8c3%e5%b9%b44%e6%9c%881%e6%97%a5%e3%81%8b%e3%82%89%e6%b6%88%e8%b2%bb%e7%a8%8e%e3%81%ae%e8%a1%a8%e7%a4%ba%e3%81%af%e3%81%99%e3%81%b9%e3%81%a6%e7%a8%8e%e8%be%bc%e3%81%ab/ - カテゴリー: 税金 - タグ: 消費税法 令和3年4月1日から値札やチラシなどにおける消費税の表示はすべて税込表示になります。 しかし、 本記事投稿時(令和3年2月19日)現在の消費税法63条は「事業者(第九条第一項本文の規定により消費税を納める義務が免除される事業者を除く。)は、不特定かつ多数の者に課税資産の譲渡等(第七条第一項、第八条第一項その他の法律又は条約の規定により消費税が免除されるものを除く。以下この条において同じ。)を行う場合(専ら他の事業者に課税資産の譲渡等を行う場合を除く。)において、あらかじめ課税資産の譲渡等に係る資... --- ### 名古屋地方裁判所における債権差押の取下書の記載方法 - Published: 2021-02-16 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/debt-receivables/%e5%90%8d%e5%8f%a4%e5%b1%8b%e5%9c%b0%e6%96%b9%e8%a3%81%e5%88%a4%e6%89%80%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8b%e5%82%b5%e6%a8%a9%e5%b7%ae%e6%8a%bc%e3%81%ae%e5%8f%96%e4%b8%8b%e6%9b%b8%e3%81%ae%e8%a8%98/ - カテゴリー: 債務・債権 - タグ: 債権差押 裁判所は各裁判所によってローカルルールのようなものが存在します。ほとんどの方には役に立たない情報だと思いますが、備忘も兼ねて、記事として投稿します。 債権差押命令申立事件の表示について、例えば差押先が3行ある場合、通常は、以下のように記載します。 債権者 株式会社A債務者 株式会社B第三債務者 株式会社C銀行 外2名 しかし、名古屋地方裁判所で債権差押命令の取下げをする場合、取下書には以下のように記載する必要があるそうです。 債権者 株式会社A債務者 株式会社B第三債務者 株式会社C銀行、株式会... --- ### 従業員の給与振込口座を会社が指定できるか - Published: 2021-02-15 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%be%93%e6%a5%ad%e5%93%a1%e3%81%ae%e7%b5%a6%e4%b8%8e%e6%8c%af%e8%be%bc%e5%8f%a3%e5%ba%a7%e3%82%92%e4%bc%9a%e7%a4%be%e3%81%8c%e6%8c%87%e5%ae%9a%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%82%8b%e3%81%8b/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労基法, 給与振込先 同じ銀行間の振込である場合、振込手数料を無料としている銀行は多いと思われます。では、振込手数料を節約するために、給与振込先の口座を会社が指定することはできるのでしょうか。 この点、 労基法24条1項本文は「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。」と規定しています。 つまり、給与は、現金で、手渡しで支払うことが、労基法上の原則なのです。これを「通貨払いの原則」「直接払いの原則」といいます。 しかし、これには例外があり、従業員の同意を得た場合には、従業員が指定する口座に振り... --- ### 日給制における割増賃金計算の基礎となる賃金 - Published: 2021-02-12 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e6%97%a5%e7%b5%a6%e5%88%b6%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8b%e5%89%b2%e5%a2%97%e8%b3%83%e9%87%91%e8%a8%88%e7%ae%97%e3%81%ae%e5%9f%ba%e7%a4%8e%e3%81%a8%e3%81%aa%e3%82%8b%e8%b3%83%e9%87%91/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 割増賃金計算, 労基法, 日給制 日給制の場合の割増賃金計算の基礎となる賃金(以下「基礎賃金」という)の計算方法につき、労基法施行規則18条2号は「日によって定められた賃金については、その金額を一日の所定労働時間数(日によって所定労働時間数が異る場合には、一週間における一日平均所定労働時間数)で除した金額」と規定します。 例えば、日給1万円、1日の所定労働時間が8時間の場合、1万円÷8時間=1250円が基礎賃金となります。 月給制の場合と計算方法が違いますので、この点は注意が必要です。 立川の弁護士竹村淳(オレンジライン法律事務... --- ### 投資ファンドの有限責任(投資事業有限責任組合法) - Published: 2021-01-10 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/investment/%e6%8a%95%e8%b3%87%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%b3%e3%83%89%e3%81%ae%e6%b3%95%e7%9a%84%e8%a6%8f%e5%88%b6/ - カテゴリー: 投資 - タグ: 投資ファンド, 投資事業有限責任組合契約法 投資ファンドの権利義務について定める法律として、投資事業有限責任組合契約法という法律があります。 投資ファンドは、民法上の組合として設立されてきましたが、そうすると、業務執行にかかわらない組合員も出資額を超えて責任を負うことになります(無限責任)。 投資家としてはリスクを避けたいのは当然であり、そうすると、投資ファンドを組成することに躊躇するようになり、ひいては、企業に資金が回らないことにつながってきます。 そこで、業務執行を行わない組合員が負う責任を出資額にとどめる(有限責任)ため、中小企業等... --- ### 契約書チェックのコツとは - Published: 2020-11-17 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/%e5%a5%91%e7%b4%84%e6%9b%b8%e3%83%81%e3%82%a7%e3%83%83%e3%82%af%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%84%e3%81%a8%e3%81%af/ - カテゴリー: 契約書 「契約書チェックのコツを教えて欲しい」というご質問を頂くことがあります。 いろいろな意見があるかと思いますが、私としては、この2つが特に重要ではないかと考えています。 ①その取引で生じるリスクの洗い出し ②文言を明確にすること これができれば、だいたい大丈夫です。私の出番もないです。 では、問題。 前提。 A社とB社が業務委託契約を締結しました。A社が委託者、B社が受託者です。A社は福岡市、B社は東京にあります。業務を行うにあたっては、B社の従業員がA社に定期的に訪問する必要があります。 業務委... --- ### 転籍とは - Published: 2020-10-08 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e8%bb%a2%e7%b1%8d%e3%81%a8%e3%81%af/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 転籍 1.転籍とは 転籍とは、現在、勤務している会社との労働契約を終了させ、新たに別の会社との労働契約を開始させることをいいます。 出向とは、現在、勤務している会社との労働契約は維持しつつ、他の会社で、その指揮命令にしたがって勤務することをいい、現在、勤務している会社との労働契約が終了するかどうかという点で違いがあります。 2.会社は同意なく転籍を命じられるか 会社は、従業員の同意なく、転籍を命じられるのでしょうか。 これについては、従業員の個別の同意がないかぎり、会社が転籍を命じることはできないとす... --- ### 送りつけ商法に注意 - Published: 2020-04-19 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/%e9%80%81%e3%82%8a%e3%81%a4%e3%81%91%e5%95%86%e6%b3%95%e3%81%ab%e6%b3%a8%e6%84%8f/ - カテゴリー: 契約書 - タグ: ネガティブオプション, 売買契約, 送りつけ商法 コロナの流行にかこつけて、こんなことが起こりそうな気がします。 ある日、自宅にマスク50枚が送られてきました。「マスク、どこにも売ってないから困ってたんだよね、助かったー」と思いましたが、どうしてマスクが届いたのか、心当たりがありません。マスクが入っていた箱のなかを見ると、「マスクが不要な場合は1週間以内にご返送ください。返送がない場合は購入したものをみなします」と書かれた手紙と金額が50000円と記載された振込用紙が入っていました。 怪しいなと思い、使わずに放置していたところ、マスクが到着して... --- ### ハンコを押す意味とは? - Published: 2020-04-15 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/%e3%83%8f%e3%83%b3%e3%82%b3%e3%82%92%e6%8a%bc%e3%81%99%e6%84%8f%e5%91%b3%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/ - カテゴリー: 契約書 - タグ: ハンコ, 契約書, 民法 ハンコがテレワークの阻害要因となっているというニュースを見たので、法律家の見地からコメントしたいと思います。 そもそもハンコを押すことには、どういう意味があるのでしょうか。 法学部に入ったばかりの大学1年生が、民法の授業で、しかも、かなり最初の段階で学ぶことですが、民法では、申込の意思表示と承諾の意思表示が合致することにより契約が成立するとされており、ハンコどころか、契約書(書面)を作成することすら、要請されていません。 そうであるにもかかわらず、なぜ契約書を作成し、ハンコを押すのでしょうか。 ... --- ### 居住用建物の賃貸借の仲介手数料の規制 - Published: 2020-01-15 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/%e5%b1%85%e4%bd%8f%e7%94%a8%e5%bb%ba%e7%89%a9%e3%81%ae%e8%b3%83%e8%b2%b8%e5%80%9f%e3%81%ae%e4%bb%b2%e4%bb%8b%e6%89%8b%e6%95%b0%e6%96%99%e3%81%ae%e8%a6%8f%e5%88%b6/ - カテゴリー: 契約書 - タグ: 仲介手数料, 宅建業法 宅建業法46条によれば、宅建業者が仲介手数料として受け取ることのできる金額は無制限ではなく「国土交通大臣が定める額」が上限となります(宅建業法46条)。 そして、「国土交通大臣が定める額」を定める報酬告示第四によると、宅建業者が仲介手数料として依頼者の双方から受けることのできる報酬の額の合計額は、1か月分の賃料の1. 1倍以内でなければならず、この場合において、居住用建物の賃貸借の仲介手数料として依頼者の一方から受けることのできる報酬は、仲介の依頼を受けるにあたって当該依頼者の承諾を得ている場合を... --- ### 八王子市政治倫理審査会委員に就任 - Published: 2019-09-01 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/infomation/%e5%85%ab%e7%8e%8b%e5%ad%90%e5%b8%82%e6%94%bf%e6%b2%bb%e5%80%ab%e7%90%86%e5%af%a9%e6%9f%bb%e4%bc%9a%e5%a7%94%e5%93%a1%e3%81%ab%e5%b0%b1%e4%bb%bb/ - カテゴリー: お知らせ 令和元年9月1日付で八王子の政治倫理審査会委員に就任しました。 任期は令和元年9月1日から令和3年8月31日までです。 https://www. city. hachioji. tokyo. jp/shisei/001/002/102/007/p009901_d/fil/seijirinri29-31. pdf --- ### 賃貸借契約の保証人(民法改正) - Published: 2019-08-27 - Modified: 2023-09-21 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e8%b3%83%e8%b2%b8%e5%80%9f%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%ae%e4%bf%9d%e8%a8%bc%e4%ba%ba%ef%bc%88%e6%b0%91%e6%b3%95%e6%94%b9%e6%ad%a3%ef%bc%89/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: 民法, 賃貸借契約, 連帯保証人 1.現在の保証人の地位 賃貸借契約においては、多くの場合、連帯保証人をつけることを求められます。 しかし、現在の民法では、賃借人の連帯保証人となると、思わぬ責任を負担することになりかねません。 例えば、マンションの賃借人が室内で火災を発生させ、マンション全体を全焼させてしまったような場合、連帯保証人は、賃貸人から膨大な金額の損害賠償請求を受けることになります。 2.民法改正 この点、民法改正により、次の条文が置かれることになりました。 民法465条の2 1 一定の範囲に属する不特定の債務を主たる... --- ### 2019年5月1日と10月22日はなぜ「祝日」なのか - Published: 2019-03-25 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/column/2019%e5%b9%b45%e6%9c%881%e6%97%a5%e3%81%a810%e6%9c%8822%e6%97%a5%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%9c%e3%80%8c%e7%a5%9d%e6%97%a5%e3%80%8d%e3%81%aa%e3%81%ae%e3%81%8b/ - カテゴリー: コラム - タグ: 祝日 祝日は「国民の祝日に関する法律」という法律によって決められており、同法によると、以下の日が祝日とされています。 元日 1月1日成人の日 1月の第2月曜日建国記念の日 政令で定める日(2月11日) 春分の日 春分日  昭和の日 4月29日 憲法記念日 5月3日 みどりの日 5月4日 こどもの日 5月5日 海の日 7月の第3月曜日 山の日 8月11日 敬老の日 9月の第3月曜日 秋分の日 秋分日 体育の日 10月の第2月曜日 文化の日 11月3日 勤労感謝の日 11月23日 天皇誕生日 12月23日... --- ### 建物賃貸借契約は中途解約できるのか? > 【弁護士が解説】本記事では、「建物賃貸借契約中途解約」の基本ルールや民法、借地借家法による条件・制限について詳しく解説します。中途解約を検討する際のトラブル防止のため、ぜひ参考にしてください。 - Published: 2019-03-04 - Modified: 2025-03-19 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/building-lease-contract-terminated-midway/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: 中途解約, 建物賃貸借契約 目次 1.一般的な建物賃貸借契約一般的な建物賃貸借契約書は、居住用建物の場合は1~2か月程度、事業用建物の場合は6か月程度の予告期間をもって、賃借人が賃貸借契約の解約申入れをできる旨の条項が存在します。 2.解約の条項がなくても中途解約はできるのか?では、このような条項がなかった場合、賃借人は定期建物賃貸借契約(以下「定期借家契約」といいます)を解約することができるのでしょうか。 これについては、民法によれば、期間を定めて契約した場合は、当事者が中途解約について特に合意をしていないのであれば、賃... --- ### 取締役の解任(その任期設定で大丈夫ですか?) - Published: 2019-02-26 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8f%96%e7%b7%a0%e5%bd%b9%e3%81%ae%e8%a7%a3%e4%bb%bb%ef%bc%88%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%81%a8%e6%b3%a8%e6%84%8f%e7%82%b9%ef%bc%89/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 1.取締役の解任に「正当な理由」は必要か 取締役は、どのような理由があれば、解任することができるのでしょうか。 この点につき、会社法339条1項は「役員及び会計監査人は、いつでも、株主総会の決議によって解任することができる」と規定し、同条2項は「前項の規定により解任された者は、その解任について正当な理由がある場合を除き、株式会社に対し、解任によって生じた損害の賠償を請求することができる」と規定しています。 同条2項は「正当な理由」がない場合であっても解任できることを前提とする条文ですから、同条1... --- ### 法律家(弁護士)に向いている人とは? - Published: 2019-01-04 - Modified: 2019-01-04 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e6%b3%95%e5%be%8b%e5%ae%b6%ef%bc%88%e5%bc%81%e8%ad%b7%e5%a3%ab%ef%bc%89%e3%81%ab%e5%90%91%e3%81%84%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e4%ba%ba%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/ - カテゴリー: コラム 1.サンサンロードの看板 看板の「ここ」とは、立川駅北側のモノレール下の通称「サンサンロード」です(右側の画像)。 看板によると、サンサンロードは、自転車・歩行者専用道路であり、ここで、①球技(野球・サッカー等)、②ローラースケート、③スケートボード、④これらに類する行為をすることは、道路交通法により禁止されているとのことです。 2.道路交通法76条4項3号 ここで「本当か?」と思って調べてしまうのは、職業病ですね(いや、私だけ?)。 該当する条文を探してみたところ、道交法76条4項3号に、何人... --- ### 商法521条の「物」に不動産は含まれるのか(最高裁平成29年12月14日判決) - Published: 2018-12-18 - Modified: 2023-09-21 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%95%86%e6%b3%95521%e6%9d%a1%e3%81%ae%e3%80%8c%e7%89%a9%e3%80%8d%e3%81%ab%e4%b8%8d%e5%8b%95%e7%94%a3%e3%81%af%e5%90%ab%e3%81%be%e3%82%8c%e3%82%8b%e3%81%ae%e3%81%8b%ef%bc%88%e6%9c%80%e9%ab%98/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: 判例 1.留置権とは  民法295条1項本文は、留置権の内容につき、「他人の物の占有者は、その物に関して生じた債権を有するときは、その債権の弁済を受けるまで、その物を留置することができる」と規定します。  条文だと内容がわかりづらいので、具体例で説明します。  Xは、腕時計が故障したので、Y時計店に修理を依頼しました。その後、修理が完了したのでYがXに連絡したところ、Xは来店しました。しかし、Xは修理費用を支払わなかったので、Yは「修理代金を支払うまで腕時計は引き渡さない」と言って、腕時計の引渡しを拒... --- ### 取締役会設置会社における代表取締役の解任手続きについて - Published: 2018-12-15 - Modified: 2023-09-21 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8f%96%e7%b7%a0%e5%bd%b9%e4%bc%9a%e8%a8%ad%e7%bd%ae%e4%bc%9a%e7%a4%be%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8b%e4%bb%a3%e8%a1%a8%e5%8f%96%e7%b7%a0%e5%bd%b9%e3%81%ae%e8%a7%a3%e4%bb%bb%e6%89%8b%e7%b6%9a/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 代表取締役解任, 取締役会 1.設例  取締役会設置会社であるX社には、取締役として、A、B、C、D、Eの5名がおり、うちAが代表取締役に選任されていた。  ところが、Aは会社の財産を横領していた容疑で逮捕、勾留されてしまった。  BらA以外の取締役は、Aが横領していた事実は確実であるとして、Aを代表取締役から直ちに解任したい。  Bらはどのような手続きをとればよいのか。 2.代表取締役の解任を行う機関  では、そもそも代表取締役の解任は、どの機関が行うのでしょうか。  会社法によれば、取締役会設置会社における代表取締役の... --- ### 賃借人の修繕権限(改正民法対応) - Published: 2018-12-11 - Modified: 2023-09-21 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e8%b3%83%e5%80%9f%e4%ba%ba%e3%81%ae%e4%bf%ae%e7%b9%95%e6%a8%a9%e9%99%90%ef%bc%88%e6%94%b9%e6%ad%a3%e6%b0%91%e6%b3%95%e5%af%be%e5%bf%9c%ef%bc%89/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: 修繕権限, 賃借人 目次 1.従前の民法の規定    改正前の民法は、賃借人の修繕権限についての明確な規定がなく、どのような場合に賃借人が修繕することができるのかについて、必ずしも明らかではありませんでした。 2.改正民法    この点、改正後の民法では、賃借物の修繕が必要である場合において、①賃借人が賃貸人に修繕が必要である旨を通知し、または、賃貸人がその旨を知ったにもかかわらず、賃貸人が相当の期間内に必要な修繕をしないとき、もしくは、②急迫の事情があるときは、賃借人に修繕の権限があるとの規定... --- ### 賃貸人の修繕義務(改正民法対応) - Published: 2018-12-10 - Modified: 2023-09-21 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e8%b3%83%e8%b2%b8%e4%ba%ba%e3%81%ae%e4%bf%ae%e7%b9%95%e7%be%a9%e5%8b%99%ef%bc%88%e6%94%b9%e6%ad%a3%e6%b0%91%e6%b3%95%e5%af%be%e5%bf%9c%ef%bc%89/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: 修繕義務, 賃貸人 目次 1.従前の民法の規定  改正前の民法は、賃貸人の修繕義務につき、「賃貸人は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う」との条文を設けていました(606条1項)。  しかし、この条文では、賃借人の責めに帰すべき事由により修繕の必要が生じた場合でも賃貸人が修繕義務を負担するのか否かが明らかではないという問題があり、学説上も対立がありました。 2.改正民法  そこで、改正民法では、前記の606条1項に「ただし、賃借人の責めに帰すべき事由によってその修繕が必要となったときは、この限りでない... --- ### 敷金とは?(改正民法対応) - Published: 2018-12-08 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e6%95%b7%e9%87%91%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f%ef%bc%88%e6%94%b9%e6%ad%a3%e6%b0%91%e6%b3%95%e5%af%be%e5%bf%9c%ef%bc%89/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 1.敷金の定義  「敷金」ということば自体は、一般的に広く認知されていますが、これまでの民法では「敷金」を定義する規定が存在しませんでした。  しかし、民法改正により、敷金とは「いかなる名目によるかを問わず、賃料債務その他の賃借権に基づいて生ずる賃借人の賃貸人に対する金銭の給付を目的とする債務を担保する目的で、賃借人が賃貸人に交付する金銭をいう」という定義規定が設けられることになりました(改正民法622条の2)。  この定義によると、「保証金」という名目であったとしても、「賃料債務その他の賃借権... --- ### 借地上の建物の譲渡・転貸と地主の借地契約の解除権 - Published: 2018-11-27 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%80%9f%e5%9c%b0%e4%b8%8a%e3%81%ae%e5%bb%ba%e7%89%a9%e3%81%ae%e8%ad%b2%e6%b8%a1%e3%83%bb%e8%bb%a2%e8%b2%b8%e3%81%a8%e5%9c%b0%e4%b8%bb%e3%81%ae%e5%80%9f%e5%9c%b0%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%ae%e8%a7%a3/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 借地上の建物の譲渡・転貸と地主の借地契約の解除権   民法612条1項は「賃借人は、賃貸人の承諾を得なければ、その賃借権を譲り渡し、又は賃借物を転貸することができない。」と規定し、さらに、同条2項は「賃借人が前項の規定に違反して第三者に賃借物の使用又は収益をさせたときは、賃貸人は、契約の解除をすることができる。」と規定します。 これによれば、賃借人が賃貸人の承諾を得ずに、賃借権を第三者に譲渡または転貸し、賃借物の使用または収益をさせたときは、賃貸人は、賃貸借契約を解除することができるこ... --- ### 約款について―民法改正― - Published: 2018-11-26 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/%e7%b4%84%e6%ac%be%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e2%80%95%e6%b0%91%e6%b3%95%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%80%95/ - カテゴリー: 契約書 約款について―民法改正―     1.日常生活を規律する「約款」   JR東日本を利用する場合、特急列車が、到着時刻より2時間以上遅れた場合は、特急料金の全額が返還されます。逆にいえば、1時間の遅延では、特急料金は返還(減額)されません。 これは、JR東日本の定める運送約款にそのような定めがあり(具体的には「旅客営業規則」282条)、利用者がその適用を受けるためです。 このように、運送約款を初めとする「約款」は、あまり意識しないうちに、日常生活の多くの場面で、当事者... --- ### 取締役は株主総会決議なしに退職金を請求できるか - Published: 2018-11-21 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8f%96%e7%b7%a0%e5%bd%b9%e3%81%af%e6%a0%aa%e4%b8%bb%e7%b7%8f%e4%bc%9a%e6%b1%ba%e8%ad%b0%e3%81%aa%e3%81%97%e3%81%ab%e9%80%80%e8%81%b7%e9%87%91%e3%82%92%e8%ab%8b%e6%b1%82%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%82%8b/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 取締役は株主総会決議なしに退職金を請求できるか   会社法は、取締役の報酬、賞与その他の職務執行の対価として株式会社から受ける財産上の利益は、定款に定めがないときは、株主総会の決議によって定められることが必要と規定します(会社法361条1項)。 取締役の退任時に支給される退職金も、在職中の職務執行の対価として支払われるものであるかぎり、この規定の適用を受けるとされています(最高裁昭和39年12月11日)。 したがって、定款の定めまたは株主総会の決議がないかぎり、取締役は退職金の支給を受... --- ### 建物買取請求権 借地契約が終了したときの借地上の建物の取扱い - Published: 2018-11-20 - Modified: 2025-04-08 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/right-to-purchase-building/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 借地契約が終了したときの借地上の建物の取扱い(建物買取請求権)   民法の原則によると、借地契約が終了したときに、借地上に借地人所有の建物が存在する場合、その建物は土地の使用収益を妨げるものなので、借地人はその建物を収去したうえで、土地を明け渡さなければなりません。 しかし、 そこで、借地借家法は、借地権の存続期間が満了した場合において、契約の更新がないときは、借地人は、地主に対し、借地人が借地上に所有する建物を時価で買い取ることを請求することができるとの規定を設けました(同法13条1... --- ### 郵便物はなぜ月曜日から土曜日に配達され、日曜日、祝日、休日に配達されないのか - Published: 2018-11-19 - Modified: 2018-11-19 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e9%83%b5%e4%be%bf%e7%89%a9%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%9c%e6%9c%88%e6%9b%9c%e6%97%a5%e3%81%8b%e3%82%89%e5%9c%9f%e6%9b%9c%e6%97%a5%e3%81%ab%e9%85%8d%e9%81%94%e3%81%95%e3%82%8c%e3%80%81%e6%97%a5%e6%9b%9c/ - カテゴリー: コラム 郵便物はなぜ月曜日から土曜日に配達され、日曜日、祝日、休日に配達されないのか   普通郵便は、月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜に配達され、日曜や祝日、休日には配達されません。 これは、郵便法という法律によって、そのように決まっているからです。 郵便法では、日本郵便は、業務開始の際、郵便業務管理規程を定め、総務大臣の認可を受けなければならないとされ(同法70条1項)、その認可を受けるには、1週間につき、6日以上郵便物の配達を行うことができるものとして、総務省令で定める基準に適合する郵便... --- ### 更新のない借地契約とは - Published: 2018-11-18 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e6%9b%b4%e6%96%b0%e3%81%ae%e3%81%aa%e3%81%84%e5%80%9f%e5%9c%b0%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 更新のない借地契約とは   借地借家法によると、建物所有目的の借地契約は「正当な理由」がない限り、地主が更新を拒絶することはできません。しかし、そうすると、地主の立場からすると、土地が容易に返還されないことを懸念し、借地契約を締結することを躊躇せざるえません。これは、結果として、土地利用が進まなくなる弊害を生じさせることになります。 そこで、借地借家法は、「正当な理由」がなくとも期間満了によって借地契約が終了する、特別な借地契約の類型を設けました。   1.一般定期借地権(同... --- ### 借地契約が更新された後に建物が滅失したとき、地主と借地人はなにができるか - Published: 2018-11-17 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%80%9f%e5%9c%b0%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%8c%e6%9b%b4%e6%96%b0%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%9f%e5%be%8c%e3%81%ab%e5%bb%ba%e7%89%a9%e3%81%8c%e6%bb%85%e5%a4%b1%e3%81%97%e3%81%9f%e3%81%a8%e3%81%8d%e3%80%81/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 借地契約が更新された後に建物が滅失したとき、地主と借地人はなにができるか   借地契約の更新前に建物が滅失した場合の法律関係については、前回の投稿で取り扱いました。 今回、取り扱うのは、借地契約が一旦更新された後に、建物が滅失した場合の法律関係です。   1.借地人による借地契約の解消   そもそも、期間の定めのある借地権については、解約についての特約がないかぎり、借地人から解約の申し入れをすることはできません。この点は、借家契約とは異なる部分です。 しかし、借地契... --- ### 借地上の建物を再築したとき、契約期間は延長されるのか(契約更新前のケース) - Published: 2018-11-16 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%80%9f%e5%9c%b0%e4%b8%8a%e3%81%ae%e5%bb%ba%e7%89%a9%e3%82%92%e5%86%8d%e7%af%89%e3%81%97%e3%81%9f%e3%81%a8%e3%81%8d%e3%80%81%e5%a5%91%e7%b4%84%e6%9c%9f%e9%96%93%e3%81%af%e5%bb%b6%e9%95%b7%e3%81%95/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 借地上の建物を再築したとき、契約期間は延長されるのか(契約更新前のケース) 1.事例   今回は事例を使って説明したいと思います。 Xさん(借地権者)とYさん(地主)は、建物の所有を目的とする期間30年の借地契約を締結しました。その契約では建物の種類に特に制限はなく、再建築を不可とする条項もありませんでした。その後、Xさんは借地上に木造の自宅建物を建築しました。しかし、25年が経過した頃、Xさんは、その建物を取り壊して鉄筋コンクリート造のマンションを作って賃料収入を得ようと考えるように... --- ### 借地契約の更新拒絶には「正当な理由」が必要 - Published: 2018-11-15 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%80%9f%e5%9c%b0%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%ae%e6%9b%b4%e6%96%b0%e6%8b%92%e7%b5%b6/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 借地契約の更新拒絶には「正当な理由」が必要   建物所有を目的とする借地契約は、期間は最低でも30年ですので(借地借家法3条)、非常に長期間ではありますが、それても、期間の定めがあれば、いつかは期間が満了するときが来ます。 では、期間が満了したときは、地主は借地権者に対して、借地契約の終了を主張して、土地の明渡しを請求できるのでしょうか。 この点につき、借地借家法は、借地権者が更新を請求した場合あるいは更新の請求をしなくとも土地の使用を継続する場合は、遅滞なく異議を述べなければならず(... --- ### 借地上の建物の増改築を地主が拒否した場合の対処法 - Published: 2018-11-14 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%80%9f%e5%9c%b0%e4%b8%8a%e3%81%ae%e5%bb%ba%e7%89%a9%e3%81%ae%e5%a2%97%e6%94%b9%e7%af%89%e3%82%92%e5%9c%b0%e4%b8%bb%e3%81%8c%e6%8b%92%e5%90%a6%e3%81%97%e3%81%9f%e5%a0%b4%e5%90%88%e3%81%ae%e5%af%be/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 借地上の建物の増改築を地主が拒否した場合の対処法   土地の賃貸借契約においては、借地上の建物の増改築を行う場合には地主の承諾を得る必要がある旨の条項が置かれることがあります。 では、借地権者が建物の増改築を行いたいと考えたが、地主がそれを承諾しない場合、借地権者は増改築を諦めなければならないのでしょうか。 この点、借地借家法は、土地の通常の利用上相当とすべき増改築について、当事者間に協議が調わないときは、裁判所は、借地権者の申立てにより、その増改築についての借地権設定者の承諾に代わる... --- ### 地代の増減額請求について - Published: 2018-11-13 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%9c%b0%e4%bb%a3%e3%81%ae%e5%a2%97%e6%b8%9b%e9%a1%8d%e8%ab%8b%e6%b1%82%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 地代の増減額請求について   1.増減額請求の要件(借地借家法11条1項本文)   借地借家法11条1項本文は、地代の増減額請求権につき、「地代又は土地の借賃(以下この条及び次条において「地代等」という。)が、土地に対する租税その他の公課の増減により、土地の価格の上昇若しくは低下その他の経済事情の変動により、又は近傍類似の土地の地代等に比較して不相当となったときは、契約の条件にかかわらず、当事者は、将来に向かって地代等の額の増減を請求することができる」と規定しています。 同項... --- ### 地主が借地を第三者に売却した場合、借地人は借地権をその第三者に対抗できるか - Published: 2018-11-12 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%9c%b0%e4%b8%bb%e3%81%8c%e5%80%9f%e5%9c%b0%e3%82%92%e7%ac%ac%e4%b8%89%e8%80%85%e3%81%ab%e5%a3%b2%e5%8d%b4%e3%81%97%e3%81%9f%e5%a0%b4%e5%90%88%e3%80%81%e5%80%9f%e5%9c%b0%e4%ba%ba%e3%81%af%e5%80%9f/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 地主が借地を第三者に売却した場合、借地人は借地権をその第三者に対抗できるか   1.民法の原則   民法は、賃借人は、賃借権の登記があれば、譲受人に対抗できると規定しています(民法605条)。しかし、逆にいえば、民法によると、賃借権の登記がなければ、賃借人は、譲受人に対抗できないということになります。 この点、賃借権の登記は、実際にはほとんど行われておらず、特約がない限り、賃借人から賃貸人に対し、登記手続きをするよう請求することもできないと考えられています。 2.借地借家法に... --- ### 地主の承諾なしに借地権の譲渡・転貸はできるのか? > 【弁護士が解説】借地権を譲渡したいが「地主が承諾しない」場合、譲渡や転貸は一切できないのでしょうか?本記事では、地主の承諾なしに借地権を譲渡する方法や、その際に注意すべきポイントを詳しく解説します。 - Published: 2018-11-08 - Modified: 2025-03-19 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/transfer-and-subleasing-of-leasehold-rights/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 目次 地主の承諾なしに借地権の譲渡・転貸はできるのか 1.民法の原則と借地借家法による修正民法によると、賃貸人の承諾がない限り、賃借人は賃借権を譲渡・転貸することはできず、これに違反して、第三者に使用または収益させたときは、賃貸人は賃貸借契約を解除することができます(民法612条)。そうすると、借地権設定者の承諾なしに借地権を譲渡・転貸すると、契約を解除されてしまうことになりそうですが、借地借家法は、民法の原則を修正し、借地権者が借地権の目的である土地の上の建物を第三者に譲渡しようとする場合にお... --- ### 借地借家法25条の「一時使用」とは? - Published: 2018-11-07 - Modified: 2025-04-08 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%80%9f%e5%9c%b0%e5%80%9f%e5%ae%b6%e6%b3%9525%e6%9d%a1%e3%81%ae%e3%80%8c%e4%b8%80%e6%99%82%e4%bd%bf%e7%94%a8%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 借地借家法25条の「一時使用」とは?   1.借地借家法25条   借地借家法25条は「第三条から第八条まで、第十三条、第十七条、第十八条及び第二十二条から前条までの規定は、臨時設備の設置その他一時使用のために借地権を設定したことが明らかな場合には、適用しない。」と規定し、これによると、「一時使用」のために借地権を設定した場合は、最低30年とする借地権の存続期間の規定(3条)や更新拒絶に正当理由が必要とする規定(6条)等が適用されなくなります。 このように「一時使用」のための... --- ### 敷金が差し押さえられた場合の賃貸人の対応(誰にいついくらを払えばよいのか) - Published: 2018-10-29 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e6%95%b7%e9%87%91%e3%81%8c%e5%b7%ae%e3%81%97%e6%8a%bc%e3%81%95%e3%81%88%e3%82%89%e3%82%8c%e3%81%9f%e5%a0%b4%e5%90%88%e3%81%ae%e8%b3%83%e8%b2%b8%e4%ba%ba%e3%81%ae%e5%af%be%e5%bf%9c%ef%bc%88%e8%aa%b0/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 敷金が差し押さえられた場合の賃貸人の対応(誰にいついくらを払えばよいのか) 不動産の賃貸借契約が締結される場合、敷金が差し入れられることが一般的に行われています。 では、敷金が差し押さえられた場合、賃貸人はどのように対応すべきなのでしょうか。 この問題を考えるにあたっては、そもそも敷金とはどういうものなのかから検討する必要があります。 敷金については民法に明確な規定はなかったのですが、民法改正により、敷金とは「いかなる名目によるかを問わず、賃料債務その他の賃貸借に基づい生ずる賃借人の賃貸人に対す... --- ### 賃料1円でも賃貸借契約は成立するのか(賃貸借契約と使用貸借契約の区別) - Published: 2018-10-17 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e8%b3%83%e6%96%99%ef%bc%91%e5%86%86%e3%81%a7%e3%82%82%e8%b3%83%e8%b2%b8%e5%80%9f%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%af%e6%88%90%e7%ab%8b%e3%81%99%e3%82%8b%e3%81%ae%e3%81%8b%ef%bc%88%e8%b3%83%e8%b2%b8%e5%80%9f/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 賃料1円でも賃貸借契約は成立するのか(賃貸借契約と使用貸借契約の区別)   1 賃貸借契約と使用貸借契約の民法上の区別   民法594条によれば、使用貸借契約は「当事者の一方が無償で使用及び収益をした後に返還をすることを約して相手方からある物を受け取ることによって、その効力を生ずる」とされています。 一方、民法601条によれば、賃貸借契約は「当事者の一方がある物の使用及び収益を相手方にさせることを約し、相手方がこれに対してその賃料を支払うことを約することによって、その効力を生... --- ### 賃貸借契約と使用貸借契約の区別 > 賃料1円でも賃貸借契約は成立するのか?賃貸借契約と使用貸借契約の区別について弁護士竹村淳が詳しく解説します - Published: 2018-10-17 - Modified: 2023-09-21 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/shiyo-taishaku-keiyaku/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: 使用賃借契約, 賃貸借契約 賃料1円でも賃貸借契約は成立するのか(賃貸借契約と使用貸借契約の区別) 1 賃貸借契約と使用貸借契約の民法上の区別 民法594条によれば、使用貸借契約は「当事者の一方が無償で使用及び収益をした後に返還をすることを約して相手方からある物を受け取ることによって、その効力を生ずる」とされています。 一方、民法601条によれば、賃貸借契約は「当事者の一方がある物の使用及び収益を相手方にさせることを約し、相手方がこれに対してその賃料を支払うことを約することによって、その効力を生ずる。」とされています。 そ... --- ### 労働契約締結時における労働条件の明示 - Published: 2018-10-11 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%a5%91%e7%b4%84%e7%b7%a0%e7%b5%90%e6%99%82%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8b%e5%8a%b4%e5%83%8d%e6%9d%a1%e4%bb%b6%e3%81%ae%e6%98%8e%e7%a4%ba/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 労働契約締結時における労働条件の明示   労働契約締結時における労働条件の明示義務   使用者は、従業員を雇用するにあたって、賃金、労働時間等の労働条件を明示しなければなりません(労基法15条1項)。明示された労働条件が実際と異なる場合、従業員は、労働契約を解除することができます(同条2項)。 明示すべき事項   明示しなければならないとされている労働条件は、以下のとおりです(労基法規則5条1項)。 必ず明示しなければならないもの 1 労働契約の期間に関する事項 2... --- ### 【労働問題】弁護士の退職代行サービスについて - Published: 2018-10-05 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%bc%81%e8%ad%b7%e5%a3%ab%e3%81%ae%e9%80%80%e8%81%b7%e4%bb%a3%e8%a1%8c/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 会社を辞めたいのに辞めさせてくれない場合はどうしたらいいのか?というご相談が当弁護士事務所へ良く寄せられます。 弁護士の労働問題におけるサービスの一つに、【退職代行】というのがあるのはご存知ですか?   退職時によくある悩みも弁護士代行で解決   その名の通り、弁護士が退職を代行する、つまり会社への退職における申請を弁護士が行うものです。あなたが退職を希望している会社との交渉・対応を弁護士が代行するので、以下の様な事で悩んでいる方も、ご安心して相談頂けます。   1... --- ### 借地借家法の適用のある借地契約とは(建物所有目的の意義) - Published: 2018-09-25 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%80%9f%e5%9c%b0%e5%80%9f%e5%ae%b6%e6%b3%95%e3%81%ae%e9%81%a9%e7%94%a8%e3%81%ae%e3%81%82%e3%82%8b%e5%80%9f%e5%9c%b0%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%88%e5%bb%ba%e7%89%a9%e6%89%80%e6%9c%89/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 借地借家法の適用のある借地契約とは(建物所有目的の意義)   借地借家法の借地権に関する規定は、「建物の所有を目的とする地上権及び土地の賃借権」に適用があります。 したがって、平面駐車場として利用するために賃貸借契約を締結したという場合は、借地借家法の適用はありません。 では、建物の所有を目的とするとは、どのような場合をいうのでしょうか。 これについて、判例は「建物の所有を目的とする」とは、「借地人の借地使用の主たる目的がその地上に建物を築造し、これを所有することにある場合を指し、借地... --- ### 戸籍謄本の交付の請求(誰が請求できるのか) - Published: 2018-09-18 - Modified: 2018-10-11 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e6%88%b8%e7%b1%8d%e8%ac%84%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%ba%a4%e4%bb%98%e3%81%ae%e8%ab%8b%e6%b1%82%ef%bc%88%e8%aa%b0%e3%81%8c%e8%ab%8b%e6%b1%82%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%82%8b%e3%81%ae%e3%81%8b%ef%bc%89/ - カテゴリー: コラム 戸籍謄本の交付の請求(誰が請求できるのか)   本人等による請求(戸籍法10条1項)   戸籍謄本の交付を請求できる人の範囲については、戸籍法に定めがあります。 戸籍法10条1項によれば、戸籍に記載されている者、その配偶者、直系尊属もしくは直系卑属は、戸籍謄本の交付を請求できるとされています。 これらの者の請求については、不当な目的によることが明らかでない限りは、認められます(同法10条2項)。 ですので、例えば、家系図を作りたいという動機で、自分の曾祖父母の戸籍謄本の交付を... --- ### 民法改正ー賃貸借契約上の地位の承継(賃貸人の変動) - Published: 2018-09-11 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e6%b0%91%e6%b3%95%e6%94%b9%e6%ad%a3%e3%83%bc%e8%b3%83%e8%b2%b8%e5%80%9f%e5%a5%91%e7%b4%84%e4%b8%8a%e3%81%ae%e5%9c%b0%e4%bd%8d%e3%81%ae%e6%89%bf%e7%b6%99%ef%bc%88%e8%b3%83%e8%b2%b8%e4%ba%ba%e3%81%ae/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 民法改正ー賃貸借契約上の地位の承継(賃貸人の変動) 1.賃貸人の地位の移転   XとYは、Xが所有する建物の賃貸借契約を締結しました。その後、XはYに賃貸した建物をZに売却しました。建物の新所有者Zは、Yに対し、自分が賃貸人の地位を承継したとして、賃料の支払いを求めました。賃借人Yは、建物の新所有者Zに対し、賃料を支払わなければならないのでしょうか。 この問題について、改正民法は、従来の判例を踏まえ、賃貸不動産が譲渡されたときは、その不動産の賃貸人の地位は、賃借人の同意がなくとも、当然... --- ### 「いじめと向き合う」10月27日(土)開催弁護士会多摩支部20周年記念特別事業のお知らせ - Published: 2018-08-23 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/infomation/%e3%80%8c%e3%81%84%e3%81%98%e3%82%81%e3%81%a8%e5%90%91%e3%81%8d%e5%90%88%e3%81%86%e3%80%8d10%e6%9c%8827%e6%97%a5%ef%bc%88%e5%9c%9f%ef%bc%89%e9%96%8b%e5%82%ac%e5%bc%81%e8%ad%b7%e5%a3%ab%e4%bc%9a/ - カテゴリー: お知らせ 【いじめと向き合う】 弁護士会多摩支部設立20周年記念企画のお知らせです。 10月27日(土)に三鷹市公会堂光のホールにて「いじめと向き合う」というシンポジウムを開催します。 いじめの問題は、子どもたちにとって最も身近な人権侵害といえます。しかし、残念ながら、いじめは、時代によって形を変えながら、いまだに蔓延しています。 いじめを防止し、いじめを克服するために、大人はなにができるのでしょうか。 弁護士会多摩支部では、多摩地域の小中学校で「いじめ予防授業」を行い、いじめ問題に取り組んでおりますが、... --- ### 民法(相続法)改正ー自筆証書遺言の方式の緩和 - Published: 2018-08-13 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e6%b0%91%e6%b3%95%ef%bc%88%e7%9b%b8%e7%b6%9a%e6%b3%95%ef%bc%89%e6%94%b9%e6%ad%a3%e3%83%bc%e8%87%aa%e7%ad%86%e8%a8%bc%e6%9b%b8%e9%81%ba%e8%a8%80%e3%81%ae%e6%96%b9%e5%bc%8f%e3%81%ae%e7%b7%a9%e5%92%8c/ - カテゴリー: 相続・遺言 民法(相続法)改正ー自筆証書遺言の方式の緩和   1 改正の必要性   現行法においては、遺言は民法に定める方式によらなければ、することができないとされ(960条)、民法が定める遺言の方式のうち、自筆証書遺言については、遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならないとされています(968条1項)。 遺言の効力の強さからすると、民法が厳格な方式を要求することは、理解できるところではあります。しかし、財産が多数あり、それを複数の相続人に個別に割り付けるよ... --- ### 民法(相続法)改正ー遺産の一部分割 - Published: 2018-08-06 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e6%b0%91%e6%b3%95%ef%bc%88%e7%9b%b8%e7%b6%9a%e6%b3%95%ef%bc%89%e6%94%b9%e6%ad%a3%e3%83%bc%e9%81%ba%e7%94%a3%e3%81%ae%e4%b8%80%e9%83%a8%e5%88%86%e5%89%b2/ - カテゴリー: 相続・遺言 民法(相続法)改正ー遺産の一部分割   1.改正の必要性   遺産分割は、通常は遺産の全部につき行うものですが、遺産の一部について先行して遺産分割を成立させたいというニーズがあり、実務上も、一定の要件のもとで、行われてきました。しかし、民法上、遺産の一部分割が許容されているかどうかは明らかではなく、また、それが認められる要件も明確ではないため、民法改正によって、一部要件が可能であること及びその要件を明確化すべきとの意見が出されていました。   2.改正の内容 &nb... --- ### 労働基準法136条と有給休暇取得者に対する不利益取扱いの関係(最高裁平成5年6月25日判決・沼津交通事件) > %%title%% - Published: 2018-07-31 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%9f%ba%e6%ba%96%e6%b3%95136%e6%9d%a1%e3%81%a8%e6%9c%89%e7%b5%a6%e4%bc%91%e6%9a%87%e5%8f%96%e5%be%97%e8%80%85%e3%81%ab%e5%af%be%e3%81%99%e3%82%8b%e4%b8%8d%e5%88%a9%e7%9b%8a/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法, 注目労働裁判例 労働基準法136条と有給休暇取得者に対する不利益取扱いの関係(最高裁平成5年6月25日判決)   1 労働基準法136条と有給休暇取得者に対する不利益取扱いの関係   労働基準法136条は、使用者は有給休暇を取得した労働者に対し、賃金の減額等の不利益な取扱いをしないようにしなければならないと規定しています。 この条文によると、有給休暇を取得した労働者に対し不利益な取扱いをすると、その取扱いはすべて違法ということになりそうです。 しかし、この解釈は果たして妥当なのでしょうか。最... --- ### 民法(相続法)改正ー相続開始後の共同相続人による財産処分への対応 - Published: 2018-07-24 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e6%b0%91%e6%b3%95%ef%bc%88%e7%9b%b8%e7%b6%9a%e6%b3%95%ef%bc%89%e6%94%b9%e6%ad%a3%e3%83%bc%e7%9b%b8%e7%b6%9a%e9%96%8b%e5%a7%8b%e5%be%8c%e3%81%ae%e5%85%b1%e5%90%8c%e7%9b%b8%e7%b6%9a%e4%ba%ba%e3%81%ab/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 民法 民法(相続法)改正ー相続開始後の共同相続人による財産処分への対応   1 改正の必要性   被相続人の財産は、相続人が複数いるときは、共有となります(民法898条)。しかし、相続人が共有持分を処分した場合に、遺産分割においてどのように処理すべきかという点については、明文の規定がありませんでした。 この点、従前実務においては、遺産分割は遺産分割時に存在する遺産を分割する手続きであると考えられているため、遺産分割前に持分を処分した場合に、処分をしなかった場合と比べて、処分をした者... --- ### 著書「中小企業は『懲戒処分』を使いこなしなさい」発売のお知らせ - Published: 2018-07-20 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/infomation/%e8%91%97%e6%9b%b8%e3%80%8c%e4%b8%ad%e5%b0%8f%e4%bc%81%e6%a5%ad%e3%81%af%e3%80%8e%e6%87%b2%e6%88%92%e5%87%a6%e5%88%86%e3%80%8f%e3%82%92%e4%bd%bf%e3%81%84%e3%81%93%e3%81%aa%e3%81%97%e3%81%aa%e3%81%95/ - カテゴリー: お知らせ 著書発売のお知らせ 弁護士竹村淳の著書「中小企業は『懲戒処分』を使いこなしなさい~先生、これって懲戒処分にできますか?~」が7月20日に労働新聞社さんから発売となりました。 本書は超有名社会保険労務士の安中繁さんとの共著で、59の事例をもとに懲戒処分の各論点について、できるかぎりわかりやすく書いています。 本書は会社経営を始めたばかりの経営者、人事労務分野に配属されて間もない実務担当者の方々など、いわば人事労務の「初心者」をターゲットにしてやわらかい文章で書いていますが、多数の裁判例を参考に、考... --- ### 民法(相続法)改正ー預貯金の仮払い制度の創設 - Published: 2018-07-19 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e6%b0%91%e6%b3%95%ef%bc%88%e7%9b%b8%e7%b6%9a%e6%b3%95%ef%bc%89%e6%94%b9%e6%ad%a3%e3%83%bc%e4%bb%ae%e6%89%95%e3%81%84%e5%88%b6%e5%ba%a6%e3%81%ae%e5%89%b5%e8%a8%ad/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 民法 民法(相続法)改正ー預貯金の仮払い制度の創設   1 仮払い制度創設の必要性   相続人は被相続人が負担していた債務の弁済や葬儀費用の支払いをする必要がありますが、被相続人の有していた預貯金は遺産分割の対象財産であるため、相続人全員の同意を得ることができない場合は払い戻しを受けることができず、結果として、遺産分割協議が成立するまで、相続人が自己の固有の財産をもって債務を支払わなければならない状況が発生していました。 この点、家事事件手続法200条2項の仮分割の仮処分を用いるこ... --- ### 民法(相続法)改正ー配偶者居住権の創設 - Published: 2018-07-10 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e6%b0%91%e6%b3%95%ef%bc%88%e7%9b%b8%e7%b6%9a%e6%b3%95%ef%bc%89%e6%94%b9%e6%ad%a3%e3%83%bc%e9%85%8d%e5%81%b6%e8%80%85%e5%b1%85%e4%bd%8f%e6%a8%a9%e3%81%ae%e5%89%b5%e8%a8%ad/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 民法 民法(相続法)改正ー配偶者居住権の創設 平成30年7月6日、民法(相続法)改正法案が参院本会議で可決・成立しました。 今回の記事では、改正事項のうち、タイトルの配偶者居住権の創設を取り上げます。 配偶者居住権とは、被相続人の配偶者が被相続人の財産に属する建物に相続開始の時に居住していた場合において、その建物の全部について無償で使用及び収益をする権利のことをいい、配偶者は、①遺産分割により配偶者居住権を取得するものとされたとき、または、②婚姻期間が20年以上の夫婦の一方である被相続人が、他方配偶者... --- ### 更新料条項は消費者契約法10条により無効となるか(最高裁平成23年7月15日判決) - Published: 2018-07-04 - Modified: 2018-07-08 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e6%9b%b4%e6%96%b0%e6%96%99%e3%81%af%e6%b6%88%e8%b2%bb%e8%80%85%e5%a5%91%e7%b4%84%e6%b3%9510%e6%9d%a1%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8a%e7%84%a1%e5%8a%b9%e3%81%a8%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%81%8b%ef%bc%88%e6%9c%80/ - カテゴリー: コラム 1.更新料条項と消費者契約法10条   賃貸借契約においては、期間が満了して更新する場合には、一定額の更新料を支払わなければならない旨が定められることがあります。 更新料については民法その他の法律に何らの規定がありませんが、そうすると、更新料の条項は、消費者契約法10条(「法令中の公の秩序に関しない規定の適用による場合に比して消費者の権利を制限し又は消費者の義務を加重する消費者契約の条項であって、民法第一条第二項に規定する基本原則に反して消費者の利益を一方的に害するものは、無効とする」... --- ### 遺言を撤回する遺言をさらに別の遺言で撤回した場合、当初の遺言の効力は復活するか(最高裁平成9年11月13日判決) - Published: 2018-07-02 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e9%81%ba%e8%a8%80%e3%82%92%e6%92%a4%e5%9b%9e%e3%81%99%e3%82%8b%e9%81%ba%e8%a8%80%e3%82%92%e3%81%95%e3%82%89%e3%81%ab%e5%88%a5%e3%81%ae%e9%81%ba%e8%a8%80%e3%81%a7%e6%92%a4%e5%9b%9e%e3%81%97%e3%81%9f/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 民法, 注目民事裁判例 民法1025条本文は「撤回された遺言は、その撤回の行為が、撤回され、取り消され、又は効力を生じなくなるに至ったときであっても、その効力を回復しない。ただし、その行為が詐欺又は強迫による場合は、この限りでない。」と規定しています。そうすると、遺言を撤回する遺言をさらに別の遺言で撤回したとしても、撤回する遺言が詐欺または強迫によってされた場合でない限り、当初の遺言の効力は復活しないことになりそうです。 しかし、詐欺または強迫によってなされた場合以外、いかなる場合も、当初の遺言の効力は復活しないと解す... --- ### 赤色のボールペンで遺言書の文面全体に斜線を引く行為は「故意に遺言書を破棄したとき」に該当するか(最高裁平成27年11月20日判決) - Published: 2018-06-25 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e8%b5%a4%e8%89%b2%e3%81%ae%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%9a%e3%83%b3%e3%81%a7%e9%81%ba%e8%a8%80%e6%9b%b8%e3%81%ae%e6%96%87%e9%9d%a2%e5%85%a8%e4%bd%93%e3%81%ab%e6%96%9c%e7%b7%9a%e3%82%92%e5%bc%95/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 注目民事裁判例, 相続 遺言撤回の自由   遺言者は、いつでも、その遺言の全部または一部を撤回することができます(民法1022条)。 この遺言の撤回は、何度でもできますし、理由も問われません。   遺言の撤回擬制   遺言の撤回は、「遺言の方式に従って」行われる必要がありますが(民法1022条)、次の場合は、遺言が撤回されたものとみなされます。 1.前の遺言が後の遺言と抵触するとき(民法1023条1項) 2.遺言の内容が、遺言後の生前処分その他の法律行為と抵触するとき(民法1023条2項)... --- ### 注目労働裁判例・最高裁平成30年6月1日(労契法20条の「不合理と認められるもの」―ハマキョウレックス事件) - Published: 2018-06-18 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e6%b3%a8%e7%9b%ae%e5%8a%b4%e5%83%8d%e8%a3%81%e5%88%a4%e4%be%8b%e3%83%bb%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81%e5%b9%b3%e6%88%9030%e5%b9%b46%e6%9c%881%e6%97%a5%ef%bc%88%e5%8a%b4%e5%a5%91%e6%b3%9520%e6%9d%a1/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 注目労働裁判例・最高裁平成30年6月1日(労契法20条の「不合理と認められるもの」―ハマキョウレックス事件) (第一審の判決についてはこちらの過去記事、控訴審の判決についてはこちらの過去記事をご参照ください) ・事案の概要   1. Xは、Y社との間で、平成20年10月頃、有期の労働契約を締結し、トラック運転手として配送業務に従事している。 2. Y社の正社員に適用される就業規則(以下「正社員就業規則」という)は、退職金の定めがある。また、正社員に適用される給与規程は、基本給は年齢給、... --- ### 18歳成人と養育費の支払終期 - Published: 2018-05-27 - Modified: 2018-05-27 - URL: https://orangeline-law.jp/column/18%e6%ad%b3%e6%88%90%e4%ba%ba%e3%81%a8%e9%a4%8a%e8%82%b2%e8%b2%bb/ - カテゴリー: コラム 18歳成人と養育費の支払終期 成人年齢を20歳から18歳に引き下げる民法改正案が今国会で成立する見込みです。 この引き下げにより様々な影響が生じると思いますが、私、弁護士竹村淳が注目しているのは、親が離婚している場合の子どもの養育費の取扱いです。 民法上、養育費という文言は存在しません。法律的には、民法877条1項の「直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある」という規定により、親権者でない親も子どもの扶養義務を負っており、この扶養義務の履行として支払うもののことを養育費と呼んでいるとい... --- ### 歓送迎会への参加と労災保険給付(最高裁平成28年7月8日判決) - Published: 2018-05-21 - Modified: 2025-03-13 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e6%ad%93%e9%80%81%e8%bf%8e%e4%bc%9a%e3%81%b8%e3%81%ae%e5%8f%82%e5%8a%a0%e3%81%a8%e5%8a%b4%e7%81%bd%e4%bf%9d%e9%99%ba%e7%b5%a6%e4%bb%98%ef%bc%88%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81%e5%b9%b3%e6%88%9028%e5%b9%b4/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 歓送迎会の懇親会と労災保険給付(最高裁平成28年7月8日判決) 労災保険法に基づく保険給付は「業務上」の負傷、疾病、障害または死亡に対して行われるものです。 大型機械を扱う製造業の現場で、機械に手を挟まれて怪我をしたというような場合であれば、「業務上」の負傷であることは明らかですが、「業務上」といえるかどうかについて、必ずしも明らかではないことがあります。 この点が問題となった事案として、最高裁平成28年7月8日決定があります。 この事案は、労働者が会社の歓送迎会の参加者の送迎中に発生した交通事... --- ### 民法(債権法)改正についてーなぜ改正が必要だったのか - Published: 2018-05-13 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e6%b0%91%e6%b3%95%ef%bc%88%e5%82%b5%e6%a8%a9%e6%b3%95%ef%bc%89%e6%94%b9%e6%ad%a3%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e3%83%bc%e3%81%aa%e3%81%9c%e6%94%b9%e6%ad%a3%e3%81%8c%e5%bf%85%e8%a6%81%e3%81%a0/ - カテゴリー: コラム, 債務・債権 民法のうち、第3編「債権」を中心とした債権関係の規定(以下では「債権法」といいます)については、部分的な改正はあったものの、全体として見れば、明治29年に民法が制定されて以降、ほとんど改正を受けずに、現在に至っていました。 しかし、明治時代と現在では社会環境が大きく変化しており、契約関係の基本的なルールを定める債権法もその変化に対応させる必要があると考えられたこと、そして、民法が制定されて以降、裁判や学問的な研究が積み重ねられ、条文には書いていないがこのように解釈するのが当然と考えられているいわ... --- ### 研修って労働時間に該当するの? - Published: 2018-05-05 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e7%a0%94%e4%bf%ae%e3%81%ae%e5%8a%b4%e5%83%8d%e6%99%82%e9%96%93%e8%a9%b2%e5%bd%93%e6%80%a7/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 判例によれば、労基法上の労働時間に該当するか否かは、労働者の行為が使用者の指揮命令下に置かれたものと評価することができるかどうかによって決定されます(最高裁平成12年3月9日判決・三菱重工業長崎造船所事件)。 では、研修時間は、労働時間に該当するのでしょうか。 この点、厚生労働省が平成29年1月20日に策定した「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」は、前記の判例の基準をふまえ、「参加することが業務上義務づけられている研修・教育訓練の受講や、使用者の指示により業務... --- ### 専門業務型裁量労働制ってなに? - Published: 2018-04-23 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%b0%82%e9%96%80%e6%a5%ad%e5%8b%99%e5%9e%8b%e8%a3%81%e9%87%8f%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%88%b6%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%aa%e3%81%ab%ef%bc%9f/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 専門業務型裁量労働制ってなに? 1.定義 専門業務型裁量労働制とは「業務の性質上、業務遂行の手段や方法、時間配分等を大幅に労働者の裁量にゆだねる必要がある業務として厚生労働省令及び厚生労働大臣告示によって定められた業務の中から、対象となる業務を労使で定め、労働者を実際にその業務に就かせた場合、労使であらかじめ定めた時間働いたものとみなす制度」(厚生労働省ホームページ)をいいます。 2.効果 この制度の適用を受けると、労使協定で定めた対象業務に従事する労働者の労働時間とみなされる時間だけ労働したこ... --- ### 注目労働裁判例・最高裁平成29年7月7日(高額報酬と労基法37条の適用の有無) - Published: 2018-04-22 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e6%b3%a8%e7%9b%ae%e5%8a%b4%e5%83%8d%e8%a3%81%e5%88%a4%e4%be%8b%e3%83%bb%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81%e5%b9%b3%e6%88%9029%e5%b9%b47%e6%9c%887%e6%97%a5%ef%bc%88%e9%ab%98%e9%a1%8d%e5%a0%b1%e9%85%ac/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 注目労働裁判例 ●事案の概要 Xは医師であり、病院等を運営する医療法人であるYに雇用されていたいわゆる勤務医であった者である。 XY間の雇用契約書には、①年俸を1700万円とし、年俸は、本給(月額86万円)、諸手当(役付手当、職務手当及び調整手当の月額合計34万1000円)、賞与により構成される、②週5日の勤務とし、1日の所定勤務時間は、午前8時30分から午後5時30分まで(休憩1時間)を基本とするが、業務上の必要がある場合には、これ以外の時間帯でも勤務しなければならず、その場合における時間外勤務に対する給与に... --- ### 特定記録や簡易書留ではなく内容証明で送ったほうがいいのはどういう場合? - Published: 2018-04-09 - Modified: 2018-05-03 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e7%89%b9%e5%ae%9a%e8%a8%98%e9%8c%b2%e3%82%84%e7%b0%a1%e6%98%93%e6%9b%b8%e7%95%99%e3%81%a7%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%8f%e5%86%85%e5%ae%b9%e8%a8%bc%e6%98%8e%e3%81%a7%e9%80%81%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%81%bb/ - カテゴリー: コラム 特定記録や簡易書留ではなく内容証明で送ったほうがいいのはどういう場合? 内容証明。 この名称自体はかなり認知度が高いと思われますが、どのような場合に使うべきかという点については、あまり(ほとんど?)正確な理解がされていない印象があります。そこで、今回の記事では、内容証明はどのような場合に使うべきものなのかについて、解説します。 まずは、日本郵便のホームページの内容証明の説明を見てみましょう。 日本郵便のホームページでは、内容証明とは「いつ、いかなる内容の文書を誰から誰あてに差し出されたかというこ... --- ### プロバイダ責任制限法に基づく発信者情報の開示請求に応じなかったプロバイダ等が損害賠償責任を負う場合とは?ー最高裁平成22年4月13日判決 - Published: 2018-04-03 - Modified: 2018-05-03 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e3%83%97%e3%83%ad%e3%83%90%e3%82%a4%e3%83%80%e8%b2%ac%e4%bb%bb%e5%88%b6%e9%99%90%e6%b3%95%e3%81%ab%e5%9f%ba%e3%81%a5%e3%81%8f%e7%99%ba%e4%bf%a1%e8%80%85%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%81%ae%e9%96%8b%e7%a4%ba/ - カテゴリー: コラム プロバイダ責任制限法に基づく発信者情報の開示請求に応じなかったプロバイダ等が損害賠償責任を負う場合とは?-最高裁平成22年4月13日判決 プロバイダ責任制限法4条4項は「開示関係役務提供者は、第一項の規定による開示の請求に応じないことにより当該開示の請求をした者に生じた損害については、故意又は重大な過失がある場合でなければ、賠償の責めに任じない」と規定し、これによれば、プロバイダ等が発信者情報の開示請求を拒否したことにより、請求者に何らの損害が生じたとしても、プロバイダ等に故意または重大な過失が... --- ### プロバイダ責任制限法ってどんな法律? - Published: 2018-03-29 - Modified: 2018-05-03 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e3%83%97%e3%83%ad%e3%83%90%e3%82%a4%e3%83%80%e8%b2%ac%e4%bb%bb%e5%88%b6%e9%99%90%e6%b3%95%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%a9%e3%82%93%e3%81%aa%e6%b3%95%e5%be%8b%ef%bc%9f/ - カテゴリー: コラム プロバイダ責任制限法ってどんな法律? プロバイダ責任制限法が制定された経緯 インターネット上では、残念ながら、他人の権利を侵害する情報の発信がされています。 被害者(権利を侵害された者)が、その情報をインターネット上から削除したい、あるいは、その情報を発信した者に対して損害賠償請求をしたいと考え、プロバイダ等に対し、これらへの協力を求めるということは、自然なことであるといえます。 しかし、プロバイダ等の立場からすると、他人の権利を侵害する情報を放置した場合、放置していたことに対して、被害者から損... --- ### 住宅宿泊事業法(民泊新法)ってどんな法律? - Published: 2018-03-25 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e4%bd%8f%e5%ae%85%e5%ae%bf%e6%b3%8a%e4%ba%8b%e6%a5%ad%e6%b3%95%ef%bc%88%e6%b0%91%e6%b3%8a%e6%96%b0%e6%b3%95%ef%bc%89%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%a9%e3%82%93%e3%81%aa%e6%b3%95%e5%be%8b%ef%bc%9f/ - カテゴリー: コラム - タグ: 民泊 住宅宿泊事業法(民泊新法)ってどんな法律? 「施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業」を行う場合、旅館業法上の許可が必要です(過去記事参照)。しかし、住宅を活用して宿泊サービスを提供する、いわゆる「民泊」は世界各国で展開されており、日本でも急速に普及する状況があること、そして、外国人観光客を含む宿泊需要の拡大や宿泊ニーズの多様化に対応する必要があることに対し、旅館業法上の許可を得なければ、「施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業」を行うことができないというのは、あまりに厳しすぎる... --- ### 採用内定取消しが認められるボーダーライン、ご存知ですか?その2ー最高裁昭和54年7月20日判決(大日本印刷事件) - Published: 2018-03-18 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e6%8e%a1%e7%94%a8%e5%86%85%e5%ae%9a%e5%8f%96%e6%b6%88%e3%81%97%e3%81%8c%e8%aa%8d%e3%82%81%e3%82%89%e3%82%8c%e3%82%8b%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%80%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%80%81/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法, 注目労働裁判例 採用内定取消しが認められるボーダーライン、ご存知ですか?その2ー最高裁昭和54年7月20日判決(大日本印刷事件) 前回の記事は採用内定の取消しが認められる基準について書きましたが、今回の記事は採用内定取消しに関する裁判例を紹介します。 今回の記事で紹介する裁判例は、最高裁昭和54年7月20日判決(大日本印刷事件)です。 ・事案の概要 Xは、某大学の学生であり、翌年3月に卒業予定であった。 Xは大学の推薦を受けてY社の求人に応募し、採用内定を受けた。採用内定通知書には誓約書が同封されていたので、X... --- ### 採用内定取消しが認められるボーダーライン、ご存知ですか?(その1) - Published: 2018-03-09 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e6%8e%a1%e7%94%a8%e5%86%85%e5%ae%9a%e5%8f%96%e6%b6%88%e3%81%97%e3%81%8c%e8%aa%8d%e3%82%81%e3%82%89%e3%82%8c%e3%82%8b%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%80%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%80%81%e3%81%94/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 採用内定の取消しについて 採用内定とは、企業への採用が決定してから入社するまでの関係のことをいいますが、この法的性質については、採用内定によって、内定者と企業との間で労働契約が成立しているが、入社日から就労を開始するという始期があり、また、卒業できない等の事情が発生した場合は採用内定を取り消すことができる旨の解除権が留保されている「始期付解約権留保付労働契約」であると理解されています(もっとも、個別事情によっては異なる法的性質となる可能性があります)。 では、いかなる場合に採用内定の取消し=解約... --- ### 法人名のフリガナ - Published: 2018-03-08 - Modified: 2018-05-03 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e6%b3%95%e4%ba%ba%e5%90%8d%e3%81%ae%e3%83%95%e3%83%aa%e3%82%ac%e3%83%8a/ - カテゴリー: コラム 法人名のフリガナ 平成30年3月12日以降、商業・法人登記の申請を行う場合、申請書に法人名のフリガナを記載することになりました。 これにより、登記事項証明書にフリガナが記載されることになるのかと思いきや、そうではなく、国税庁法人番号公表サイトを通じて公表されるとのことです。 登記事項証明書にこそ記載すべきでないかと思いますが、システム改修が大変なのでしょうか。 立川の弁護士竹村淳(オレンジライン法律事務所) 当記事は平成30年3月8日時点の法律に基づき執筆しています。 --- ### 「イベント民泊」とは - Published: 2018-03-02 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/private-lodging/%e3%80%8c%e3%82%a4%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%88%e6%b0%91%e6%b3%8a%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%af/ - カテゴリー: 民泊 「イベント民泊」とは 自宅の一部やマンションの空き室などを利用して宿泊サービスを提供した場合、旅館業法の許可の問題が生ずることは、過去の記事で述べてきたところですが、厚生労働省は「イベント民泊」については、旅館業法に基づく許可なく、宿泊サービスを提供できるとしています。 では、「イベント民泊」とはどのようなものなのでしょうか。厚生労働省は、①年数回程度(1回当たり2~3日程度のイベント開催時であって、②宿泊施設の不足が見込まれることにより、③開催地の自治体の要請等により自宅を提供するような公共性... --- ### 「民泊」と「旅館業法」の関係その2 - Published: 2018-02-24 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/private-lodging/%e3%80%8c%e6%b0%91%e6%b3%8a%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%80%8c%e6%97%85%e9%a4%a8%e6%a5%ad%e6%b3%95%e3%80%8d%e3%81%ae%e9%96%a2%e4%bf%82%e3%81%9d%e3%81%ae%ef%bc%92/ - カテゴリー: 民泊 - タグ: 民泊 「民泊」と「旅館業法」の関係その2   「人を宿泊させる営業」とは 前回の記事はこちら。 旅館業法は「施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業」をする場合は許可が必要としていますが、ここでいう「人を宿泊させる営業」とはどのようなことを指しているのでしょうか。 「営業」の意味   まず、「営業」につき、厚生労働省は、「社会性をもって継続反復されているもの」であり、ここでいう「社会性をもって」とは、社会通念上、個人生活上の行為として行われる範囲を超える行為として行われるもの... --- ### 「民泊」と「旅館業法」の関係その1 - Published: 2018-02-19 - Modified: 2018-05-03 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e3%80%8c%e6%b0%91%e6%b3%8a%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%80%8c%e6%97%85%e9%a4%a8%e6%a5%ad%e6%b3%95%e3%80%8d%e3%81%ae%e9%96%a2%e4%bf%82%e3%81%9d%e3%81%ae%ef%bc%91/ - カテゴリー: コラム - タグ: 民泊 「民泊」と「旅館業法」の関係その1   「民泊」と旅館業法の許可   「民泊」は法律上の定義はありませんが、一般的には「自宅の一部や別荘、マンションの空き室などを活用して宿泊サービスを提供すること」と理解されていると思われますので、このコラムではその前提で話を進めることとします。 さて、宿泊サービスの提供に関する法律としては、従前から、旅館業法という法律が存在しており、同法は「施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業」をする場合は、旅館業法上の許可が必要であるとしていま... --- ### 通勤時間は労基法上の労働時間に該当するか - Published: 2018-02-14 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e9%80%9a%e5%8b%a4%e6%99%82%e9%96%93%e3%81%af%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%95%e4%b8%8a%e3%81%ae%e5%8a%b4%e5%83%8d%e6%99%82%e9%96%93%e3%81%ab%e8%a9%b2%e5%bd%93%e3%81%99%e3%82%8b%e3%81%8b/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 通勤時間は労基法上の労働時間に該当するか 判例によれば、労基法上の労働時間に該当するか否かは、労働者の行為が使用者の指揮命令下に置かれたものと評価することができるかどうかによって決定されます(最高裁平成12年3月9日判決・三菱重工業長崎造船所事件)。 この点、通勤時間は、労働力の提供という債務を履行するための準備行為であって、使用者の指揮命令下に入る前の段階の行為ですので、労働時間には該当しないと考えられています。 では、一旦会社に立ち寄ったあと、現場に移動する場合、会社から現場に移動するまでの... --- ### 労契法20条の不合理性の判断方法ー日本郵便事件(東京地裁平成29年9月14日判決) - Published: 2018-01-29 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%a5%91%e6%b3%9520%e6%9d%a1%e3%81%ae%e4%b8%8d%e5%90%88%e7%90%86%e6%80%a7%e3%81%ae%e5%88%a4%e6%96%ad%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%83%bc%e6%97%a5%e6%9c%ac%e9%83%b5%e4%be%bf%e4%ba%8b%e4%bb%b6%ef%bc%88/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法, 注目労働裁判例 労契法20条の不合理性の判断方法ー日本郵便事件(東京地裁平成29年9月14日判決) 1 事案の概要  原告は、被告との間で期間の定めのある労働契約を締結している者である。  原告は、被告との間で期間の定めのない労働契約を締結いている者(正社員)と同一内容の業務に従事しているにもかかわらず、手当等の労働条件において差異があり、このことは労働契約法20条に違反するとして、被告の就業規則等の規定の一部が原告にも適用される労働契約上の地位にあることの確認と、正社員の諸手当との差額の支払いを求めた。 2 ... --- ### 氏名、性別、生年月日等の個人情報の漏洩と損害賠償請求(最高裁平成29年10月23日判決) - Published: 2018-01-15 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/personal-information/%e6%b0%8f%e5%90%8d%e3%80%81%e6%80%a7%e5%88%a5%e3%80%81%e7%94%9f%e5%b9%b4%e6%9c%88%e6%97%a5%e7%ad%89%e3%81%ae%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%81%ae%e6%bc%8f%e6%b4%a9%e3%81%a8%e6%90%8d%e5%ae%b3/ - カテゴリー: 個人情報保護 - タグ: 注目民事裁判例 氏名、性別、生年月日等の個人情報の漏洩と損害賠償請求(最高裁平成29年10月23日判決) ●事案の概要 Yは通信教育等を目的とする会社である。 Yのシステムの開発、運用を行っていた会社の業務委託先の従業員であったAは、Yのデータベースから顧客の個人情報を不正に持ち出し、持ち出した個人情報を複数の名簿業者に売却した。 これにより、Yが管理する未成年者Bの氏名、性別、生年月日、郵便番号、住所、電話番号、保護者名(Xの氏名)(以下、まとめて「本件個人情報」という)が外部に漏洩した。 そこで、XはYに対... --- ### 力士は「労働者」なのか(力士の労働者性) - Published: 2018-01-06 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%9b%e5%a3%ab%e3%81%af%e3%80%8c%e5%8a%b4%e5%83%8d%e8%80%85%e3%80%8d%e3%81%aa%e3%81%ae%e3%81%8b/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法, 注目労働裁判例 力士は「労働者」なのか(力士の労働者性) 力士と日本相撲協会との契約関係は労働契約なのか。それとは別の契約類型なのか。この問題についての裁判例は、判断が分かれています。 東京地裁平成25年3月25日判決は、以下のとおり、労働契約ではなく、また、準委任契約でもなく、有償双務契約としての性質を有する私法上の無名契約であると判断しました。 相撲は、個々の力士が相撲道に精進することによって培った技量を本場所相撲等において発揮することを本質的な内容とするものであり、力士が日本相撲協会に対して、相撲競技の公... --- ### 社団法人と財団法人の理事の違い(解任について) - Published: 2018-01-05 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e7%a4%be%e5%9b%a3%e6%b3%95%e4%ba%ba%e3%81%a8%e8%b2%a1%e5%9b%a3%e6%b3%95%e4%ba%ba%e3%81%ae%e7%90%86%e4%ba%8b%e3%81%ae%e9%81%95%e3%81%84%ef%bc%88%e8%a7%a3%e4%bb%bb%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 社団法人と財団法人の理事の違い(解任について) 社団法人の理事は、社員総会の決議によっていつでも解任することができ、解任された理事は、解任に正当な理由がない場合を除き、社団法人に対し損害賠償が請求できるとされています(一般社団法人及び一般財団法人に関する法律70条)。これは株式会社の取締役と同様の規定といえます(会社法339条) 一方、財団法人の理事は、①職務上の義務に違反しまたは職務を怠ったとき、もしくは、②心身の故障のため、職務の執行に支障があり、またはこれに堪えないときに限り、評議員会の決... --- ### 毎月一定期日払いの原則(労基法24条2項) - Published: 2018-01-03 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e6%af%8e%e6%9c%88%e4%b8%80%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e6%97%a5%e6%89%95%e3%81%84%e3%81%ae%e5%8e%9f%e5%89%87%ef%bc%88%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%9524%e6%9d%a12%e9%a0%85%ef%bc%89/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 毎月一定期日払いの原則(労基法24条2項) 労基法24条2項本文は「賃金は、毎月一回以上、一定の期日を定めて支払わなければならない」と規定し、賃金を毎月1回以上、一定の期日を定めて支払うべきことを定めています。これを賃金の毎月一定期日払いの原則といいます。 これによれば、いわゆる年俸制をとる場合も、その支払いについては、例えば、年度末にまとめて1年分を支払うということは許されず、毎月分割して支払う必要があるということになります。 なお、①臨時に支払われる賃金、②賞与、③1か月を超える期間の出勤成... --- ### 合意相殺は全額払いの原則(労基法24条1項)に違反するのか - Published: 2017-12-28 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%90%88%e6%84%8f%e7%9b%b8%e6%ae%ba%e3%81%af%e5%85%a8%e9%a1%8d%e6%89%95%e3%81%84%e3%81%ae%e5%8e%9f%e5%89%87%ef%bc%88%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%9524%e6%9d%a11%e9%a0%85%ef%bc%89%e3%81%ab%e9%81%95/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法, 注目労働裁判例 合意相殺は全額払いの原則(労基法24条1項)に違反するのか 労基法24条1項「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」と規定し、使用者は労働者に賃金の全額を支払わならないことを定めているため(これを賃金全額払いの原則といいます)、会社が労働者に対して何らかの債権を有している場合に、その債権と賃金を相殺することは、双方の合意があったとしても、労基法違反になるのではないかが問題となります。 この点につき、最高裁は、労基法24条1項の賃金全額払の原則の趣旨は、使用者が一方的に賃... --- ### 賃金債権の放棄の可否(労基法24条1項) - Published: 2017-12-21 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e8%b3%83%e9%87%91%e5%82%b5%e6%a8%a9%e3%81%ae%e6%94%be%e6%a3%84%e3%81%ae%e5%8f%af%e5%90%a6%ef%bc%88%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%9524%e6%9d%a11%e9%a0%85%ef%bc%89/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 賃金債権の放棄の可否(労基法24条1項) Xが退職時に受領できる退職金は約400万円であったが、XはYを退職にあたって「XはYに対し、いかなる性質の請求権も有しないことを確認する」旨の記載のある書面に署名してYに差し入れており、退職金債権を放棄する旨の意思表示をしたことが認められるという事案において、Xは退職金債権を放棄する旨の意思表示は労基法24条1項のいわゆる全額払いの原則に反するものであって無効であるとの主張をしました。 これに対し最高裁は、全額払の原則の趣旨は、使用者が一方的に賃金を控除... --- ### 調整的相殺と全額払いの原則(労基法24条1項) - Published: 2017-12-20 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e8%aa%bf%e6%95%b4%e7%9a%84%e7%9b%b8%e6%ae%ba%e3%81%a8%e5%85%a8%e9%a1%8d%e6%89%95%e3%81%84%e3%81%ae%e5%8e%9f%e5%89%87%ef%bc%88%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%9524%e6%9d%a11%e9%a0%85%ef%bc%89/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 あるときに過払いした賃金を後に支払われる賃金から差し引くことを「調整的相殺」といいます。 一方、労基法24条1項「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」と規定し、使用者は労働者に賃金の全額を支払わならないことを定めているため(これを賃金全額払いの原則といいます。)、調整的相殺は、同項但書の例外に該当しない場合は、労基法違反となるように思えます。 この問題について判例は、同項但書の例外に該当しない場合であっても、①過払いのあった時期と清算時期が合理的に接着した時期にあるか... --- ### 全額払いの原則とは(労基法24条1項) - Published: 2017-12-19 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%85%a8%e9%a1%8d%e6%89%95%e3%81%84%e3%81%ae%e5%8e%9f%e5%89%87%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%88%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%9524%e6%9d%a11%e9%a0%85%ef%bc%89/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 全額払いの原則とは(労基法24条1項) 労基法24条1項は「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」と規定し、使用者は労働者に賃金の全額を支払わなければなりません。これを賃金全額払いの原則といいます。 もっとも、同原則については、同項但書により、法令に別段の定めがある場合、または、当該事業場の労働者の過半数で組織する労働組合があるときはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がないときは労働者の過半数の代表者との労使協定がある場合については、賃金の一部を控除して支払... --- ### 速報:マンション管理組合における理事会による理事長の解任(肯定)(最高裁平成29年12月18日判決) - Published: 2017-12-18 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e9%80%9f%e5%a0%b1%ef%bc%9a%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e7%ae%a1%e7%90%86%e7%b5%84%e5%90%88%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8b%e7%90%86%e4%ba%8b%e4%bc%9a%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: 注目民事裁判例 速報:マンション管理組合における理事会による理事長の解任(肯定)(最高裁平成29年12月18日判決) *当記事は速報のため、後日、記事の内容が修正される可能性があります。 事案の概要 Xはマンション管理組合であり、Yは同組合の理事会の理事長であった者である。 Xの管理規約には、管理組合に役員として理事長を含む理事を置き、理事は組合員のなかから総会で選任し、理事長は理事の互選により選任するとの規定はあるが、理事長の解任についての規定はなかった。 当時、理事長であったYが理事会決議を経ないまま、他の... --- ### 直接払いの原則とは(労基法24条1項) - Published: 2017-12-17 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e7%9b%b4%e6%8e%a5%e6%89%95%e3%81%84%e3%81%ae%e5%8e%9f%e5%89%87%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%88%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%9524%e6%9d%a11%e9%a0%85%ef%bc%89/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 直接払いの原則とは(労基法24条1項) 労基法24条1項は「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」と規定し、同項により、使用者は、賃金を、直接労働者に支払わなければなりません。これを賃金の直接払いの原則といいます。 判例によれば、労働者が賃金の支払を受ける前に賃金債権を第三者に譲渡した場合においても同項の適用があり、賃金債権の譲渡自体は有効であるが、使用者は直接労働者に対し賃金を支払わなければならず、したがって、賃金債権の譲受人は自ら使用者に対しその支払を求めることは許... --- ### 改正民法の施行日は平成32年4月1日 - Published: 2017-12-16 - Modified: 2017-12-16 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e6%94%b9%e6%ad%a3%e6%b0%91%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%96%bd%e8%a1%8c%e6%97%a5%e3%81%af%e5%b9%b3%e6%88%9032%e5%b9%b44%e6%9c%881%e6%97%a5/ - カテゴリー: コラム - タグ: 民法 改正民法の施行日は平成32年4月1日。 平成29年12月15日に閣議決定されました(首相官邸ホームページ)。 --- ### 給与の銀行振込と労基法(労基法24条1項) - Published: 2017-12-15 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e7%b5%a6%e4%b8%8e%e3%81%ae%e9%8a%80%e8%a1%8c%e6%8c%af%e8%be%bc%e3%81%a8%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%95%ef%bc%88%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%9524%e6%9d%a11%e9%a0%85%ef%bc%89/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 給与の銀行振込と労基法(労基法24条1項) 給与の銀行振込は一般的に行われていますが、実は労基法上の論点があります。 労基法上、「賃金は通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」と規定し、賃金を「通貨」で支払わなければならないとしているため(「通貨払いの原則」といいます。同法24条1項本文。「通貨払いの原則」については過去記事参照)、銀行振込はこれに反するのではないかという問題があります。 しかし、これについては、同項の但書において、厚生労働省令で定める賃金について確実な支払の方法... --- ### 通貨払いの原則とは(労基法24条1項) - Published: 2017-12-14 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e9%80%9a%e8%b2%a8%e6%89%95%e3%81%84%e3%81%ae%e5%8e%9f%e5%89%87%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%88%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%9524%e6%9d%a11%e9%a0%85%ef%bc%89/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 通貨払いの原則とは(労基法24条1項) 労基法24条1項は「賃金は通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」と規定し、賃金を「通貨」で支払わなければならないことを規定しています。これを「通貨払いの原則」といいます。 ここでいう「通貨」とは、日本で強制通用力を持つ貨幣及び日本銀行が発行する銀行券をいい(通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律2条3項)、外国通貨は含まれません。また、小切手も、裁判例では、「通貨」に該当しないとされています(東京地裁昭和39年4月28日判決) では、定期... --- ### 司法試験に合格しただけでは弁護士になれない(二回試験) - Published: 2017-12-12 - Modified: 2017-12-12 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e5%8f%b8%e6%b3%95%e8%a9%a6%e9%a8%93%e3%81%ab%e5%90%88%e6%a0%bc%e3%81%97%e3%81%9f%e3%81%a0%e3%81%91%e3%81%a7%e3%81%af%e5%bc%81%e8%ad%b7%e5%a3%ab%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%88/ - カテゴリー: コラム 司法試験に合格しただけでは弁護士になれない。 弁護士になるために司法試験に合格する必要があることは知られていると思いますが、実は、司法試験に合格しただけでは、弁護士には(裁判官や検察官にも)なれません。 弁護士法によると、弁護士となる資格を有する者は「司法修習生の修習を終えた者」とされています(同法4条)。そして、司法修習生の修習を終えるためには「少なくとも一年間修習をした後試験に合格」することが必要とされています(裁判所法67条1項)。 つまり、弁護士になるためには、司法試験に合格して司法修習... --- ### 最高裁裁判官になるための要件 - Published: 2017-12-10 - Modified: 2017-12-10 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81%e8%a3%81%e5%88%a4%e5%ae%98%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6/ - カテゴリー: コラム 最高裁判所の裁判官は、長官は内閣の指名に基いて天皇が任命し(憲法6条2項)、長官以外の裁判官は内閣が任命します(憲法79条1項)。 では、最高裁の裁判官になるためにはどのような要件があるのでしょうか。 これについては、裁判所法41条1項に規定があります。 同項によると、最高裁の裁判官は、識見の高い、法律の素養のある40歳以上の者でなければならず、かつ、裁判官のうち10人は、高等裁判所長官あるいは判事の地位に10年以上あった者、または、高等裁判長官、判事、簡易裁判所判事、検察官、弁護士または大学の... --- ### 家庭裁判所の調停は必ず出席しないといけないのか(電話会議) - Published: 2017-12-09 - Modified: 2017-12-09 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e5%ae%b6%e5%ba%ad%e8%a3%81%e5%88%a4%e6%89%80%e3%81%ae%e8%aa%bf%e5%81%9c%e3%81%af%e5%bf%85%e3%81%9a%e5%87%ba%e5%b8%ad%e3%81%97%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%a8%e3%81%84%e3%81%91%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%ae/ - カテゴリー: コラム 家庭裁判所の調停は必ず出席しないといけないのか(電話会議) 東京在住のXさんは、相手方であるYさんが北海道稚内市に在住しているため、遺産分割調停を旭川家庭裁判所稚内支部に申し立てることになりました(前回のコラム参照)。 では、Xさん(あるいは依頼した竹村弁護士)は、調停期日に、毎回、稚内市に行かなければならないのでしょうか。 平成25年に家事事件手続法が施行される前は、稚内市に行かなければなりませんでした(当時は膨大な交通費がかかったと思います)。 しかし、同法施行以後は、当事者が遠隔の地に居住... --- ### 家庭裁判所の調停はどこに申し立てるか(管轄) - Published: 2017-12-08 - Modified: 2017-12-08 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e5%ae%b6%e5%ba%ad%e8%a3%81%e5%88%a4%e6%89%80%e3%81%ae%e8%aa%bf%e5%81%9c%e3%81%af%e3%81%a9%e3%81%93%e3%81%ab%e7%94%b3%e3%81%97%e7%ab%8b%e3%81%a6%e3%82%8b%e3%81%8b%ef%bc%88%e7%ae%a1%e8%bd%84%ef%bc%89/ - カテゴリー: コラム - タグ: 民法 家庭裁判所の調停はどこに申し立てるか(管轄) ●設問 東京都新宿区に住んでいるXさんは、北海道稚内市に住んでいるYさんに対して、遺産分割調停を申し立てようとしています。Xさんは調停申立てにあたって、東京都立川市に事務所のある竹村弁護士に依頼しました。なお、どこの裁判所に申し立てるかについて、当事者間での合意は存在しません。 この場合、遺産分割調停はどこの家庭裁判所に申し立てることになるのでしょうか。 ●解説 家庭裁判所に調停を申し立てる場合の管轄については、相手方の住所地を管轄する家庭裁判所、ま... --- ### 速報:放送法64条1項の意義、憲法適合性(最高裁平成29年12月6日大法廷判決) - Published: 2017-12-07 - Modified: 2017-12-07 - URL: https://orangeline-law.jp/column/416/ - カテゴリー: コラム 速報:放送法64条1項の意義、憲法適合性(最高裁平成29年12月6日大法廷判決) 注:速報につき、後日、記事の内容に加筆修正を加える可能性があります。 ●事案の概要  Yは平成18年3月以降、その住居に、NHKの放送を受信することのできるテレビを設置した。  NHKは平成23年9月21日到達の書面により、Yに対し、受信契約の申し込みをしたが、Yはこの申込みに対し、承諾をしていない。  そこで、NHKは、Yに対し、①主位的請求として、放送法64条1項(「協会の放送を受信することのできる受信設備を設... --- ### 賃借人の原状回復義務と無断転借人の行為(最高裁平成17年3月10日判決) - Published: 2017-12-06 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e8%b3%83%e5%80%9f%e4%ba%ba%e3%81%ae%e5%8e%9f%e7%8a%b6%e5%9b%9e%e5%be%a9%e7%be%a9%e5%8b%99%e3%81%a8%e7%84%a1%e6%96%ad%e8%bb%a2%e5%80%9f%e4%ba%ba%e3%81%ae%e8%a1%8c%e7%82%ba%ef%bc%88%e6%9c%80%e9%ab%98/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: 民法, 注目民事裁判例, 賃貸借契約 賃借人の原状回復義務と無断転借人の行為(最高裁平成17年3月10日判決) ●事案の概要  Xは、本件土地につき、Aとの間で、使用目的を資材置場とし賃貸人の承諾なしに転貸することを禁止する旨の約定のある賃貸借契約を締結し、Yはその賃貸借契約に基づくAの債務を連帯保証した。  その後、Aは、Xの承諾を得ることなく、Bとの間で、使用目的を資材置場とする転貸借契約を締結した。Bは、本件土地を産業廃棄物の処分場として使用し、利益を得るつもりであったが、転貸借契約の締結にあたってはこのことを隠していた。  ... --- ### ホストの労働者性(消極)(東京地裁平成28年3月25日判決) - Published: 2017-12-05 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e3%83%9b%e3%82%b9%e3%83%88%e3%81%ae%e5%8a%b4%e5%83%8d%e8%80%85%e6%80%a7%ef%bc%88%e6%b6%88%e6%a5%b5%ef%bc%89%ef%bc%88%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e5%9c%b0%e8%a3%81%e5%b9%b3%e6%88%9028%e5%b9%b43%e6%9c%8825/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法, 注目労働裁判例 ホストの労働者性(消極)  ホストクラブにおけるホストの労働者性(労働者かそれとも自営業者か)が問題となり、これを消極に解した裁判例がありますので、紹介します(東京地裁平成28年3月25日判決)。 ●事案の概要(事実関係は裁判所が認定した事実)  原告はホストクラブに勤務するホストである。  原告の勤務するホストクラブの料金体系は、基本料金が約1万円であるが、これとは別に飲食代金がかかり,飲食代金に応じてホストの指名料(最低2000円)が加算された。指名のホスト以外に接客の補助として、ヘルプと呼... --- ### 地方自治体の長の不信任決議による解職(地方自治法) - Published: 2017-12-04 - Modified: 2017-12-04 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e5%9c%b0%e6%96%b9%e8%87%aa%e6%b2%bb%e4%bd%93%e3%81%ae%e9%95%b7%e3%81%ae%e4%b8%8d%e4%bf%a1%e4%bb%bb%e6%b1%ba%e8%ad%b0%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e8%a7%a3%e8%81%b7%ef%bc%88%e5%9c%b0%e6%96%b9%e8%87%aa/ - カテゴリー: コラム 地方自治体の長の不信任決議による解職(地方自治法) 地方自治法は、地方公共団体の議会は、議員数の3分の2以上の者が出席しその4分の3以上が賛成したときは、当該地方公共団体の長の不信任決議をすることができると規定しています(同法178条3項) 不信任決議を受けた長は、不信任決議を受けたことの通知を受けた日から10日以内に議会を解散することができます(同条1項)。 そして、その期間内に議会を解散しないとき、または、解散後初めて招集された議会において再び不信任の議決があったとき(ただし、この場合は3分... --- ### 銀行はなぜ平日は営業しているのか(銀行法) - Published: 2017-12-03 - Modified: 2017-12-03 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e9%8a%80%e8%a1%8c%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%9c%e5%b9%b3%e6%97%a5%e3%81%af%e5%96%b6%e6%a5%ad%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e3%81%ae%e3%81%8b%ef%bc%88%e9%8a%80%e8%a1%8c%e6%b3%95%ef%bc%89/ - カテゴリー: コラム 銀行はなぜ平日は営業しているのか(銀行法)。 銀行といえば、平日は営業しており、土日祝日は休みというイメージだと思いますが、この「平日は営業している」というのは、業界の慣行ではなく、法律によって定められているのです。 銀行法15条1項は「銀行の休日は、日曜日その他政令で定める日に限る」と規定し、これを受けて、銀行法施行令は「法第十五条第一項に規定する政令で定める日は、次に掲げる日とする。一 国民の祝日に関する法律(昭和二十三年法律第百七十八号)に規定する休日 二 十二月三十一日から翌年の一月三日... --- ### 速報:強制わいせつ罪の成立に性的意図は不要(最高裁平成29年11月29日判決) - Published: 2017-11-29 - Modified: 2017-11-29 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e9%80%9f%e5%a0%b1%ef%bc%9a%e5%bc%b7%e5%88%b6%e3%82%8f%e3%81%84%e3%81%9b%e3%81%a4%e7%bd%aa%e3%81%ae%e6%88%90%e7%ab%8b%e3%81%ab%e6%80%a7%e7%9a%84%e6%84%8f%e5%9b%b3%e3%81%af%e4%b8%8d%e8%a6%81%ef%bc%88/ - カテゴリー: コラム 強制わいせつ罪の成立に性的意図は不要(最高裁平成29年11月29日判決) 最高裁は、昭和45年に強制わいせつ罪の成立要件として、その行為が犯人の性欲を刺激興奮させまたは満足させるという性的意図が必要との見解を示しました。その後、この見解は維持されてきたのですが、平成28年10月27日に大阪高裁が強制わいせつ罪の成立に性的意図は不要との判断を示したことから、この見解の妥当性につき、最高裁で改めて審理されることになりました(詳細は当コラムの過去記事参照)。 そして、平成29年11月29日、最高裁大法... --- ### 長期間の経過と民法597条2項但書の適用(最高裁平成11年2月25日判決) - Published: 2017-11-28 - Modified: 2017-11-28 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e9%95%b7%e6%9c%9f%e9%96%93%e3%81%ae%e7%b5%8c%e9%81%8e%e3%81%a8%e6%b0%91%e6%b3%95597%e6%9d%a12%e9%a0%85%e4%bd%86%e6%9b%b8%e3%81%ae%e9%81%a9%e7%94%a8%ef%bc%88%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81%e5%b9%b3/ - カテゴリー: コラム - タグ: 民法, 注目民事裁判例, 賃貸借契約 長期間の経過と民法597条2項但書の適用(最高裁平成11年2月25日判決) 1.事案の概要  昭和33年12月頃、X社の代表取締役はAであり、Aの長男であるBと次男であるYはX社の取締役であった。  AはX社が所有する土地(以下「本件土地」という)上に木造瓦葺二階建ての建物(以下「本件建物」という)を建築してYに取得させ、本件土地を本件建物の敷地としてYに無償で使用させた。このときに、X社とYとの間で、本件建物所有を目的とする使用貸借契約が(黙示的に)成立した。  昭和47年2月にAは死亡したが... --- ### 市川市市長選挙の再選挙について(公職選挙法) - Published: 2017-11-27 - Modified: 2017-11-28 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e5%b8%82%e5%b7%9d%e5%b8%82%e5%b8%82%e9%95%b7%e9%81%b8%e6%8c%99%e3%81%ae%e5%86%8d%e9%81%b8%e6%8c%99%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%ef%bc%88%e5%85%ac%e8%81%b7%e9%81%b8%e6%8c%99%e6%b3%95%ef%bc%89/ - カテゴリー: コラム 市川市市長選挙の再選挙について(公職選挙法) 平成29年11月26日実施の千葉県市川市の市長選挙は、再選挙が実施されることになりました。 これは、公職選挙法が、地方公共団体の長の選挙については、有効投票の最多数を得ただけではく、有効投票の総数の4分の1以上の得票を得たことを当選の要件としているところ(同法95条1項4号)、同選挙においては、有効投票数が119,078票であるのに対し、最も多く票を得た候補の得票が28,109票であり、4分の1に達していない(約23. 6%)からです。 再選挙について... --- ### 強制わいせつ罪の成立と性的意図 - Published: 2017-11-26 - Modified: 2017-11-27 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e5%bc%b7%e5%88%b6%e3%82%8f%e3%81%84%e3%81%9b%e3%81%a4%e7%bd%aa%e3%81%ae%e6%88%90%e7%ab%8b%e3%81%a8%e6%80%a7%e7%9a%84%e6%84%8f%e5%9b%b3/ - カテゴリー: コラム - タグ: 刑事法 強制わいせつ罪の成立と性的意図 強制わいせつ罪について規定する刑法176条は「十三歳以上の男女に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。」との条文であり、条文上は、わいせつな行為をするにあたって、行為者に性的な意図があることを要求していません。 しかし、最高裁は、その行為が犯人の性欲を刺激興奮させまたは満足させるという性的意図のもとに行なわれることを要するという立場をとっていました(最高裁昭... --- ### 平成29年10月22日実施の最高裁裁判官国民審査の参考情報 - Published: 2017-10-10 - Modified: 2017-10-13 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81%e5%9b%bd%e6%b0%91%e5%af%a9%e6%9f%bb/ - カテゴリー: コラム 平成29年10月22日実施の最高裁裁判官国民審査の参考情報。 平成29年10月22日に実施される最高裁裁判官の国民審査の対象となる最高裁の裁判官は、大谷直人、小池裕、木澤克之、菅野博之、山口厚、戸倉三郎、林景一の7名の裁判官です。 国民審査にあたり、各裁判官が最高裁裁判官に任命されて以来、大法廷においてどのような判断をしてきたかについて情報提供をしようと思います(国民審査とは何かについては、当コラムの過去記事参照)。意外にこういう情報をまとめたサイトはないので、少しでも参考になれば幸いです。 今... --- ### 最高裁裁判官国民審査とは - Published: 2017-10-10 - Modified: 2017-10-13 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81%e8%a3%81%e5%88%a4%e5%ae%98%e5%9b%bd%e6%b0%91%e5%af%a9%e6%9f%bb/ - カテゴリー: コラム 憲法79条2項は「最高裁判所の裁判官の任命は、その任命後初めて行われる衆議院議員総選挙の際国民の審査に付し、その後十年を経過した後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際更に審査に付し、その後も同様とする」と規定します。 これは、既に任命されている最高裁裁判官を国民が審査する解職の制度であり、最高裁に対する民主的コントロールを及ぼすための手段であると理解されています。 憲法は国民審査の細則を法律に委任しており(憲法79条4項)、これを受けて、最高裁判所国民審査法が制定されています。 国民審査の投票方法... --- ### 受動喫煙防止のための法的規制 - Published: 2017-10-05 - Modified: 2018-01-26 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e5%8f%97%e5%8b%95%e5%96%ab%e7%85%99%e9%98%b2%e6%ad%a2%e3%81%ae%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ae%e6%b3%95%e7%9a%84%e8%a6%8f%e5%88%b6/ - カテゴリー: コラム 受動喫煙防止のための法的規制 当記事執筆日(平成29年11月5日)現在、受動喫煙の防止を目的とする法律は、私(弁護士竹村淳)の知る限りでは、健康増進法25条と労働安全衛生法68条の2の2つしか存在しません。今後、さらなる立法がされる可能性が高まっているように思いますが、当記事では、これらの2つの法律(条文)についてご紹介したいと思います。 健康増進法25条 健康増進法25条は「学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理... --- ### 労働基準法上の「労働者」とは? - Published: 2017-09-28 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%9f%ba%e6%ba%96%e6%b3%95%e4%b8%8a%e3%81%ae%e3%80%8c%e5%8a%b4%e5%83%8d%e8%80%85%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 労働基準法上の「労働者」とは? 労働基準法は「労働者」を「職業の種類を問わず、事業又は事務所(以下「事業」という。)に使用される者で、賃金を支払われる者」と定義しています(同法9条)。したがって、これに該当する者は、同居の親族のみを使用する事業に使用される労働者や家事使用人を除き(同法116条2項)、労基法の適用を受けることになります。 労基法の適用を受けるということは、労基法を基礎とする最低賃金法、雇用機会均等法、労働者派遣法等の適用を受けることも意味しますので、労基法上の「労働者」該当性は重... --- ### 兼業禁止規定違反と懲戒処分 - Published: 2017-08-18 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%85%bc%e6%a5%ad%e7%a6%81%e6%ad%a2%e8%a6%8f%e5%ae%9a%e9%81%95%e5%8f%8d%e3%81%a8%e6%87%b2%e6%88%92%e5%87%a6%e5%88%86/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 兼業禁止規定違反と懲戒処分 Q  当社のある従業員が勤務時間外に他社で勤務していることが判明しました。本人もその事実を認めています。当社の就業規則には「会社の許可なく社外の業務に従事してはならない」との規定があり、これに違反することが懲戒事由となっています。この従業員を懲戒解雇しようと思うのですが、問題はありますか? A   兼業を禁止し、これに違反することを懲戒事由としている会社は多いと思います。しかし、兼業を理由に懲戒処分、特に懲戒解雇等の重い処分をする場合は注意が必要です。  兼業を禁止す... --- ### 非公開会社である取締役会設置会社において代表取締役を株主総会の決議により選任することの可否(肯定)(最決平成29年2月21日) - Published: 2017-07-10 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e9%9d%9e%e5%85%ac%e9%96%8b%e4%bc%9a%e7%a4%be%e3%81%a7%e3%81%82%e3%82%8b%e5%8f%96%e7%b7%a0%e5%bd%b9%e4%bc%9a%e8%a8%ad%e7%bd%ae%e4%bc%9a%e7%a4%be%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%84%e3%81%a6%e4%bb%a3%e8%a1%a8/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 会社法, 注目会社法裁判例 非公開会社である取締役会設置会社において代表取締役を株主総会の決議により選任することの可否(肯定)(最決平成29年2月21日) 会社法は「取締役会設置会社においては、株主総会は、この法律に規定する事項及び定款で定めた事項に限り、決議をすることができる」と定めており(295条2項)、これによれば、取締役会設置会社であっても、株主総会で代表取締役を選任する旨を定款で定めれば、株主総会で代表取締役を選任することができることになりそうです。 しかし、その一方で、会社法は「株式会社(取締役会設置会社を除く... --- ### 秘密保持義務違反と違約金 - Published: 2017-07-02 - Modified: 2025-03-13 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e7%a7%98%e5%af%86%e4%bf%9d%e6%8c%81%e7%be%a9%e5%8b%99%e9%81%95%e5%8f%8d%e3%81%a8%e9%81%95%e7%b4%84%e9%87%91/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 【秘密保持義務違反と違約金】 従業員に対し雇用契約あるいは就業規則により秘密保持義務を課している会社は多いのではないかと思います。 しかし、秘密保持義務違反があった場合であっても、当該従業員に対し損害賠償請求をするためには、秘密保持義務違反の事実のほか、それによって会社にいかなる損害が生じたのかを主張立証することが必要です。 そして、これらの主張立証に成功するには、かなりの困難が伴います。 そこで、例えば「秘密保持義務違反があった場合は1000万円を支払わなければならない」というような違約金の条... --- ### パワーハラスメントの裁判例 - Published: 2017-07-01 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e3%83%91%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%8f%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%83%88%e3%81%ae%e8%a3%81%e5%88%a4%e4%be%8b/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 1.福岡高判平20. 8. 25判時2032号52頁 海上自衛隊で上官が「お前三曹だろう、三曹らしい仕事をしろよ。お前は覚えが悪いな。バカかお前は、三曹失格だ」等の発言をしたという事案(パワハラを受けた自衛官は護衛艦内で自殺)で、上官の発言は心理的負荷を過度に蓄積させるもので指導の域をこえるものとして請求を一部認容したもの 2.東京地判平25. 6. 20判時2202号62頁 私立大学のラグビー部で選手の育成業務を受託した会社の従業員がヘッドコーチから、女だから駄目だ、女は気合いを入れられない、あいつは... --- ### 年次有給休暇の時季指定権行使の時期 - Published: 2016-10-25 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%b9%b4%e6%ac%a1%e6%9c%89%e7%b5%a6%e4%bc%91%e6%9a%87%e3%81%ae%e6%99%82%e5%ad%a3%e6%8c%87%e5%ae%9a%e6%a8%a9%e8%a1%8c%e4%bd%bf%e3%81%ae%e6%99%82%e6%9c%9f/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 判例は、労基法39条の年次有給休暇の権利は、労基法上の要件が満たされることによって当然に発生する「年休権」と、有給休暇を取得する時季を指定する「時季指定権」の2つによって構成されるとの立場をとっています(最高裁・昭和48年3月2日判決)。 このような立場に立った場合、発生した「年休権」は、労働者が「時季指定権」を行使することによって具体的な効果を生じることになりますが、「時季指定権」の行使の時期を制限することはできるのでしょうか。 この点、判例は、就業規則の前々日までに有給休暇の請求をしなければ... --- ### 年次有給休暇(労基法39条)の法的性質 - Published: 2016-10-24 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%b9%b4%e6%ac%a1%e6%9c%89%e7%b5%a6%e4%bc%91%e6%9a%87%ef%bc%88%e5%8a%b4%e5%9f%ba%e6%b3%9539%e6%9d%a1%ef%bc%89%e3%81%ae%e6%b3%95%e7%9a%84%e6%80%a7%e8%b3%aa/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 労基法39条1項は、使用者は、一定の要件を満たした労働者に対し、有給休暇を「与えなければならない」と規定していますが、同条5項は、使用者は、有給休暇を「労働者の請求する時季に与えなければならない」と規定しています。 このように規定されている有給休暇の権利の性質については、労働者の一方的な意思表示により有給休暇の権利が発生するとする形成権説と、②労働者が請求しこれを使用者が承諾することによって有給休暇の権利が発生するとする請求権説の対立があありました。 この点、判例は、有給休暇の権利は労基法上の要... --- ### 現金は遺産分割の対象財産か(最高裁平成4年4月10日判決) - Published: 2016-10-20 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e7%8f%be%e9%87%91%e3%81%af%e9%81%ba%e7%94%a3%e5%88%86%e5%89%b2%e3%81%ae%e5%af%be%e8%b1%a1%e8%b2%a1%e7%94%a3%e3%81%8b/ - カテゴリー: 相続・遺言 預金は相続開始により当然に分割されるというのが最高裁の立場ですが(最高裁昭和29年4月8日判決)、預金ではなく、現金はどのように取り扱われるのでしょうか。 この点につき、最高裁は、ある相続人が、被相続人が保管していた現金を引き継いで保管している他の相続人に対し、法定相続分に応じた支払いを求めた事案において、遺産分割までの間は、自己の法定相続分に相当する金銭の支払を求めることはできないとの判決をしました(平成4年4月10日判決)。 この判決は、明示はしていないものの、現金は遺産分割の対象財産である... --- ### 注目労働裁判例・大阪高判平成28年7月26日(労契法20条の「不合理と認められるもの」―ハマキョウレックス事件)② - Published: 2016-10-18 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e6%b3%a8%e7%9b%ae%e5%8a%b4%e5%83%8d%e8%a3%81%e5%88%a4%e4%be%8b%e3%83%bb%e5%a4%a7%e9%98%aa%e9%ab%98%e5%88%a4%e5%b9%b3%e6%88%9028%e5%b9%b47%e6%9c%8826%e6%97%a5%ef%bc%88%e5%8a%b4%e5%a5%91%e6%b3%9520/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 本事件の最高裁判決について記事を書きました。こちらをご覧ください。 平成28年7月26日の大阪高等裁判所の判決の概要は以下のとおりです(事実関係及び原審の判断はこちらをご参照ください)。 1 正社員と契約社員との間の賃金等の労働条件の相違の理由 正社員のドライバーの業務内容と契約社員のドライバーの業務内容は大きな相違があるとは認められない。 しかし、正社員と契約社員との間には、職務遂行能力の評価や教育訓練等を通じた人材の育成等による等級・役職への格付け等を踏まえた広域移動や人材登用の可能性といっ... --- ### 労働基準監督官の権限 - Published: 2016-10-14 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%9f%ba%e6%ba%96%e7%9b%a3%e7%9d%a3%e5%ae%98%e3%81%ae%e6%a8%a9%e9%99%90/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 労働基準監督官は、令状を持たずに事業場等を臨検し、帳簿や書類の提出を求め、使用者もしくは労働者に対し尋問をすることができます(労基法101条)。使用者がこれを拒否した場合、30万円以下の罰金に処せられます(同法120条4号)。 さらに、労働基準監督官は、労基法違反の罪について、刑事訴訟法に規定する司法警察員の職務を行うことができます(同法102条)。つまり、逮捕状の請求や検察官に対する事件送致をすることができます。 このように、労基法は労働基準監督官が監督業務を遂行するべく、かなり強力な権限を労... --- ### 預金は遺産分割の対象財産か - Published: 2016-10-12 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e9%a0%90%e9%87%91%e3%81%af%e9%81%ba%e7%94%a3%e5%88%86%e5%89%b2%e3%81%ae%e5%af%be%e8%b1%a1%e8%b2%a1%e7%94%a3%e3%81%8b/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 民法, 相続 最高裁は、預金を含む可分債権は、相続が開始すると当然に分割され、各相続人に法定相続人に応じて帰属するとの立場をとっており(最高裁・昭和29年4月29日判決)、遺産分割の対象財産とはならないとの立場をとっています。 しかし、最高裁の立場によると、遺産の大部分が預金であった場合、特別受益や寄与分を考慮することができず、これらの規定が無意味になってしまうという問題点や、遺産分割における調整手段として預金を用いることができないという問題点が指摘されています。 そこで、いかなる理論的根拠に基づくのかは不明... --- ### ノーベル賞と所得税 - Published: 2016-10-10 - Modified: 2016-10-14 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e3%83%8e%e3%83%bc%e3%83%99%e3%83%ab%e8%b3%9e%e3%81%a8%e6%89%80%e5%be%97%e7%a8%8e/ - カテゴリー: コラム ノーベル賞受賞者には、ノーベル財団から賞金が授与されます(経済学賞を除く)。 では、この賞金には所得税がかかるのでしょうか。 これについては、所得税法9条1項13号ホにおいて、ノーベル基金からノーベル賞として交付される金品は、所得税を課さないとされています。 なお、オリンピックまたはパラリンピックで特に優秀な成績を収めた者を表彰するものに対してJOC、日本障害者スポーツ協会等から受け取る報奨金も、非課税とされています(所得税法9条1項14号)。 *本記事の内容は投稿日現在の法律に基づくものです。 --- ### 注目労働裁判例・大阪高判平成28年7月26日(労契法20条の「不合理と認められるもの」―ハマキョウレックス事件)① - Published: 2016-08-01 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e6%b3%a8%e7%9b%ae%e5%8a%b4%e5%83%8d%e8%a3%81%e5%88%a4%e4%be%8b%e3%83%bb%e5%a4%a7%e9%98%aa%e9%ab%98%e5%88%a4%e5%b9%b3%e6%88%9028%e5%b9%b47%e6%9c%8826%e6%97%a5%ef%bc%88%e5%8a%b4%e5%a5%91%e6%b3%95/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) 本事件の最高裁判決について記事を書きました。こちらをご覧ください。 大阪高判平成28年7月26日(労契法20条の「不合理と認められるもの」―ハマキョウレックス事件)① 今回の投稿では前提となる、事実関係及び原審(大津地彦根支判平成27年9月16日)判決内容につき述べます。 1.事案の概要 原告は、被告との間で、以下の内容の労働契約を締結しました。 ア 期間 平成20年10月6日から平成21年3月31日まで(ただし,更新する場合がありえる。) イ 勤務場所 被告彦根支店 ウ 業務内容 配車ドライバ... --- ### 「残業代請求への実践的対方法セミナー(ワークつき)」開催報告 - Published: 2016-07-30 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/infomation/%e3%82%bb%e3%83%9f%e3%83%8a%e3%83%bc%e9%96%8b%e5%82%ac%e5%a0%b1%e5%91%8a/ - カテゴリー: お知らせ - タグ: 労働法 平成28年7月29日(金)、「残業代請求への実践的対方法セミナー(ワークつき)」を開催しました。 架空のケース(画像左側参照)を参加者の方に検討して頂いたうえで、残業代請求がされた場合に会社としてどのような点に着目して対応すればよいのかについて、講義しました。 今回のセミナーでお配りした参考資料は、残業代請求のほぼすべての論点を網羅している(はず)の竹村渾身の資料となりました。 せっかくいい資料ができたので、同じ趣旨の(ワークの内容はさらに進化させますが)セミナーを遠からず開催したいと考えていま... --- ### 民法(相続法)改正中間試案 - Published: 2016-07-12 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e6%b0%91%e6%b3%95%ef%bc%88%e7%9b%b8%e7%b6%9a%e6%b3%95%ef%bc%89%e6%94%b9%e6%ad%a3%e4%b8%ad%e9%96%93%e8%a9%a6%e6%a1%88/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 民法, 相続 民法の相続法部分の改正を検討していた法務省・法制審議会(相続関係)部会は、平成28年6月21日に、「民法(相続関係)等の改正に関する中間試案」をとりまとめました。その概要は以下のとおりです。 1.配偶者の居住権を保護するための方策 ⑴ 配偶者が相続開始の時に被相続人所有の建物に無償で居住していた場合は、遺産分割により当該建物の帰属が確定するまでの間、引き続きその建物を無償で使用することができるものとする(「短期居住権」)。 ⑵ 配偶者が相続開始の時に居住していた被相続人所有の建物を対象として、終... --- ### 労働審判手続について② - Published: 2016-07-04 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%af%a9%e5%88%a4%e6%89%8b%e7%b6%9a%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e2%91%a1/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 過去記事はこちら。 労働審判手続きは、迅速な問題解決を図るべく、原則として3回以内の期日で終了するとされています。 そして、3回以内の期日で終了させるため、労働審判委員会は、第1回期日に当事者の陳述を聴いて争点・証拠の整理をし、可能な証拠調べを実施するとされています。 つまり、労働審判手続きでは、第1回期日から実質的な審理が行われ、そこである程度の心証を固められてしまうのです。 したがって、申立てにあたっては、自らの請求を積極的に理由づける主張及び証拠の提出をすることはもちろんのこと、予想される... --- ### 労働審判手続について① - Published: 2016-07-01 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%af%a9%e5%88%a4%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 労働審判手続きとは、企業と労働者個人との間の労働関係において生じた紛争を取扱う迅速、適正かつ実効的に解決することを目的とする手続きです。 この手続は大きく2つの点で通常の訴訟手続きとは異なる点があります。 1点目。 労働審判手続きは、裁判官だけではなく、裁判官と労働関係の専門的知識を有する者2名(「労働審判員」といいます)で構成される労働審判委員会が審理を担当します。 労働審判員は使用者側団体から推薦された者と労働者側団体から推薦された者の各1名が担当するのですが、労働審判員は出身団体にかかわら... --- ### 強姦罪等の改正の動き(法制審議会(性犯罪関係部会)) - Published: 2016-06-27 - Modified: 2016-06-27 - URL: https://orangeline-law.jp/column/251/ - カテゴリー: コラム - タグ: 刑事法 性犯罪に関する刑法の改正について検討を行っていた法制審議会の刑事法(性犯罪関係部会)は、平成28年6月16日、概ね以下の内容を部会の意見として、法制審議会の総会に報告することを決定しました。 1. 現行の強姦罪(刑法177条)と準強姦罪(178条2項)は、客体を「女子」に、行為を「姦淫」に限定しているが、これらについて、客体の限定をなくし(男子も客体に含まれる)、行為を「性交、肛門性交又は口腔性交」に拡大する。 2. 強姦罪の法定刑の下限を3年から5年に引き上げ、強姦等致死傷の法定刑の下限を5年... --- ### セミナー開催報告「民泊ビジネスに参入するために知っておくべきこと」 - Published: 2016-06-23 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/infomation/%e3%82%bb%e3%83%9f%e3%83%8a%e3%83%bc%e9%96%8b%e5%82%ac%e5%a0%b1%e5%91%8a%e3%80%8c%e6%b0%91%e6%b3%8a%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%8d%e3%82%b9%e3%81%ab%e5%8f%82%e5%85%a5%e3%81%99%e3%82%8b%e3%81%9f%e3%82%81/ - カテゴリー: お知らせ - タグ: 民泊 6月22日(水)に『民泊ビジネスに参入するために知っておくべきこと』とのタイトルのセミナーを開催しました。 内容としては、 1.民泊を巡る現在の法規制の概観(旅館業法、国家戦略特区等) 2.いわゆる「民泊新法」制定に向けた政府内の議論の状況 3.2.をふまえて、今後民泊に参入するにあたって注意するべき点 についてお話しさせて頂きました。 セミナー後の質疑応答の時間も大変盛り上がりました。 民泊についての関心の高さを感じたセミナーとなりました。 今後も同趣旨のセミナーを開催予定です。日程は決まり次... --- ### 支払督促について - Published: 2016-06-21 - Modified: 2016-06-23 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e6%94%af%e6%89%95%e7%9d%a3%e4%bf%83%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/ - カテゴリー: コラム 支払督促とは、金銭その他の代替物又は有価証券の一定の数量の給付を目的とする請求につき、簡易裁判所の裁判所書記官への申立てにより、実質的審理を行わずに、債権者に債務名義(簡単に言えば、強制執行をできる権利)を取得させる手続きのことをいいます。 支払督促のポイントは、実質的審理を行わないというところにあります。ですので、支払督促の申立てにあたっては、証拠を提出する必要はありません。 そして、支払督促は、印紙代が通常訴訟の半分で済み、出廷は不要です。 以上の点からすれば、支払督促はいい事ばかりのように... --- ### 少額訴訟について - Published: 2016-06-20 - Modified: 2016-06-20 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%8d%e3%83%83%e3%83%88%e4%b8%8a%e3%81%ae%e5%90%8d%e8%aa%89%e6%af%80%e6%90%8d%e3%80%81%e3%83%97%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%90%e3%82%b7%e3%83%bc%e4%be%b5%e5%ae%b3/ - カテゴリー: コラム 少額訴訟とは、60万円以下の金銭の支払いの請求を目的とする訴えであり、原則として1回の期日で審理を終え判決の言渡しまで行われることに特色があります。 この特色からすると、少額の債権回収にあたっては少額訴訟を積極的に利用するべきと考えられそうですが、必ずしもそうとはいえません。 というのは、少額訴訟には以下のようなデメリットがあるからです。 1.印紙代・郵便切手代がかかる。 2.出廷が必要である。 3.年間10回しか申立てができない。 4.1回の期日で終了してしまうので、すべての証拠を揃えて訴訟提... --- ### 弾劾裁判所とは - Published: 2016-06-11 - Modified: 2016-06-13 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e5%bc%be%e5%8a%be%e8%a3%81%e5%88%a4%e6%89%80/ - カテゴリー: コラム 1. 憲法78条は「裁判官は、裁判により、心身の故障のために職務を執ることができないと決定された場合を除いては、公の弾劾によらなければ罷免されない。裁判官の懲戒処分は、行政機関がこれを行ふことはできない」と規定しています。 この条文は、裁判官が独立してその職務を遂行するためには裁判官の身分が保障されていなければならないという考えに基づくものです。 2. 憲法78条によると、裁判官が罷免されるのは、①裁判により心身の故障のために職務を執ることができないと決定された場合と②公の弾劾による場合の2つに... --- ### 特定B型肝炎特措法の改正(提訴期限の延長) - Published: 2016-06-10 - Modified: 2016-06-13 - URL: https://orangeline-law.jp/column/217/ - カテゴリー: コラム 集団的予防接種によってB型肝炎に持続感染することになったB型肝炎感染者を救済するべく、「特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法」が制定されました。 同法に基づく給付金の支給を受けるためには裁判所に提訴する必要があり、その提訴期限は、施行の日(平成24年1月13日)から5年以内、つまり、平成29年1月12日までとされていました。 ところが、提訴者数は当初想定していた人数を大幅に下回った数で推移し、提訴期間が迫るなかで、給付金を受けられるにもかかわらず、提訴をしていない支給対象者... --- ### ある議案を否決する株主総会決議の取消しの訴えの可否(最高裁・平成28年3月4日判決) - Published: 2016-06-09 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e3%81%82%e3%82%8b%e8%ad%b0%e6%a1%88%e3%82%92%e5%90%a6%e6%b1%ba%e3%81%99%e3%82%8b%e6%a0%aa%e4%b8%bb%e7%b7%8f%e4%bc%9a%e6%b1%ba%e8%ad%b0%e3%81%ae%e5%8f%96%e6%b6%88%e3%81%97%e3%81%ae%e8%a8%b4%e3%81%88/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 会社法 民事訴訟を提起するためには、訴えの利益(紛争解決の必要性及び実効性)が必要とされてます。 ある議案を否決する株主総会決議に対してその決議の取消しの訴えについては、訴えの利益が認められるかについて、争いがありました。 この問題につき、最高裁は、ある議案を否決する株主総会の決議によって新たな法律関係が生じることはなく、また、決議を取り消すことによって新たな法律関係が生じるものでもないから、ある議案を否決する株主総会の決議の取消しを請求する訴えは不適法であると判断しました(最高裁・平成28年3月4日判... --- ### 個人情報保護法の改正(要配慮個人情報) - Published: 2016-06-08 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e6%94%b9%e6%ad%a3%ef%bc%88%e8%a6%81/ - カテゴリー: 個人情報保護 - タグ: 個人情報保護法 改正後の個人情報保護法では「要配慮個人情報」が保護の対象となりました(当コラムの過去の投稿参照)。 「要配慮個人情報」は「本人の人種、信条、社会的身分、病歴、犯罪の経歴、犯罪により害を被った事実その他本人に対する不当な差別、偏見その他の不利益が生じないようにその取扱いに特に配慮を要するものとして政令で定める記述等が含まれる個人情報」と定義されていますが(2条3項)、現在、個人情報保護委員会で、いかなるものを「政令」に含めるかについての検討が進められています。 これまでのところ、「病歴」に準ずるも... --- ### 花押の民法968条1項の押印要件該当性(最高裁・平成28年6月3日判決) - Published: 2016-06-06 - Modified: 2016-06-08 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e8%8a%b1%e6%8a%bc%e3%81%ae%e6%b0%91%e6%b3%95968%e6%9d%a11%e9%a0%85%e3%81%ae%e3%80%8c%e6%8a%bc%e5%8d%b0%e3%80%8d%e8%a6%81%e4%bb%b6%e8%a9%b2%e5%bd%93%e6%80%a7%ef%bc%88%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81/ - カテゴリー: コラム - タグ: 民法 民法968条1項は「自筆証書によって遺言をするには、遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない」と規定していますが、いわゆる「花押」を書くことは、この「印を押さなければならない」の要件を満たすのでしょうか。 この問題につき、最高裁は、花押を書くことは印章による押印と同視することはできず、民法968条1項の押印の要件を満たさないとの判断をしました(最高裁・平成28年6月3日判決)。 民法968条1項が押印を必要とした趣旨は、遺言の全文等の自書とあいまって遺言者の同一性... --- ### 女性の再婚禁止期間は6か月から100日に - Published: 2016-06-03 - Modified: 2016-06-03 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e5%a5%b3%e6%80%a7%e3%81%ae%e5%86%8d%e5%a9%9a%e7%a6%81%e6%ad%a2%e6%9c%9f%e9%96%93%e3%81%af6%e3%81%8b%e6%9c%88%e3%81%8b%e3%82%89100%e6%97%a5%e3%81%ab/ - カテゴリー: コラム - タグ: 民法 1. 平成27年12月16日、最高裁は、民法733条1項が女性の再婚禁止期間を前の婚姻の解消または取消しの日から6か月と定めていることにつき、100日を超える部分は憲法違反で無効であるとの判決をしました。 この判決を受けて民法の改正がされることになり、平成28年6月1日、成立しました。改正の内容は以下のとおりです。 (旧条文) 733条 1項 女は、前婚の解消又は取消しの日から六箇月を経過した後でなければ、再婚をすることができない。 2項 女が前婚の解消又は取消しの前から懐胎していた場合には、そ... --- ### 遺言書の文面全体に故意に斜線を引く行為が民法1024条の「故意に遺言書を破棄したとき」に該当するとされた事例(最高裁・平成27年11月20日判決) - Published: 2016-05-26 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e9%81%ba%e8%a8%80%e6%9b%b8%e3%81%ae%e6%96%87%e9%9d%a2%e5%85%a8%e4%bd%93%e3%81%ab%e6%95%85%e6%84%8f%e3%81%ab%e6%96%9c%e7%b7%9a%e3%82%92%e5%bc%95%e3%81%8f%e8%a1%8c%e7%82%ba%e3%81%8c%e6%b0%91%e6%b3%9510/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 民法, 注目民事裁判例, 相続 1 事案の概要 被相続人は、罫線が印刷された1枚の用紙に、同人の遺産の大半をYに相続させる内容の自筆証書遺言を作成しました。 被相続人が死亡した後、遺言書が発見されたのですが、その遺言書には、その文面全体の左上から右下にかけて赤色のボールペンで1本の斜線が引かれていました。遺言書の管理状況からこの斜線は、被相続人が書いたものであることが認められました。 Xは、このような斜線が引かれていたことは、民法1024条前段の「故意に遺言書を破棄したとき」に該当し、遺言は撤回されたものとみなされると主張しま... --- ### 「社労士のための最新労働裁判例勉強会」開催報告 - Published: 2016-05-17 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e3%80%8c%e7%a4%be%e5%8a%b4%e5%a3%ab%e3%81%ae%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ae%e6%9c%80%e6%96%b0%e5%8a%b4%e5%83%8d%e8%a3%81%e5%88%a4%e4%be%8b%e5%8b%89%e5%bc%b7%e4%bc%9a%e3%80%8d%e9%96%8b%e5%82%ac%e5%a0%b1/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法, 注目労働裁判例 5月16日に「社労士のための労働裁判例勉強会」を開催しました。 取り上げた裁判例は、以下の6つです。 メイン 大津地裁彦根支部・平成27年9月16日判決(労契法20条の不合理な労働条件の相違の意義) 最高裁・平成28年2月19日判決(就業規則に定められた労働条件の不利益変更に対する労働者の同意) サブ 東京地裁・平成27年10月2日判決(育児時短勤務を理由とする昇級抑制の違法性) 最高裁・平成27年6月8日判決(労災保険給付受給者への打切補償による解雇の可否) 東京地裁・平成25年9月11日判決... --- ### 割増賃金の計算方法②(割増賃金の割増率) - Published: 2016-05-10 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%89%b2%e5%a2%97%e8%b3%83%e9%87%91%e3%81%ae%e8%a8%88%e7%ae%97%e6%96%b9%e6%b3%95%e2%91%a1/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 割増賃金の割増率は以下のとおりです。 1.1日8時間以上時間外労働 原則 2割5分(法37条1項本文、2項、割増賃金令) 1日8時間以上時間外労働、かつ、深夜労働(午後10時~午前5時) 5割(施行規則20条1項) 1日8時間以上時間外労働、かつ、法定休日労働 3割5分(法37条1項本文、2項、割増賃金令) 1日8時間以上時間外労働、かつ、60時間超時間外労働 5割(法37条1項但書) 2.週40時間以上時間外労働 原則 2割5分(法37条1項本文、2項、割増賃金令) 週40時間以上時間外労働、... --- ### 割増賃金の計算方法① - Published: 2016-05-09 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%89%b2%e5%a2%97%e8%b3%83%e9%87%91%e3%81%ae%e8%a8%88%e7%ae%97%e6%96%b9%e6%b3%95/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 1. 割増賃金の金額は、1時間あたりの賃金額 × 時間外労働の時間 × 割増率 によって求められます。 2. 1時間あたりの賃金額の主な計算方法は、以下のとおりです(労基規則19条)。 1 時間給 : その金額 2 日給  : 日給を1日の所定労働時間数で除した金額 3 週給  : 週給を1週間の所定労働時間数で除した金額 4 月給  : 月給を1月の所定労働時間数で除した金額 5 出来高払制 : 賃金の総額を賃金算定期間の所定労働時間数で除した金額 3. 割増賃金の算定の基礎となる賃金は、使用... --- ### 法定労働時間、法定休日労働、法内時間外労働、法定外休日労働の区別 - Published: 2016-05-06 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e6%b3%95%e5%ae%9a%e5%8a%b4%e5%83%8d%e6%99%82%e9%96%93%e3%80%81%e6%b3%95%e5%ae%9a%e4%bc%91%e6%97%a5%e5%8a%b4%e5%83%8d%e3%80%81%e6%b3%95%e5%86%85%e6%99%82%e9%96%93%e5%a4%96%e5%8a%b4%e5%83%8d%e3%80%81/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 1. 法定時間外労働とは、労基法32条に定める法定労働時間、すなわち、1日8時間または1週40時間を超える労働のことをいい、法定休日労働とは、労基法35条に定める法定休日における労働のことをいいます。 一方、法内時間外労働とは、所定労働時間が法定労働時間よりも短い場合に、所定労働時間を超えて法定労働時間の範囲内で行われる労働のことをいいます。例えば、所定労働時間が7時間である場合、7時間を超え8時間までの労働がこれに該当します。また、法定外休日労働とは、所定休日が法定休日よりも多く設定されている... --- ### 労働時間について(休憩時間) - Published: 2016-05-04 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e6%99%82%e9%96%93%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%ef%bc%88%e4%bc%91%e6%86%a9%e6%99%82%e9%96%93%ef%bc%89/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 使用者は、労働時間が6時間を超える場合は少くとも45分、8時間を超える場合は少くとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければなりません(労基法34条1項)。 ここでいう労働時間とは、実労働時間のことを指します。 使用者は、休憩時間を自由に利用させなければなりません(労基法34条3項)。 では、使用者は、休憩時間につきいかなる規制をすることも許されないのでしょうか。 この点につき、最高裁は、休憩時間の自由とは時間を自由に利用することが認められたものにすぎず、休憩時間の自由利用が企業施設内で行... --- ### 労働時間の原則(法定労働時間) - Published: 2016-05-03 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e6%99%82%e9%96%93%e3%81%ae%e5%8e%9f%e5%89%87%ef%bc%88%e6%b3%95%e5%ae%9a%e5%8a%b4%e5%83%8d%e6%99%82%e9%96%93%ef%bc%89/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法 使用者は、1週間については40時間を超えて、1週間の各日については8時間を超えて、労働させてはなりません(法定労働時間。労基法32条)。 就業規則等で、所定労働時間を1日10時間と定めたとしても、8時間を超える2時間部分は無効となります。 労働組合または労働者の代表者との間で協定(いわゆる「サブロク協定」)を締結し行政官庁に届出をした場合は、法定労働時間を超えて労働させることができますが(労基法36条)、法定労働時間を超える労働時間については、割増賃金を支払わなければなりません(労基法37条)。... --- ### 非上場会社の場合の「募集株式を引き受ける者に特に有利な金額」該当性の判断方法(最高裁・平成27年2月19日判決) - Published: 2016-04-26 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/202/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 会社法, 注目会社法裁判例 1. 株式会社が新株発行または自己株式の処分をするとき、払込金額が「募集株式を引き受ける者に特に有利な金額」である場合、募集事項の決定は株主総会の特別決議によらなければならず、取締役は、株主総会において、その金額でその者の募集をすることを必要とする理由を説明しなければなりません。 2. 非上場会社の場合の「特に有利な金額」該当性の判断方法につき、最高裁は、以下のような見解を示しました(平成27年2月19日判決)。 非上場会社の株価の算定方法は様々な方法があり、どのような場合にどの評価手法を用いる... --- ### 定期借家契約とは?⑤(再契約) - Published: 2016-04-21 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%80%9f%e5%ae%b6%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f%e2%91%a4%ef%bc%88%e5%86%8d%e5%a5%91%e7%b4%84%ef%bc%89/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: 民法, 賃貸借契約 定期借家契約は、契約の更新がない旨を定めるものですから、更新をすることはできません。 しかし、期間満了にあたり、同一内容の定期借家契約を締結することはできます。 この場合、最も注意しなければならないのは、同一内容とはいえ新たに定期借家契約を締結するので、改めて、契約の更新がないことの事前説明をしなければならないことです。 また、普通借家契約の場合、連帯保証人は、更新時に何の手続きをしなくても、原則として更新後の債務も保証することになりますが、定期借家契約の場合は、その都度、連帯保証人をつける手続... --- ### 定期借家契約とは?④(定期借家契約への切り替え) - Published: 2016-04-20 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%80%9f%e5%ae%b6%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f%e2%91%a3%ef%bc%88%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%80%9f%e5%ae%b6%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%b8%e3%81%ae%e5%88%87%e3%82%8a%e6%9b%bf/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: 民法, 賃貸借契約 普通借家契約を定期借家契約に切り替えることはできるのでしょうか。 この点については、平成12年3月1日以前に締結された居住用建物の借家契約は、定期借家契約に切り替えることはできません(良質な賃貸住宅等の供給の促進に関する特別措置法附則3条) 逆にいえば、平成12年3月1日以前に締結された借家契約であっても、居住用の建物の借家契約でない場合は切り替えができますし、平成12年3月1日以後に締結された借家契約は居住用の建物の借家契約であっても、切り替えができることになります。 なお、上記特別措置法附則... --- ### 定期借家契約とは?③(賃借人による中途解約) - Published: 2016-04-19 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%80%9f%e5%ae%b6%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f%e2%91%a2%ef%bc%88%e8%b3%83%e5%80%9f%e4%ba%ba%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e4%b8%ad%e9%80%94%e8%a7%a3%e7%b4%84%ef%bc%89/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: 民法, 賃貸借契約 定期借家契約の場合、賃借人は、中途解約をする権利が留保されている場合はそれにより中途解約をすることができ、逆に、中途解約をする権利が留保されていない場合は契約期間満了まで中途解約することができません。 これは期間の定めのある普通借家契約の場合と同様です。 もっとも、床面積が200平方メートル未満の居住用建物の定期借家契約の場合、転勤、療養、親族の介護その他のやむを得ない事情により、賃借人が建物を生活の本拠として使用することが困難となったときは、賃借人は、中途解約の申入れをすることができるとされて... --- ### 定期借家契約とは?②(成立要件) - Published: 2016-04-18 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%80%9f%e5%ae%b6%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f%e2%91%a1%ef%bc%88%e6%88%90%e7%ab%8b%e8%a6%81%e4%bb%b6%ef%bc%89/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: 民法, 賃貸借契約 定期借家契約は明確に期限を区切って物件を貸すことを可能にする制度ですが(普通借家契約との違いは前述)、定期借家契約を締結するためには一定の要件を満たす必要があります。 まず、定期借家契約を締結する場合は、普通借家契約とは異なり、書面によって契約をしなければなりません(借地借家法38条1項)。 なお、条文上「公正証書」という文言がありますが、これは書面の例示であって、必ずしも公正証書でなければならないということではありません。むしろ、そうではない場合が圧倒的多数でしょう。 次に、定期借家契約を締結... --- ### 契約書と消費者契約法 - Published: 2016-04-13 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/%e5%a5%91%e7%b4%84%e6%9b%b8%e3%81%a8%e6%b6%88%e8%b2%bb%e8%80%85%e5%a5%91%e7%b4%84%e6%b3%95/ - カテゴリー: 契約書 - タグ: 契約書, 消費者契約法 契約書で取り決めをした場合、基本的にその内容に拘束されます。 では、どのような内容であっても、相手を拘束できるのでしょうか。 例えば、「当社に債務不履行があったとしても、一切の損害賠償責任を負いません」、「契約後に解約する場合は、いつ解約する場合であっても、契約金額の80%を支払わなければなりません」という条項があった場合はどうでしょうか。 この点、消費者契約法という法律があり、同法上の「消費者」と「事業者」が契約をした場合は、契約内容に制限がかけられます。 同法が適用される場合、前者の条項につ... --- ### 弁護士バッジ - Published: 2016-04-08 - Modified: 2016-04-07 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e5%bc%81%e8%ad%b7%e5%a3%ab%e3%83%90%e3%83%83%e3%82%b8/ - カテゴリー: コラム - タグ: 弁護士業務 写真は弁護士紀章、いわゆる弁護士バッジです。 バッジ全体は16弁のひまわりの花を表しており、花の中心に天秤が配されています。ひまわりは自由と正義を、天秤は公正と平等を追い求めることを意味しています。 ちなみに、検察官にもバッジがあり、紅色の旭日に菊の白い花弁と金色の葉があしらわれ、「秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)のバッジ」と言われています。 --- ### メンタルヘルスと使用者の安全配慮義務 - Published: 2016-04-07 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%ab%e3%83%98%e3%83%ab%e3%82%b9%e3%81%a8%e4%bd%bf%e7%94%a8%e8%80%85%e3%81%ae%e5%ae%89%e5%85%a8%e9%85%8d%e6%85%ae%e7%be%a9%e5%8b%99/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 労働法, 注目労働裁判例 判例によれば「使用者は、その雇用する労働者に従事させる業務を定めてこれを管理するに際し、業務の遂行に伴う疲労や心理的負荷等が過度に蓄積して労働者の心身の健康を損なうことがないよう注意する義務を負う」とされています(最高裁・平成12年3月24日判決・電通事件)。 では、過剰な業務とうつ病になってしまったこととの間に因果関係が認められる場合に、本人がうつ病親和性ないし病前性格であることは、使用者が賠償すべき金額を減じる理由となるのでしょうか。 この点、判例は「企業等に雇用される労働者の性格が多様のも... --- ### 生命保険金と遺産分割②(特別受益) - Published: 2016-04-05 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e7%94%9f%e5%91%bd%e4%bf%9d%e9%99%ba%e9%87%91%e3%81%a8%e9%81%ba%e7%94%a3%e5%88%86%e5%89%b2%e2%91%a1%ef%bc%88%e7%89%b9%e5%88%a5%e5%8f%97%e7%9b%8a%ef%bc%89/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 民法, 注目民事裁判例, 相続 民法上、共同相続人の中に生前に贈与を受けたりして特別な利益を受けた者がいる場合、被相続人が相続開始時に有していた財産にその特別な利益の額を加えたものを相続財産とみなして、相続分を算定するとされています(民法903条)。 この条文の趣旨は、被相続人は特別な利益を受けたことは相続分の前渡しなのであり、これを考慮せずに相続分を算定することになれば、共同相続人間で不公平になるということにあります。 この特別な利益のことを「特別受益」といいます。 では、共同相続人のひとりが生命保険金を受け取った場合、生命... --- ### 社労士のための最新労働裁判例勉強会 - Published: 2016-04-05 - Modified: 2016-04-05 - URL: https://orangeline-law.jp/infomation/%e7%a4%be%e5%8a%b4%e5%a3%ab%e3%81%ae%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ae%e6%9c%80%e6%96%b0%e5%8a%b4%e5%83%8d%e8%a3%81%e5%88%a4%e4%be%8b%e5%8b%89%e5%bc%b7%e4%bc%9a/ - カテゴリー: お知らせ - タグ: 注目労働裁判例 社労士さん向けの最新労働判例の勉強会です! 社労士実務に関係があると思われる最新の重要裁判例をピックアップして竹村が解説します!! なお、社労士の資格が無くても参加可です。労働判例を勉強したい方はどなたでも歓迎します。 日時:5月16日(月)午後3時15分から午後5時45分まで(開場は午後3時から) 会場:「コンファレンス東京」ルームB+C 新宿駅から徒歩3分です。 東京都新宿区西新宿1-19-5 新宿幸容ビル4F 費用:3500円(税込)(判決文が不要な方は3000円) 取り上げる裁判例は メ... --- ### 生命保険金と遺産分割①(遺産該当性) - Published: 2016-04-01 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e7%94%9f%e5%91%bd%e4%bf%9d%e9%99%ba%e9%87%91%e3%81%a8%e9%81%ba%e7%94%a3%e5%88%86%e5%89%b2%e2%91%a0%ef%bc%88%e9%81%ba%e7%94%a3%e8%a9%b2%e5%bd%93%e6%80%a7%ef%bc%89/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 民法, 相続 被相続人Xには、相続人として妻Aと子Bがいるものとします。 Xは、生前、生命保険に加入しており、Aを死亡保険金の受取人としていました。Xが死亡したので、保険会社からAに死亡保険金が振り込まれました。Bはこの生命保険金を遺産分割の対象に含めるべきと主張しました。 Bの主張は認められるのでしょうか。 このような相続人のなかの特定の者を保険金受取人と指定した場合につき、判例(最高裁・昭和40年2月2日判決)は、保険契約の効力発生と同時に指定された相続人の固有財産となるとして、生命保険金は相続財産には含... --- ### 内容証明郵便の意義 - Published: 2016-03-31 - Modified: 2016-03-30 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e5%86%85%e5%ae%b9%e8%a8%bc%e6%98%8e%e9%83%b5%e4%be%bf%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/ - カテゴリー: コラム 「内容証明」ということばを聞いたことはあるのではないでしょうか。そして、「内容証明が送られてきたら一大事!!」と思われる方が多いのでないでしょうか。 しかし、それは多分に「内容証明」というものに対する誤解が含まれているように思います。 そもそも、内容証明とは「いつ、いかなる内容の文書を誰から誰あてに差し出されたかということを、差出人が作成した謄本によって日本郵便が証明する制度」のことをいいます(日本郵便ホームページより)。 もう少しかみ砕いていうと、内容証明とは、「いつ、誰が、どのような内容の文... --- ### 賃借人の自殺による損害賠償責任 - Published: 2016-03-30 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e8%b3%83%e5%80%9f%e4%ba%ba%e3%81%ae%e8%87%aa%e6%ae%ba%e3%81%a8%e9%80%a3%e5%b8%af%e4%bf%9d%e8%a8%bc%e4%ba%ba%e3%81%ae%e8%b2%ac%e4%bb%bb/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: 民法, 賃貸借契約 賃借人は、目的物を善良な管理者の注意をもって使用収益する義務(善管注意義務)を負っています。 では、物件内において自殺しないようにすることがこの義務の内容に含まれるのでしょうか。 近時の裁判例では、物件内部において賃借人が自殺をした場合、当該物件の使用につき心理的な嫌悪感が生じるのが通常であり、このような事情が知られば、当該物件につき賃借人となる者が一定期間現れなかったり、適正賃料よりも相当低額でなければ賃貸できなくなることは明らかであるとして、当該物件内部において自殺しないように配慮することも... --- ### 個人情報保護法の改正⑦(利用目的の変更) - Published: 2016-03-25 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%91%a6%ef%bc%88%e5%88%a9%e7%94%a8%e7%9b%ae%e7%9a%84%e3%81%ae%e5%a4%89%e6%9b%b4%ef%bc%89/ - カテゴリー: 個人情報保護 - タグ: 個人情報保護法 改正前の個人情報保護法では「利用目的を変更する場合には、変更前の利用目的と『相当の関連性』を有すると合理的に認められる範囲を超えて行ってはならない」とされていました(改正前15条2項)。 改正後の同法では「相当の関連性」が「関連性」となりました(「相当の」が削られた)。 これは利用目的の変更の制限の緩和といえます。 もっとも、利用目的を特定し、その利用目的の範囲で個人情報を取り扱うことが同法の核心であることからすれば、「相当の」が削られたとはいえ、極めて関連性が低いような場合にまで、変更を認める... --- ### 個人情報保護法の改正⑥(トレーサビリティの確保) - Published: 2016-03-21 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%91%a5%ef%bc%88%e3%83%88%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%b5%e3%83%93%e3%83%aa%e3%83%86%e3%82%a3%e3%81%ae%e7%a2%ba/ - カテゴリー: 個人情報保護 - タグ: 個人情報保護法 改正前の個人情報保護法では、「個人情報取扱事業者は、偽りその他不正の手段により個人情報を取得してはならない」とされています(改正前17条)。 しかし、某通信教育事業者の個人情報漏洩事件を契機に、不正に取得した個人データを販売することを業とする「名簿屋」の存在が明らかになるとともに、その名簿を利用する事業者の存在も浮き彫りとなりました。 そこで、改正後の個人情報保護法では、個人情報取扱事業者は、個人データを第三者に提供したときは、当該個人データを提供した年月日、当該第三者の氏名または名称その他の個... --- ### 個人情報保護法の改正⑤(オプトアウト手続きの厳格化) - Published: 2016-03-20 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%91%a4%ef%bc%88%e3%82%aa%e3%83%97%e3%83%88%e3%82%a2%e3%82%a6%e3%83%88%e6%89%8b%e7%b6%9a%e3%81%8d%e3%81%ae/ - カテゴリー: 個人情報保護 - タグ: 個人情報保護法 個人データを第三者に提供する場合、原則として本人の同意が必要ですが、改正前の個人情報保護法は、本人の求めに応じて当該本人が識別される個人データの第三者への提供を停止することとしている場合であって、①第三者への提供を利用目的とすること、②第三者に提供される個人データの項目、③第三者への提供の手段または方法、④本人の求めに応じて当該本人が識別される個人データの第三者への提供を停止することについて、あらかじめ、本人に通知し、または、本人が容易に知りうる状態に置いているときは、あらかじめ、本人の同意を得... --- ### 個人情報保護法の改正④(個人情報取扱事業者) - Published: 2016-03-14 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%91%a3%ef%bc%88%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e5%8f%96%e6%89%b1%e4%ba%8b%e6%a5%ad%e8%80%85%ef%bc%89/ - カテゴリー: 個人情報保護 - タグ: 個人情報保護法 改正前の個人情報保護法は「個人情報取扱事業者」から、「その事業の用に供する個人情報データベース等を構成する個人情報によって識別される特定の個人の数(中略)の合計が過去6月以内のいずれの日においても5000を超えない者」を除外していました(改正前2条3項5号、同法施行令2条柱書)。 この点、改正後の個人情報保護法では、改正前2条3項5号は削除され、その一方で、「個人情報データベース等」から「利用方法からみて個人の権利利益を害するおそれが少ないものとして政令で定めるもの」が除外されることになりました... --- ### 個人情報保護法の改正③(匿名加工情報) - Published: 2016-03-08 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%91%a2%ef%bc%88%e5%8c%bf%e5%90%8d%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e6%83%85%e5%a0%b1%ef%bc%89/ - カテゴリー: 個人情報保護 - タグ: 個人情報保護法 改正後の個人情報保護法は「匿名加工情報」という概念を新たに設けました。 「匿名加工情報」とは、特定の個人を識別することができないように個人情報を加工して得られる個人に関する情報であって、当該個人情報を復元することができないようにしたもののことをいいます(改正後の2条9項)。 「匿名加工情報」は、個人情報に該当しないので、利用目的を特定する必要もなく、第三者に提供することについての本人の同意も不要です。 もっとも、「匿名加工情報」というためには、個人情報保護委員会が定める加工方法により、個人情報を... --- ### 個人情報保護法の改正②(要配慮個人情報) - Published: 2016-03-07 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e3%81%ae%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%91%a1%ef%bc%88%e8%a6%81%e9%85%8d%e6%85%ae%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%ef%bc%89/ - カテゴリー: 個人情報保護 - タグ: 個人情報保護法 改正前の個人情報保護法はいわゆる機微情報(センシティブ情報)を保護の対象とはしていませんでしたが、改正後の同法は「要配慮個人情報」の規定を設け、機微情報を保護の対象としました。 「要配慮個人情報」とは、「本人の人種、信条、社会的身分、病歴、犯罪の経歴、犯罪により害を被った事実その他本人に対する不当な差別、偏見その他の不利益が生じないようにその取扱いに特に配慮を要するものとして政令で定める記述等が含まれる個人情報」と定義されています(改正後2条3項)。 「要配慮個人情報」は、原則として、あらかじめ... --- ### 個人情報保護法の改正①(個人情報の定義) - Published: 2016-03-04 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/personal-information/%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b3%95%e6%94%b9%e6%ad%a3%e2%91%a0%ef%bc%88%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9%ef%bc%89/ - カテゴリー: 個人情報保護 - タグ: 個人情報保護法 平成27年9月、個人情報保護法の改正案が可決成立しました。 この改正により、個人情報保護法がどのように変わることになるのかについて、連載していこうと思います。 第1回目の今回は、個人情報保護法の定義規定についてです。 改正前の個人情報保護法は、個人情報を「生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)をいう」と定義して... --- ### 注目労働裁判例(労契法20条の「不合理と認められるもの」の意義及び同条違反の効果・大津地裁彦根支部・平成27年9月16日判決) - Published: 2016-03-01 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e9%87%8d%e8%a6%81%e8%a3%81%e5%88%a4%e4%be%8b%e3%83%bb%e5%8a%b4%e5%a5%91%e6%b3%95%ef%bc%92%ef%bc%90%e6%9d%a1%e3%81%ae%e3%80%8c%e4%b8%8d%e5%90%88%e7%90%86%e3%81%a8%e8%aa%8d%e3%82%81/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 注目労働裁判例 この記事は更新版が存在します。リンク先をご参照ください。 大津地裁彦根支部・平成27年9月16日判決 労働期間の期間の定めのある労働者と期間の定めのない労働者の労働条件の相違は不合理なものであってはならないとする労働契約法20条の解釈が争点となった裁判例です。 判決のポイントは以下のとおり。 1. 労契法20条の「不合理と認められるもの」とは「有期契約労働者と無期契約労働者間の当該労働条件上の相違が,それら労働者間の職務内容や職務内容・配置の変更の範囲の異同にその他の事情を加えて考察して,当該企... --- ### 刑の一部執行猶予制度 - Published: 2016-02-22 - Modified: 2016-04-15 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e5%88%91%e3%81%ae%e4%b8%80%e9%83%a8%e5%9f%b7%e8%a1%8c%e7%8c%b6%e4%ba%88%e5%88%b6%e5%ba%a6/ - カテゴリー: コラム - タグ: 刑事法 刑法等の改正により、平成28年6月までに「刑の一部執行猶予」の制度が開始されます。 これまでの刑事裁判では、言い渡された刑の全期間を服役しなければならないか、あるいは、その全期間を執行猶予とするかのどちらかしか選択肢がありませんでした。しかし、この制度が導入されることにより「刑の一部を執行猶予とする」といういわば中間的な刑罰を科すことが可能となります。 より具体的には「懲役3年。うち6か月について、その刑の執行を2年間猶予する」との判決ができるようになり、年6か月刑務所に行き、その後釈放されて、... --- ### 定期借家契約とは?①(普通賃貸借契約との違い) - Published: 2016-02-16 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/lease/%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e5%80%9f%e5%ae%b6%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f%e2%91%a0/ - カテゴリー: 不動産・賃貸借契約 - タグ: 民法 「分譲マンションを所有しているが、2年間転勤することになったので、その期間だけ貸したい」 このようなニーズがある場合、定期賃貸借制度の利用を検討するべきです。 定期借家契約とは、書面により賃貸借契約書を締結する等の一定の要件を満たすことにより、契約期間の満了によって確定的に建物賃貸借契約を終了させることができる賃貸借契約のことをいいます。 では、定期借家契約ではなく、普通の建物賃貸借契約では何が問題なのでしょうか。 定期賃貸借ではない普通の建物賃貸借契約の場合、建物の賃貸人が更新の拒絶または賃貸... --- ### 自筆証書遺言について④(押印の要件) - Published: 2016-02-15 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e8%87%aa%e7%ad%86%e8%a8%bc%e6%9b%b8%e9%81%ba%e8%a8%80%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e2%91%a3%ef%bc%88%e6%8a%bc%e5%8d%b0%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6%ef%bc%89/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 民法 民法968条によれば、自筆証書遺言には「押印」が必要とされています。 この押印はどのような印鑑を用いればいいのでしょうか。実印でなければならないのでしょうか。 この点については、実印である必要はなく、認印でも構わないとされています。それどころか、判例によれば、印鑑を用いる必要すらなく、指印でも足りるとされています(最高裁・平成元年2月16日判決)。 では、押印はどこにする必要があるのでしょうか。 この点については、特に制限は無く、遺言書本文の入れられた封筒の封じ目にされた押印でも有効とした判例が... --- ### 自筆証書遺言について③(日付の要件) - Published: 2016-02-13 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e8%87%aa%e7%ad%86%e8%a8%bc%e6%9b%b8%e9%81%ba%e8%a8%80%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e2%91%a2%ef%bc%88%e6%97%a5%e4%bb%98%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6%ef%bc%89/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 民法 民法968条によれば、自筆証書遺言は「遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し」なければならないとされています。 この日付とは、特定の年月日のことをいい、年月の記載はあるが日の記載がないときは無効です(最高裁・昭和52年11月29日判決)。 では、「●年●月吉日」と記載した場合はどうでしょうか。 最高裁によれば、このような記載では特定の日を表示したものとはいえず、無効となります(最高裁・昭和54年5月31日判決)。 --- ### 自筆証書遺言について②(自書の要件) - Published: 2016-02-12 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e8%87%aa%e7%ad%86%e8%a8%bc%e6%9b%b8%e9%81%ba%e8%a8%80%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e2%91%a1%ef%bc%88%e8%87%aa%e7%bd%b2%e3%81%ae%e8%a6%81%e4%bb%b6%ef%bc%89/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 民法 民法968条によれば、自筆証書遺言は「遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し」なければならないとされています。 したがって、ワープロ等で作成されたものは、無効となってしまいます。 では、手が震えるなどするため文字を書くことが困難な者が他人の添え手による補助を受けて遺言を作成した場合、「自書」したといえるのでしょうか。 この点につき、最高裁(昭和62年10月8日判決)は、自筆証書遺言は他の方式の遺言と異なり証人や立会人の立会を要しないなど、最も簡易な方式の遺言であり、それだけに偽造、変造の危険が... --- ### 自筆証書遺言について①(総論) - Published: 2016-02-11 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/inheritance/%e8%87%aa%e7%ad%86%e8%a8%bc%e6%9b%b8%e9%81%ba%e8%a8%80%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e2%91%a0%ef%bc%88%e7%b7%8f%e8%ab%96%ef%bc%89/ - カテゴリー: 相続・遺言 - タグ: 民法 民法は、普通の方式の遺言として、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3種類を認めています(民法967条)。 このうち、自筆証書遺言については、民法968条に定めがあり、「遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない」(同条1項)、「自筆証書中の加除その他の変更は、遺言者が、その場所を指示し、これを変更した旨を付記して特にこれに署名し、かつ、その変更の場所に印を押さなければ、その効力を生じない」(同条2項)とされています。 わずか1条の条文であり、非常に単純なよう... --- ### 性同一性障害による性別変更×民法・その2 - Published: 2016-01-31 - Modified: 2016-02-17 - URL: https://orangeline-law.jp/column/107/ - カテゴリー: コラム - タグ: 民法, 注目民事裁判例 性同一性障害を理由に男性に性別変更をしたA(生物学的には女性)が妻Bと結婚。結婚後、妻Bは、夫Aの同意のもと、夫A以外の男性Cの精子を用いた人工授精によって、子どもDを出生。区役所に出生届を出したところ、「父」の欄が空欄とされたので、AとBは「父」の欄を「A」と訂正することを求めて提訴(以上、前回の話)。 この問題について、高等裁判所は「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する」という民法772条1項は、このような推定をすることで、家庭の平和を維持し、夫婦関係の秘事を公にすることを防ぐとともに... --- ### 性同一性障害による性別変更×民法・その1 - Published: 2016-01-30 - Modified: 2016-02-17 - URL: https://orangeline-law.jp/column/%e6%80%a7%e5%90%8c%e4%b8%80%e6%80%a7%e9%9a%9c%e5%ae%b3%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e6%80%a7%e5%88%a5%e5%a4%89%e6%9b%b4x%e6%b0%91%e6%b3%95%e3%83%bb%e3%81%9d%e3%81%ae%ef%bc%91/ - カテゴリー: コラム - タグ: 民法, 注目民事裁判例 性同一性障害を理由に男性に性別変更をしたA(生物学的には女性)が妻Bと結婚。結婚後、妻Bは、夫Aの同意のもと、夫A以外の男性Cの精子を用いた人工授精によって、子どもDを出生。 この場合、子どもDの戸籍上の父はどのように記載されるのか。 この問題の前提として、民法には「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する」という条文があります(772条1項)。 この条文によると、Dは妻Bが婚姻中に懐胎した子ですから、Dの父は夫であるAということになりそうです。 しかし、Aは生物学的に子どもをもうけることはで... --- ### マイナンバー×税理士・社労士 顧問契約書は大丈夫ですか?? - Published: 2016-01-26 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/%e3%83%9e%e3%82%a4%e3%83%8a%e3%83%b3%e3%83%90%e3%83%bcx%e7%a8%8e%e7%90%86%e5%a3%ab%e3%83%bb%e7%a4%be%e5%8a%b4%e5%a3%ab%e3%80%80%e5%a5%91%e7%b4%84%e6%9b%b8%e3%81%af%e5%a4%a7%e4%b8%88%e5%a4%ab/ - カテゴリー: 契約書 - タグ: 契約書 マイナンバーを扱う業務の一部を税理士さん、社労士さんにお任せしている企業または個人事業主の方は多いのではないでしょうか?? しかし、その税理士さん、社労士さんとの顧問契約書はマイナンバーに対応していますか?? いわゆる「マイナンバーガイドライン」によると、「委託契約の締結については、契約内容として、秘密保持義務、事業所内 からの特定個人情報の持出しの禁止、特定個人情報の目的外利用の禁止、 再委託における条件、漏えい事案等が発生した場合の委託先の責任、委託契約終了後の特定個人情報の返却又は廃棄、従... --- ### マイナンバー管理における顧問契約書の注意点 > マイナンバーの管理を税理士・社労士に委託している方は注意が必要です。マイナンバーカードの取扱いについての顧問契約書の注意点を解説 - Published: 2016-01-26 - Modified: 2023-08-29 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/komon-keiyakusyo/ - カテゴリー: 契約書 - タグ: マイナンバー, 顧問契約書 マイナンバーを扱う業務の一部を税理士さん、社労士さんにお任せしている企業または個人事業主の方は多いのではないでしょうか?? しかし、その税理士さん、社労士さんとの顧問契約書はマイナンバーに対応していますか?? いわゆる「マイナンバーガイドライン」によると、「委託契約の締結については、契約内容として、秘密保持義務、事業所内 からの特定個人情報の持出しの禁止、特定個人情報の目的外利用の禁止、 再委託における条件、漏えい事案等が発生した場合の委託先の責任、委託契約終了後の特定個人情報の返却又は廃棄、従... --- ### メンタル不全者に対する懲戒処分(日本ヒューレット・パッカード事件・最高裁平成24年4月27日判決・集民240号237頁) - Published: 2016-01-18 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/corporate/%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%ab%e4%b8%8d%e5%85%a8%e8%80%85%e3%81%ab%e5%af%be%e3%81%99%e3%82%8b%e6%87%b2%e6%88%92%e5%87%a6%e5%88%86%ef%bc%88%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%83%92%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%83%ac/ - カテゴリー: 企業法務(労働・労基) - タグ: 注目労働裁判例 事案の概要  原告(被処分者)は、被害妄想などの何らかの精神的な不調により、実際には事実として存在しないにもかかわらず、約3年間にわたり加害者集団からその依頼を受けた専門業者や協力者らによる盗撮や盗聴等を通じて日常生活を監視され、これらにより蓄積された情報を共有する加害者集団から職場の同僚らを通じて自己に関する情報のほのめかし等の嫌がらせを受けているとの認識を持っていました。  そのため、原告は、同僚らの嫌がらせにより自らの業務に支障が生じており、自己に関する情報が外部に漏えいされる危険もあると... --- ### セミナー情報「朝ラボ勉強会」 - Published: 2016-01-06 - Modified: 2016-02-17 - URL: https://orangeline-law.jp/infomation/%e3%80%90%e6%9c%9d%e3%83%a9%e3%83%9c%e5%8b%89%e5%bc%b7%e4%bc%9a%e3%80%91/ - カテゴリー: お知らせ アントレ・ラボコーポレーションさん主催の勉強会「朝ラボ勉強会」でお話しさせて頂くことになりました!! 毎月1回、時事ネタを弁護士の視点でざっくらばらんにお話しいたします。 第1回目は「民泊ビジネスに参入するために知っておくべきこと」。 日時:1月27日(水)7:30~8:30 場所:東京都新宿区新宿1丁目30-11 ビル・プランタン6F 会費:2,000円 申込方法等の詳細はリンク先をご確認ください。 http://www. entrelabo. co. jp/news/houmu 皆さまのご参加をお... --- ### どちらの負担??(その2・請負契約とは?) - Published: 2015-12-15 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/%e3%81%a9%e3%81%a1%e3%82%89%e3%81%ae%e8%b2%a0%e6%8b%85%ef%bc%9f%ef%bc%88%e3%81%9d%e3%81%ae%ef%bc%92%e3%83%bb%e8%ab%8b%e8%b2%a0%e5%a5%91%e7%b4%84%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f%ef%bc%89/ - カテゴリー: 契約書 前回の設例の解答は「設例の事実関係だけでは判断がつかない」だと思います。 と答えだけ書いても意味がないので解説をします。 この問題は簡単そうに見えて、実はいろいろと複雑な問題を含んでいます。 ということで、まずは民法の規定を確認したいと思います。 民法上、請負契約は「請負人が仕事の完成を約束し、注文者がその成果に対して報酬を支払う契約」であるとされています(民法632条)。 つまり、民法の条文からすると、請負契約を締結した以上、請負人は仕事を完成させる義務を負っているのであり、仕事の途中で目的物... --- ### 契約書にまつわるトラブルを弁護士が解説 - Published: 2015-12-15 - Modified: 2024-03-07 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/ukeoi-keiyaku/ - カテゴリー: 契約書 - タグ: 請負契約 X工務店は、Y氏から依頼を受け、Y氏の自宅にカーポートを設置する旨の契約をしました。 ところが、 工事の途中でY氏の隣家で火災が発生し、その火が設置中のカーポートに燃え移り、カーポートは溶けて使いものにならなくなってしまいました。 X工務店がY氏に対して「カーポートをもう1回最初から設置し直さなければならなくなったのだから、その分増える費用は支払ってください」と言ったところ、Y氏は「最初からやり直さなければならなくなったのは私のせいではない。費用が余分にかかることになったとしても、私が負担する必... --- ### どちらの負担??(その1・設例) - Published: 2015-12-12 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/contract/%e3%81%a9%e3%81%a1%e3%82%89%e3%81%ae%e8%b2%a0%e6%8b%85%ef%bc%9f/ - カテゴリー: 契約書 - タグ: 契約書, 民法 X工務店は、Y氏から依頼を受け、Y氏の自宅にカーポートを設置する旨の契約をしました。ところが、工事の途中でY氏の隣家で火災が発生し、その火が設置中のカーポートに燃え移り、カーポートは溶けて使いものにならなくなってしまいました。 X工務店がY氏に対して「カーポートをもう1回最初から設置し直さなければならなくなったのだから、その分増える費用は支払ってください」と言ったところ、Y氏は「最初からやり直さなければならなくなったのは私のせいではない。費用が余分にかかることになったとしても、私が負担する必要は... --- ### 弁護士竹村淳ウェブサイト公開! - Published: 2015-11-27 - Modified: 2023-11-23 - URL: https://orangeline-law.jp/infomation/web%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%88%e5%85%ac%e9%96%8b%e3%81%ae%e3%81%94%e6%8c%a8%e6%8b%b6/ - カテゴリー: お知らせ このたびは、「弁護士竹村淳」のホームページにアクセスして頂き、ありがとうございます! このコラムでは、法律問題だけでなく、「敷居が高い」と思われがちな「弁護士」という存在を、もっと身近に感じてもらえるようなやわらかい情報も提供したいと考えています。 今後の更新にご期待ください!! よろしくお願いいたします! ---